人口
人口学 1はヒトの人口の科学的研究をいい、主としてその大きさ、構造 2そしてその成長発展を研究対象とする。それは人口の一般的属性の量的側面を取り扱うものである。統計学の用語で、ある種の特性を持った個の集団を人口 3と呼び、それは母集団 3と同義語である。人口学的用法では、人口 4とはある特定の地域に居住する住民 5すべてを意味するが、時にはその住民の一部、たとえば学齢人口(346-7参照)、結婚可能人口(514-2参照)を指すこともある。そのような集団は部分(下位)人口 6と呼ばれる。人口とは特にその規模(大きさ 7)、すなわち上記101-4で引用されたように、ある集団の総数 7をしばしば意味する。
人口
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イギリスの経済学者であるトマス・ロバート・マルサスは、1798年に『人口論』を著し、人口問題を論じた。また、人口の歴史的な変遷を研究する「歴史人口学」や、人口現象の地理的分布などを研究する「人口地理学」がある。
一般的な用法
一般的には、国家や特定の地域にいる集団について用いられる(世界の人口、日本の人口、県の人口など)。日本の人口として最も一般的に用いられているのは、国勢調査によるものである。国勢調査では外国人も含めた人口が把握されており、国籍別の集計結果もある。詳しくは令和2年国勢調査(総務省統計局) を参照。
住民基本台帳による人口は、日本人のみに関する統計であったが、「住民基本台帳法の一部を改正する法律」の施行及び「外国人登録法」の廃止(2012年)により、住民基本台帳法の適用対象となった外国人が含まれることとなった。詳しくは住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成25年3月31日現在)(総務省自治行政局住民制度課) を参照。
20世紀から21世紀にかけて、人類は人口爆発と呼ばれる人類史上最大の人口増加を経験している。過去6000年間に存在した全ての人口の、およそ5分の1が2022年現在の人口である。詳しくは「世界人口 #今後の予測」を参照。また、米国PRB (Population Reference Bureau)の研究によれば、人類史上これまで約20万年間に存在した総人口の7%近くを現在(2022年)の世界人口が占めている[1]。
その他の用法

- 昼間人口 / 夜間人口
- 年齢別人口
- 年少人口(0 - 14歳)
- 生産年齢人口(15 - 64歳)
- 老年人口(65歳以上)
- 前期老年人口(65 - 74歳)
- 後期老年人口(75歳以上)
- 従属人口(年少人口 + 老年人口)
- 労働力人口(就業者と完全失業者の合計)
- 地域社会概念やスポーツ
国別の人口
- 世界
- 日本
高齢化問題


21世紀の現在、先進国をはじめ世界の多くの国々で老年人口の相対的増加、すなわち社会の高齢化が進んでいる。
国際連合は、2050年には世界人口の18%が65歳以上となると予測している[2]。OECD諸国においては現加盟国の全てにおいて、2050年には1人の老人(65歳以上)を3人以下の生産人口(20-65歳)にて支える社会となると予測されている[3]。
日本の総務省の2007年2月の月次推計では、総人口1億2774万人に対し、老年人口2694万人で、老年人口比が21.1%となり、超高齢社会である21%を超えた[4]。なお、日本の総務省の2007年の年次推計では、総人口127,771千人に対し、老年人口27,464千人で21.5%であった[5]。

