くい‐もの〔くひ‐〕【食(い)物】
じき‐もつ【食物】
しょく‐ぶつ【食物】
しょく‐もつ【食物】
食物
『古事記』上巻 イザナミは火の神を産んだために、身体を焼かれて黄泉の国へ去った。夫イザナキが連れ戻しに行くが、その時すでにイザナミは黄泉の国の竈(かまど)で煮炊きした物を食べており、現世に戻れなくなっていた〔*『日本書紀』巻1・第5段一書第6に同様の記事〕。
『デメテルへの讃歌』 女神デメテルの娘ペルセポネは、草原で花を摘んでいたところを、冥王ハデスにさらわれた。ハデスはペルセポネに、ざくろの実を食べさせる。そのため彼女は、巡り行く年を3つに分けた一季(=冬)を、冥界のハデスの館で暮らさねばならなくなった〔*『ギリシア神話』(アポロドロス)第1巻第5章に同様の記事。『変身物語』(オヴィディウス)巻5では、プロセルピナ=ペルセポネはざくろの実を7粒食べたため、1年のうち6ヵ月を冥界で暮らすことになった、と記す〕。
*イザナミもペルセポネも、ともに冥界の食物を口にするのだが、イザナミは冥界の火で煮炊きした物を食べ、ペルセポネは生のざくろを食べた、という違いがある。
★2.異郷の食物を口にしない。
『諏訪の本地』(御伽草子)兼家系 甲賀三郎兼家は地底の異郷に落ち入り、人里を求めて歩くうちに、粟畑の中にやぐらを作って鹿を追う翁と出会う。翁は、「ここは維縵国であり、もし汝が再び日本に帰ろうと思うならば、この国の物を一口も食うな」と教える。
『ドイツ伝説集』(グリム)533「ヴィルテンベルクの城に仕える騎士ウルリヒ」 騎士ウルリヒは狩りに出て道に迷い、馬に乗った死者の一行(5百人の騎士と同数の婦人)に出会う。彼は一行の宿泊地までついて行くが、死者の1人である婦人がウルリヒに、「料理をすすめられても、いっさい手をつけないように」と禁ずる→〔十字架〕2b。
『山城国風土記』逸文 宇治の橋姫が、行方知れずの夫を尋ねて海辺へ行く。老女の家で問うと「その人は龍神の婿になっているが、龍宮の火で煮炊きしたものを忌んで、ここで食事をする」と教えられる。隠れて見ていると、夫が龍王の輿に乗って来て食事をする。橋姫は夫と言葉を交わして泣く泣く別れるが、後には、異郷のものを食べなかったおかげで、夫は戻って来て彼女と一緒になった。
『山の音』(川端康成)「蝉の羽」 62歳の尾形信吾は、死んだ知人から、ざるそばを御馳走になる夢を見る。目覚めてから「死人に出されたものを食うと死ぬのだろうか」と思うが、どうも食べないで目が覚めたようであった。
*冥府の酒食を口にしない→〔冥府往還〕1の『今昔物語集』巻9-31。
『アダパ物語』(古代アッカド) エア神の手で造られた人間アダパが、天上のアヌ神の所へ行く。前もってエア神が「天上で出された物を飲み食いしてはならない」と忠告しておいたので、アダパは何にも手をつけない。そのため彼は神になる機会を逃し、人間のまま地上に戻って来る。
『黄金のろば』(アプレイウス)第6巻 人間の娘であるプシュケと、愛の神エロス(クピード)との結婚を、ゼウスが認める。ゼウスはメルクリウスに命じ、プシュケを天上に連れて来させる。彼女はアムブロシアを食べ、ネクターを飲んで、永遠の命を得て神々の仲間入りをする。
『太平広記』巻325所引『甄異記』 夏侯文規は、死後1年して家に現れた。彼は「北海大守」と称し、従者が数十人いた。家人が食事を用意すると食べ尽くして去ったが、後に見ると、器の中はもとどおり食物が満ちていた。
*北斗星と南斗星が、人間界の酒食を口にする→〔碁〕3bの『捜神記』巻3-6。
『雨月物語』巻之1「菊花の約(ちぎり)」 9月9日の夜、義兄弟の赤穴(あかな)宗右衛門が遠方から帰って来たので、丈部(はせべ)左門は酒を暖め、肴を並べて勧める。赤穴は酒肴の臭(にお)いを嫌い、袖で顔をおおう。彼は「自分は死霊であり、仮に人間の姿をしているだけだ」と告げ、しばらく語り合った後、「これで永遠の別れだ」と言って姿を消した。
★5a.食物を呪う。
