うじ〔うぢ〕【宇治】
読み方:うじ
京都府南部の市。宇治川が流れ、奈良と結ぶ渡河地として早くから開けた。平安時代から貴族の別荘地で、源氏物語の舞台。宇治茶の産地。平等院・黄檗山(おうばくさん)万福寺などがある。古くは「菟道」とも書いた。人口19.0万(2010)。[歌枕]
「暮れて行く春のみなとは知らねども霞におつる—の柴舟」〈新古今・春下〉
「宇治茶」の略。
うじ〔うぢ〕【宇治】
宇治
宇治
〒681-0025 鳥取県岩美郡岩美町宇治
宇治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/26 06:49 UTC 版)
宇治(うじ)は西日本に多く見られる地名。宇遅、莵道、菟道などの異表記がある。
地名
- 京都南部
- 宇治郷 - 山城国宇治郡の郷
- 宇治郡 - 山城国の郡
- 宇治市 - 京都府南部の市。宇治茶の名産地。こちらの宇治は『古事記』や『日本書紀』に登場するウジノワキノイラツコという皇族が関係している由緒ある地名[1]
- その他近畿地方
- 宇治郷 (神戸市) - 摂津国八部郡の郷
- 宇治 (伊勢市) - 三重県伊勢市の地名(内郷の「内」が訛ってが「うじ」になっただけで、京都の宇治とも、ウジノワキノイラツコとも何の関係も無い地名[1])
- 宇治 (和歌山市) - 和歌山県和歌山市の地名
- 中国地方
- 南西諸島
人名
- 宇治氏(菟道氏) - 日本の姓のひとつ。阿蘇氏、地下家を参照
- 宇治氏 - 日本の姓のひとつ。戦国時代の雑賀郷宇治(現在の和歌山市宇治)に由来
- 宇治田氏 - 日本の姓のひとつ。宇治氏と同じく、戦国時代の雑賀郷宇治(現在の和歌山市宇治)に由来
- 宇治部氏(宇遅部氏)。菟道稚郎子など。宇治部(部民)に由来
物
- 艦艇(日本海軍の砲艦)
- 宇治 (砲艦・初代)
- 宇治 (砲艦・2代) - 橋立型砲艦
- 文学
脚注
- ^ a b “「伊勢に「宇治」があるのなんでなん?」”. 2024年7月8日閲覧。
関連項目
- 京阪宇治線 - 京阪電気鉄道の路線名。
- 宇治駅【曖昧さ回避】
- 宇治川 (曖昧さ回避)
- 宇治橋 (曖昧さ回避)
- 宇治村 (曖昧さ回避)
- 宇部【曖昧さ回避】
「宇治」の例文・使い方・用例・文例
- 静岡産のお茶と宇治産のお茶では何が違いますか。
- 宇治は茶所
- 佐々木高綱は宇治川の先登第一
- 京都府宇治地方で産出する茶
- 宇治市という市
- 江戸時代において,宇治茶を茶壷に入れて江戸に送った行事
- キンは,1968年3月,佐渡島で故宇治金太郎さんによって捕獲され,飼育のためセンターに連れてこられた。
- 宇治上神社は,川の向こう岸にある平等院から遠くないところに位置しているので,この神社も頼通が建てた可能性がある。
- 翌年,柴崎,宇治,そして他の5人の男たちは劔岳の山頂に向けて出発する。
宇治と同じ種類の言葉
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