長者とは?

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 生活 > 暮らし > 長者 > 長者の意味・解説 

ちょう‐じゃ〔チヤウ‐〕【長者】

《「ちょうしゃ」とも》年上の人。また、目上の人。年長者

《「ちょうしゃ」とも》徳のすぐれている人。また、穏やかな人。

「そこは温厚の—だから、別段激し様子もなく」〈漱石吾輩は猫である

金持ち富豪。「億万長者

一門一族統率者。「氏(うじ)の長者」

親戚の—たる一見老猾らしき金富次郎が」〈魯庵社会百面相

京都東寺座主(ざす)の称。

宿駅の長。駅長

宿場遊女屋主人また、遊女のかしら。

「かの宿の—ゆやがむすめ、侍従がもとにその夜は宿せられけり」〈平家・一〇〉


ちょう‐ざ チャウ‥ 【長者】

〔名〕 (「ざ」は「じゃ」の直音表記

金持富豪ちょうじゃ

古本説話集(1130頃か)五六「喜こびあひて、給はるほどにぞ、まことのちゃうさはかへりたる」

② =ちょうじゃ(長者)(7)


ちょう‐じゃ チャウ‥ 【長者】

〔名〕 (梵 śreṣ&tsubdot;hin訳語団体組合の長である富豪、または地位徳行の高い年長者の意)

① (「ちょうしゃ」とも) 徳のすぐれている人。高徳者。また、おだやかな人。重厚な人。

旱霖集1422)題扇「寛厚長者意、跡混軽薄子」〔史記項羽本紀

金持富豪金満家ちょうざ

*竹取(9C末‐10C初)「火鼠の皮衣〈略〉若天竺たまさかにもて渡りなば、若長者のあたりにとぶらひ求めんに、なき物ならば」

福徳すぐれた者。めぐまれた幸福な人。

性霊集‐九(1079)高雄山寺択任三綱之書「善心長者等、依内外法律、治擯而已

氏族の長。一門一族統率者。氏(うじ)の長者。〔令集解868)〕

大鏡(12C前)五「その時に藤氏の長者殿うらなはしめ給に」

(5) (「ちょうしゃ」とも) 年上の人。目上の人。また、身分の高い人。

応永本論語抄(1420)李氏第一六「尊者前にて物を申は、先長者たる人が申して、次第少き者が申べき也」〔礼記曲礼上〕

(6)(5)から、共同体芸道などの最高の地位を示す称号として用いたもの) 首長長老主宰者。かしら。

中右記康和五年(1103)一二二一日「民部大夫博定於備中国八日卒去〈年余〉長管絃道、勤陪従琵琶、筆和歌横笛篳篥皆以伝之、已終命、誠惜哉、一道長者也、可惜々々」

(7) 京都東寺座主の称。空海弟子実慧初めてこれに補せられた。当初一人であったが、のちに一の長者から四の長者まで置くようになったちょうざ

中右記長治元年(1104)三月一七日今日法印権大僧都経範入滅云々東寺一長者法務也」

(8) 太政官の史の最上席の者。平安後期以降小槻氏長者が世襲した。官長者。官務

愚管抄(1220)四「官にめして、長者・大夫史大外記候て、弁官職事にてとはれける」

(9) 宿駅の長。うまやのおさ駅長

太平記14C後)二「重衡中将の、東夷為に囚れて、此宿に付き給しに、東路丹生小屋のいぶせきに、古郷いかに恋しかるらんと、長者の女が読たりし」

(10) (昔、宿駅女主人が主になって、宿泊人の世話、伝馬継ぎ立てなどをし、また官人貴人宿泊にあたっては、遊女歌舞管弦によって旅の疲労慰め斡旋(あっせん)をしたところから) 娼家女主人また、遊女のかしら。

吾妻鏡文治三年(1187)二月五日折節信濃国保科宿遊女長者、依訴訟事参住」

(11) くしゃみがでた時にとなえるまじないのことば。

四河入海(17C前)六「仏嚔ときに弟子たち祝して長寿長寿と云ぞ〈略〉さて日本に嚔時に長者と云は、仏を長寿と云たを今長者と云ぞ」


長者

読み方:チョウジャ(chouja)

広大私営田をもち、多く下人を従えて経営にあたる富豪層


ちょうじゃ 【長者】

仏教梵語グリハパティ(grhapati)の漢訳富豪徳行の長じている人をいう。『法華経』中の七比喩一つに「長者窮子喩え」がある。日本では東寺座主住職)を長者という。→ 法華七喩一般富豪福徳すぐれた人をいい、それを主題にした長伝説がある。富豪になる秘訣経文似せて作った『長者経』もある。

長者

読み方:ちょうじゃ

  1. 大富豪家のこと。又は目上の人をいふ。
隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

長者

読み方:チョウジャ(chouja)

所在 青森県八戸市


長者

読み方:チョウジャ(chouja)

所在 福島県郡山市


長者

読み方:チョウジャ(chouja)

所在 高知県高岡郡越知町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

長者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 02:03 UTC 版)

長者(ちょうじゃ、ちょうしゃ)は、年長者、富裕者に対する呼称。




「長者」の続きの解説一覧

長者

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 04:23 UTC 版)

名詞

 ちょうしゃ / ちょうじゃ

  1. 背の高い人。長身の人。のっぽ。
  2. 年上の人。年長者
  3. 目上の人。身分の高い人。貴人
  4. の高い人。
  5. 金持ち富豪大尽
  6. 氏族うじのかみ
  7. 宿駅の長。また、宿駅しばしば宿泊客への性的接待が行われたことから、娼家主人遊女をも指す。
  8. 勅命により赴任した、東寺京都府京都市南区)の長。現在では、東寺住職を指す。
  9. くしゃみをした際に唱える呪文

発音(?)

語義1~4

  • ちょ↘ーしゃちょ↘ーじゃ

語義5~9 ちょ↗ーじゃ

関連語

翻訳

語義1)

語義2)

語義3)

語義4)

語義5)




長者と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「長者」の関連用語

長者のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



長者のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
中経出版中経出版
Copyright (C) 2022 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
皓星社皓星社
Copyright (C) 2022 株式会社皓星社 All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの長者 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの長者 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2022 GRAS Group, Inc.RSS