『あいごの若』(説経)5段目 愛護の若は継母の奸計によって家を追われ、方々をさすらう。穴太(あなふ)の里(=滋賀県大津市)まで来て、垣根の桃を食べて老婆に杖で打たれ、麻の中に隠れようとしてまた打たれる。愛護の若は、「穴太の里に桃なるな。麻はまくとも苧(を)になるな」と呪う。それ以来、穴太の里では、花は咲いても桃はならず、麻の種をまいても苧(=麻の古名)にならない。
*いちじくを呪う→〔呪い〕10aの『マタイによる福音書』第21章。
『黄金伝説』3「聖ニコラウス」 聖ニコラウス(=サンタ・クロース)が司教をしていた地方に、飢饉が起こった。彼は寄港している商船から少量の小麦をもらい、2年の間その土地のすべての人々に分け与え続けたが、小麦はなくならなかった。種まきにする分もたくさん残った。
*パンを大勢に与える→〔パン〕5の『マタイによる福音書』第14章・『列王記』下・第4章。
*酒や肉を大勢に与える→〔無尽蔵〕1aの『捜神記』巻1-18。
『凶器』(松本清張) 若い未亡人・島子は、好色な老人・六右衛門に迫られ、干した海鼠餅(なまこもち)で六右衛門の頭を殴って殺した。海鼠餅は硬く、丸太ン棒で一撃するのと同じ効果があった。島子は凶器の海鼠餅をいくつにも切り、黄粉餅やぜんざいを作って、近所の主婦や子供たちにふるまう。事件を捜査する刑事も、それを食べる。凶器が見つからないので、この殺人事件は迷宮入りになった。
*→〔氷〕3の『おとなしい兇器』(ダール)と同様の展開である。
*松本清張は、フランスパンを凶器として用いる小説も書いている→〔パン〕3の『礼遇の資格』。
白米城の伝説 毛利の大軍が鳥取の亀尾城を取り囲み、滝の水を断ち切って、城内へ水が行かないようにする。籠城する侍たちは、白米を注いで軍馬を洗い、水が豊富にあるように見せかける。しかし水で洗った時とは異なり、軍馬の毛が濡れ髪色に変わらないので、水のないことを見破られ、まもなく落城した(鳥取県日野郡日南町。類話は全国に数多くある。*小鳥が白米をついばんだので見破られた、という形もある)。
*熱いおかゆを坂に流して、敵が寄れないようにする→〔坂〕5のおかゆ坂の伝説。
三浪長者(高木敏雄『日本伝説集』第6) 三浪長者が「何か面白いことをしたい」と考え、夏に雪見の遊びをした。大釜で炊いた飯を、広い庭一面にまき散らし、召使いたちに深履(ふかぐつ)をはかせて、飯の上を歩かせた。三浪長者は、それを眺めて手を叩いた(越後国西頸城郡青海村大字大沢)。
*餅を弓の的にする→〔餅〕1aの大原長者の伝説・『豊後国風土記』速見の郡田野。
*パンを、消しゴム代わりにする→〔パン〕4の『善女のパン』(O・ヘンリー)。
『助六由縁江戸桜』 吉原三浦屋の店先で、くわんぺら門兵衛が饂飩(うどん)かつぎの若者にからむ。助六が仲裁に入り、蒸籠の饂飩をくわんぺら門兵衛の後ろから頭にかける。饂飩が冷たく垂れてくるのを門兵衛は血と思い、「切られた」とうろたえて腰を抜かす。
*つぶれた柿を、血と誤認する→〔落下〕2の『古今著聞集』巻12「偸盗」第19・通巻439話。
『聊斎志異』巻6-234「山神」 男が山を歩き、地面に敷物をしいて酒を飲む数人を見る。男は宴席に引き入れられ、楽しく飲食するが、酒の味が薄くて渋かった。そこへ山神が来たので、皆は逃げ去った。男がよく見ると、小便を入れた陶器と、蜥蜴を盛った瓦があるだけだった。
*→〔穴〕7の『九郎蔵狐』(落語)・〔狐〕3の『東海道中膝栗毛』4編上・〔狐〕4の『王子の狐』(落語)に関連記事。
*飢えたために、食物ではないものを食べる→〔飢え〕2aの『黄金狂時代』(チャップリン)・『古今著聞集』巻12「偸盗」第19・通巻440話。
『ギリシア神話』(アポロドロス)摘要第2章 地獄に落とされたタンタロスは湖中にあり、果実のなった木をそばに見ながら罰せられている。水は彼のあごに触れているが、飲もうとすると乾いてしまい、果実を取ろうとすると、風で枝が吹き上げられる。
*タンタロスの物語を発想源として創り上げられたのが、→〔飢え〕5の『密室の行者』(ノックス)であろうか。
『変身物語』(オヴィディウス)巻11 ミダス王が手でパンに触れると、それはたちまち固くなった。料理を噛み砕こうとすると、歯に当るのは金箔だった。葡萄酒を飲めば、口に流れ込むのは溶けた黄金だった→〔願い事〕3。
