五蓋
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五蓋(ごがい、巴: pañca nīvaraṇāni, パンチャ・ニーヴァラナーニ)とは、仏教における瞑想(禅定)を邪魔する5つの障害[1]、つまり5つの煩悩の総称。蓋(がい、巴: nīvaraṇa, ニーヴァラナ)とは文字通り、認識を覆う障害のこと[1]。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g アルボムッレ・スマナサーラ; 藤本晃『ブッダの実践心理学 アビダンマ講義シリーズ 第2巻 心の分析』サンガ、2006年、Chapt.2-I。ISBN 978-4901679169。
- ^ Upatissa, Arahant and N.R.M. Ehara (trans.), Soma Thera (trans.) and Kheminda Thera (trans.) (1995). The Path of Freedom (Vimuttimagga). Kandy, Sri Lanka: Buddhist Publication Society. ISBN 955-24-0054-6
- ^ パーリ仏典, 増支部九集, 念処経 Sāvatthinidānaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ 『沙門果経』68-75節
- ^ パーリ仏典, 長部沙門果経 Nīvaraṇappahānaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ パーリ仏典, 増支部四集 7.パッタカンマ経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ アルボムッレ・スマナサーラ『テーラワーダ仏教「自ら確かめる」ブッダの教え (スマナサーラ長老クラシックス)』2018年、45頁。ISBN 978-4804613574。
五蓋
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詳細は「五蓋」を参照 また、 貪欲 瞋恚 惛沈(こんじん) 掉挙(じょうこ) 疑(ぎ) の5つを、五蓋(ごがい)と呼ぶ。蓋とは文字通り、心を覆うものの意味であり、煩悩の異称。 これらは比丘の瞑想修行の妨げになるものとして、取り除くことが求められる。
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