都市別の人口
順位 | メガシティ | 国 | 人口 |
---|---|---|---|
1 | 広州 | ![]() |
46,700,000 |
2 | 東京 | ![]() |
40,400,000 |
3 | 上海 | ![]() |
33,600,000 |
4 | ジャカルタ | ![]() |
31,300,000 |
5 | デリー | ![]() |
30,300,000 |
6 | マニラ | ![]() |
25,700,000 |
7 | ムンバイ | ![]() |
25,100,000 |
8 | ソウル | ![]() |
24,800,000 |
9 | メキシコシティ | ![]() |
23,000,000 |
10 | サンパウロ | ![]() |
22,400,000 |
- 世界
- 米国
- 日本
干支と人口
- 日本
十二支別人口では、午年生まれが最も少ない(2022年1月1日現在)[7]。これは、丙午(ひのえうま)の年に生まれた子ども(とくに女の子)はよくないという迷信から、丙午にあたる1966年の出生数が少なかったことが大きな原因と考えられる。1966年は、出生数136万974人(合計特殊出生率1.58)であり、1965年の出生数182万3697人(合計特殊出生率2.14)、1967年の出生数193万5647人(合計特殊出生率2.23)と前後の年よりも出生数が少ない[8]。次の丙午は1966年から60年後の2026年である。
午年生まれの次に少ないのが酉年生まれである[7]。これは1945年の第二次世界大戦の戦況悪化による出生数激減が大きな要因と考えられるが、合計特殊出生率の過去最低値も酉年である2005年に記録している。
- 中華圏
中華文化圏である中国大陸、台湾、世界各地の華僑においては特に龍年(辰)は縁起が良いとされ12年周期でベビーブームになる傾向にある。蛇年(巳)は縁起が良くないとされ少子となる傾向がある。また、壬辰(みずのえ たつ)は女偏を付けることで“妊娠”となるため、さらに縁起が良いとされている。
脚注
- ^ “How Many People Have Ever Lived on Earth?” (英語). 米国PRB(Population Reference Bureau) (2021年5月18日). 2022年3月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月27日閲覧。
- ^ a b World Population Ageing: 1950-2050, United Nations Population Division.
- ^ a b OECD Society at a glance 2014 (Report). OECD. 2014. Chapt.3.11. doi:10.1787/soc_glance-2014-en。
- ^ e-Stat 人口推計 各月1日現在人口 月次2007年2月 年齢(5歳階級)、男女別推計人口(平成18年9月確定値、平成19年2月概算値)
- ^ e-Stat 人口推計 各年10月1日現在人口 年次 2007年 3.年齢(5歳階級)、男女別人口及び割合-総人口(各年10月1日現在)
- ^ Brinkhoff (City Population: The Principal Agglomerations of the World) 2021年2月20日閲覧
- ^ a b “1 卯(う)年生まれの人口は997万人”. 総務省統計局 (2022年12月31日). 2023年1月5日閲覧。
- ^ “平成21年(2009)人口動態統計(確定数)の概況”. 厚生労働省 (2010年9月2日). 2010年9月17日閲覧。
関連項目
概念
学術
外部リンク
人口(2000年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 08:24 UTC 版)
「循化サラール族自治県」の記事における「人口(2000年)」の解説
民族PopulationPercentageサラール族 63,859 61.14% チベット族 25,783 24.68% 回族 8,155 7.81% 漢族 6,217 5.95% トゥ族 134 0.13% 其の他 149 0,14% 表 話 編 歴 青海省の行政区画省都:西寧市 地級市 西寧市城中区 城東区 城西区 城北区 湟中区 湟源県 大通回族トゥ族自治県 海東市楽都区 平安区 民和回族トゥ族自治県 互助トゥ族自治県 化隆回族自治県 循化サラール族自治県 自治州 海北チベット族自治州海晏県 祁連県 剛察県 門源回族自治県 黄南チベット族自治州同仁県 尖扎県 沢庫県 河南モンゴル族自治県 海南チベット族自治州共和県 同徳県 貴徳県 興海県 貴南県 ゴロク・チベット族自治州瑪沁県 班瑪県 甘徳県 達日県 久治県 瑪多県 玉樹チベット族自治州玉樹市 雑多県 称多県 治多県 嚢謙県 曲麻莱県 海西モンゴル族チベット族自治州デリンハ市 ゴルムド市 茫崖市 烏蘭県 都蘭県 天峻県 大柴旦行政委員会* 注:*印があるのは海西モンゴル族チベット族自治州の直轄地域。 この項目は、中国の地理に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(P:中国/PJ:中国)。
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人口
出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 07:16 UTC 版)
発音
名詞
派生語
翻訳
脚注
「人口」の例文・使い方・用例・文例
- 日本の人口は大都市に集中している
- その町の人口はだんだん減ってきた
- 人口の急激な減少
- 人口密度
- 田舎から都会への人口の流れ
- その研究は人口問題のあらゆる面を扱っている
- 東京の人口はロンドンより多いですか
- 人口の漸増
- 中国の人口増加
- 大阪は日本で最も人口の密集した都市の1つです
- 去年この町の人口は5パーセント増えた
- 人口の増加は食料不足を引き起こした
- 人口に反比例して
- 世界の人口の半分以上が貧困のうちに生活している
- 私たちの県の人口は最近100万人を突破した
- この図は人口が2%上昇したことを示している
- わが故郷の人口は減少している
- その村の人口は減っている
- 人口の大部分が大都市に住んでいる
- 個人口座
人口と同じ種類の言葉
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