『この世に死があってよかった』(チェコの昔話) 鍛冶屋が死神の動きを封じ(*→〔椅子〕1)、「これで自分は死なずにすむ」と喜んで、お祝いに豚を殺してハムを作ろうとする。ところが、斧で豚を打っても豚は死なず、逃げて行ってしまう。鵞鳥の肉を食べようと思ってナイフで切っても、鵞鳥は平気である。鍛冶屋はハッと気づく。死神が活動できないので、人間も動物も死ななくなったのだ。おいしい肉は、もう永遠に食べられないのだ→〔死の起源〕5。
『断食芸人』(カフカ) サーカスの一座に、断食芸人がいた。昔、彼の40日間に渡る断食芸は大人気で、観客が大勢押し寄せた。しかし時代が変わり、今ではもう、誰も関心を示さない。サーカスの監督が、彼の所へ来て問う。「まだ断食しているのかね?」。彼は答える。「わたしは、自分に合った食べ物を見つけることができなかった。だから、断食するよりほかに仕様がないのだ」。そう言って彼は息絶えた。
『かぶ焼き甚四郎』(昔話) 甚四郎は毎日、かぶばかり焼いて食べていた。彼は朝日長者の娘を嫁にとったが、嫁が甚四郎の家へ行くと、たいへんな貧乏所帯で、飯を炊こうとしても米は1粒もなかった。甚四郎は「飯はいらないよ」と言って、いつものように、かぶを焼いて食べたが、嫁は米の飯が欲しいと思った〔*その後、甚四郎はりっぱな家と米倉を持つ長者になる→〔同音異義〕1a〕(岩手県上閉伊郡)。
『正法眼蔵随聞記』第6-3 ある僧が死んで、冥土へ行った。閻魔大王は、「この僧は命分(みゃうぶん。寿命)がまだ尽きていないので、現世へ返せ」と命じた。冥官が「命分は残っておりますが、食分が尽きております」と説明すると、閻魔大王は「荷葉(かえふ。蓮の葉)を食べさせよ」と言った。僧は蘇生して後、人間界の食物を食べることができず、ただ荷葉だけを食べて、余命を保った。
『徒然草』第40段 因幡国の某入道の娘は美貌だというので、多くの男が求婚した。ところが、この娘は、ただ栗だけを食べて、米などの穀類をまったく食べなかった。そのため、父入道は「このような異様な者は、人に嫁ぐべきではない」と言って、娘の結婚を許さなかった。
★11.身体から食物を出す。
穀物の神・矮姫(サヒメ)の伝説 穀物の神様・大食之姫(オオゲツヒメ)は、常に口・目・鼻・尻などをこすっていろいろの食べ物を出し、人々に御馳走していた。ある時、口から米を出して神様に御馳走しようとしたところを、その神様が見て、「汚いことをする」と怒り、大食之姫を斬り殺してしまった(島根県那珂郡三隅町)〔*神様が、「大食之姫の身体にはどんな仕掛けがあるのか」と思って斬った、「身体の中に宝物が隠されている」と思って斬った、などの伝えもある〕→〔死体〕2a。
*金の卵を生む鵞鳥の中身は金だろう、と思って殺す→〔卵〕2の『イソップ寓話集』87「金の卵を生む鵞鳥」。
*人が一生の間に食べる量。余命の指標としての食物→〔寿命〕4bの『太平広記』巻98所引『宣室志』・『聊斎志異』巻7-280「禄数」。
食品
(食物 から転送)
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食品(しょくひん)またはフード(英: food[1])とは、人が食べるために直接使用できる、食用可能な状態のもの[2]。人間が日常的に食物として摂取するものの総称である[3]。食物(しょくもつ)、食料品(しょくりょうひん)とも呼ばれる。
注釈
- ^ 法改正前の食品衛生法第4条では、「この法律で食品とは、すべての飲食物をいう。ただし、医薬品医療機器等法(昭和35年法律第145号)に規定する医薬品及び医薬部外品は、これを含まない。」と規定していた[5]。
出典
- ^ 他言語では、羅: alimentum 独: Lebensmittelなど。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 22:05 UTC 版)
臼歯における歯のmicrowearとmicrosutureの研究では、本種は果実食 (frugivore)だったと考えられている。また、ときには堅いものを食べることもあったと考えられている。
※この「食物」の解説は、「エジプトピテクス」の解説の一部です。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 15:25 UTC 版)
「チャック E. チーズ」の記事における「食物」の解説
メイン料理としてピザ、その他にもチキン、ハンバーガー、揚げ物、ケーキなどの各種インスタント料理を販売する。
※この「食物」の解説は、「チャック E. チーズ」の解説の一部です。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 01:31 UTC 版)
「肉食動物」という語は誤解されやすいが、「肉食動物」とは、特に他の恒温動物を捕殺してその「肉」を摂食する動物ということではない。動物体あるいはそれに由来するものを食べる動物食性(zoophagous)のうち、生きている動物を食べる(carnivorous)動物のことを言う。より狭義には生きている動物を殺して食べる(predatory)動物(捕食者)をさす。例えばモグラ類もアリクイ類もカワウソ類もペリカン類も肉食動物に分類される。 食物連鎖では二次消費者以上の高次消費者となる。 草食動物の食べる植物質と比較して消化吸収の容易な肉や内臓、骨などを摂食するため、胃や腸などの消化器官自体の構造は単純であるが、食物に脂肪が多く含まれるので、胆汁の分泌などの脂肪の利用に必要な形質は発達している。栄養素の面からも、自分自身とよく似た生物を食べるのだから、比較的不足なく摂取できる。塩分に関しても、獲物の肉や血液に入っている塩で足りている。 肉食に偏っている場合、摂取栄養がタンパク質と脂肪に偏り、同じく三大栄養素のひとつである糖分の摂取が不足することになる。猫のような肉食動物は、糖新生の酵素活性が高く、タンパク質から分解されて得られた糖原性アミノ酸から糖新生を行って体内で必要な糖分を生成している[リンク切れ]。
※この「食物」の解説は、「肉食動物」の解説の一部です。
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食物
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※この「食物」の解説は、「クラカケアザラシ」の解説の一部です。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:39 UTC 版)
アザラシは一般的に魚やイカなどを食べている。種によって食物に偏りがある(詳細は各種の項目参照)。
※この「食物」の解説は、「アザラシ」の解説の一部です。
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食物
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ブドウの品種。アーリースチューベンの別名。
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食物
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飲料 アムリタ - 【インド神話】飲むと不死になるとされた飲料。 スラー酒 - 【インド神話】悪酔いさせる。飲み方を誤ると飲んだ者を悩ませる。ソーマに匹敵する効能を持つともいわれる。 ソーマ - 【インド神話】神々の飲料。 ネクタール (ギリシア神話)(フランス語版) - 【ギリシア神話】飲むと不死になる神酒。 甘露 - 【中国の伝承】天地陰陽の気が調和した時に天から降る甘い液体。 詩の蜜酒 - 【北欧神話】「飲めば詩人や学者になり」あらゆる情報を物語ることができる飲み物。 八塩折之酒 - 【日本神話】ヤマタノオロチ退治に用いられた、非常に強い酒。日本書紀には毒が入っている記述がある。 天甜酒 - 【日本神話】コノハナサクヤ姫が狹名田という地の稲から作った酒。 ザクロの果汁を混ぜた酒(または、ビール) - 【エジプト神話】疫病神セクメトを酔わせて止めるために使用された。 神変奇特酒(神便鬼毒酒)- 【大江山絵詞】源頼光が酒呑童子を討伐する際に八幡大菩薩から賜った鬼の能力を奪う毒酒、人間にとっては力が増す薬となる。 食物 アムブロシアー - 【ギリシア神話】食べると不老不死になり、傷口に塗るとたちまち回復するとされた、神々の食物。 非時香菓、非時香木実、トキジクノカクの木の実 - 【日本書紀】不老不死になる木の実 知恵の鮭(英語版)(フィンタン、白き古) - 【ケルト神話】食べた者に助言や知恵を与える。フィン・マックールは調理で負った親指の火傷を舐め、問題の解決法を得た。 肉霊芝(中国語版)(または、太歲、視肉、聚肉、肉芝、封) - 【中国の伝説】不老不死の薬の原料とも、食べても尽きないとも、目玉が2個付いた牛の肝臓のような肉とも言われる。 人魚の肉 - 【日本の伝説】不老不死の妙薬ともされる。八百比丘尼を参照。 封(ほう)、肉人 - 【日本の伝説】中国の古書や白沢図にあるという人型の肉の塊で、食すと多力を得る仙薬になる。 マナ (食物) - 【旧約聖書】イスラエルの民がシンの荒野で餓えた時に、神がモーセの願意を聞き、天上から降らせた食物。 不和の林檎(不和の種) 冥界の食べ物黄泉戸喫、黄泉竈食 - 【古事記・上巻】黄泉の国の食べ物を食す行為で、現世に帰れなくなる。 冥府のザクロ - 【ギリシア神話】ペルセポネーが食べてしまい一年のうち何か月かは冥府で過ごさなければいけなくなり、冬が始まったとされる。
※この「食物」の解説は、「神話・伝説の物一覧」の解説の一部です。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 22:10 UTC 版)
ハンドウイルカの主食は小さい魚類であるが、イカなどの頭足類や、カニなどの甲殻類も食べる。歯は鋭く尖っており、餌となる生物を捕獲するには適しているが、咀嚼(そしゃく)には適さない。餌となる魚類の群に出会った場合には、ハンドウイルカは団体で行動して、捕食活動を行う。単体の場合には、海底近くの生物を捕食することも多い。尾びれを用いて魚を殴打して気絶させた後でその魚を食べることもある。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/23 23:52 UTC 版)
魚:油と酢を付けて食べ、生魚を食べていても病気にはかからなかった。 フィリピン人の主食である、米はごく稀に食べられた。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 04:08 UTC 版)
諸部の人は肉および馬酪を食し、君主の阿熱のみは餅餌(小麦粉で作ったもの?)を食べる。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/18 21:21 UTC 版)
コウイカ類はカニや魚を好んで食べる。 コウイカ類は獲物に忍び寄り捕食するために保護色を用いる。獲物に充分近づくと、その8本の腕を広げ、第3腕と第4腕の間のポケットに収めていた2本の長い触腕を素早く突き出す。2本の触腕の端は平たく舟型に広がっており、獲物を掴み嘴状の顎板へ引き寄せるための吸盤で覆われている。触腕掌部吸盤の分化は見られない。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/16 15:02 UTC 版)
蒲鉾、お菓子、料理屋、鰹節、酒、酢、醤油、蜂蜜、鶏卵、砂糖、素麺、うどん、そば、牛乳、茶、肉、福神漬け、海産物、練うに、押し寿司、味噌、青物、鮮魚、小麦粉、そば粉、飴、金平糖、豆腐、米、せんべい、昆布、穀類、饅頭など食べ物。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/01 01:26 UTC 版)
スピナッチビートの葉は葉菜類として食べられる。テーブルビートの若葉は同じように用いられることがある。スイスチャードの主脈はゆでて食べられる一方、葉身はスピナッチビートのように食べられる。 アフリカの一部では通常、葉身の全体が主脈とともに1つの皿に用意される。 若い植物の葉と茎は簡単に蒸され、野菜として食べられる。老いた葉と茎は炒められ、タロイモに似た味をもつ。 通常、テーブルビートの深い赤色の根は、焼くか茹でるか蒸すかされ、調理野菜のように熱い状態で出されるか、サラダ野菜のように冷たい状態で出される。漬けられもする。生のビートはサラダに加えられる。商業生産の大部分は、茹でられるか減菌されたビート、もしくは漬物に加工される。東ヨーロッパでは、コールドボルシチのようなビートのスープはポピュラーな食事である。黄色のテーブルビートは、家庭での消費のためにとても小さい規模で育てられている。 ビートの消費によりピンク尿をおこす人もいる。 ユダヤ人は伝統的にローシュ・ハッシャーナー(新年)にビートを食べる。アラム語でビートを意味する סלקא は"remove"や"depart"のような発音である。「敵がいなくなりますように」という祈りと共に食べられる。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 23:42 UTC 版)
保存が適切でない食品中の細菌から生成される毒素が、ボツリヌス食中毒の最も一般的な原因である。酸味や塩味を付けずに(酢酸やナトリウム濃度を高めずに)漬け込んだ魚(川魚の熟れ鮨)や、高すぎる温度で保管された燻製魚には、不適切に缶詰・ビン詰めされた食品と同様のリスクが生じる。 ボツリヌス食中毒は、低酸素状態でボツリヌス菌芽胞が発芽可能となった汚染済みの食物から生じる。これは通常、適切な塩味や酸味を使わず不適切に調製された自家製の缶詰・ビン詰め保存食品と発酵食品で発生する。複数の人がしばしば同じ資源から食物を摂取することを考慮すると、複数の人が同時に罹患することは一般的である。症状は一般的に食後12-36時間後に現れるが、6時間以内から10日程で現れることもある。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 02:11 UTC 版)
すべての腹足類と同様に、エゾフネガイ属はろ過摂食動物である。成虫は大きな鰓を使って浮遊物から微細藻類をろ過し食べるが、小さな幼体も歯舌を使って基質から藻類をこすり落とすことができるという証拠がいくつかある。
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食物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/03 14:29 UTC 版)
セイヨウシミが好む食物は、接着剤のなかの糊精、膠、本の装丁、写真に使われる糊や、砂糖、髪、ふけ、埃など、多糖類や澱粉を含む物質である。とはいえ、セイヨウシミは、綿や麻布、絹そして人工繊維などの物質も食用にし、死んだ昆虫や、それ自身の抜け殻さえも食べる。飢えている場合は、皮革製品や、人工繊維で造った織物さえ食べて傷める。しかし、体に目立った影響もなく、数ヶ月に渡る絶食を耐えることができる。
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食物
「食物」の例文・使い方・用例・文例
- ある人の食物は別の人には毒である,好き嫌いは人によって異なる
- 彼は食物がのどにつかえて息が詰まった
- 食物をむだにするのはいけないことだ
- 我々の食物はビタミンが足りない
- 飲食物
- 脂肪の多い食物
- あっさりした食物
- ある人の食物は別の人の毒になる;甲の薬は乙の毒
- ビタミンの少ない食物
- 食物の保存
- 口に食物をほおばったまま話すのはよくない
- 会議の後で軽い飲食物が出ます
- 缶詰にすると食物の風味がなくなることが多い
- 戦争中には食物が不足していた
- 8か月になる娘は固形の食物を食べはじめた
- この食物は低温で保存しなくてはならない
- 彼らは私にその妙な食物を食べろとしきりに勧めた
- 健康によい食物
- それが食物繊維をたっぷり含みます
- 食物繊維は、血液中の中性脂肪を減らす
食物と同じ種類の言葉
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