欲_(仏教)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 欲_(仏教)の意味・解説 

欲 (仏教)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/17 15:14 UTC 版)

仏教用語
チャンダ
パーリ語 chanda
サンスクリット語 छन्दः
チベット語 འདུན་པ།
(Wylie: 'dun pa;
THL: dünpa
)
中国語 欲(T) / 欲(S)
日本語
(ローマ字: Yoku)
韓国語
(RR: yok)
英語 intention,
interest,
desire to act,
aspiration
テンプレートを表示

仏教における(よく)、チャンダ (: Chanda)とは、意図、関心、行動したいという願望を指す[1]

アビダルマにおいて、チャンダは以下とされている。

  • 上座部仏教アビダルマにおける六雑心所のひとつ。その伝統においてチャンダは、対になって組合わされる要因に応じて、プラスまたはマイナスの結果をもたらす可能性をもつ。
  • 説一切有部アビダルマにおける十大地法(mahā-bhūmika)のひとつ[2]
  • 大乗仏教アビダルマにおける別境心所(viṣayaniyata)のひとつ。
  • チベット仏教サマタ瞑想における、8つの解毒剤の一つ。

また以下の複合語を形成する。

脚注

  1. ^ Gethin 2001, p. 83.
  2. ^ a b c 梶 哲也「説一切有部における欲(chanda)」『対法雑誌』第1巻、2020年、doi:10.34501/abhidharmastudies.1.0_45NAID 130007883100 

参考文献

  • Gethin, R.M.L. (2001), The Buddhist Path to Awakening, Oneworld Publications, ISBN 978-1851682850 

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  欲_(仏教)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「欲_(仏教)」の関連用語

欲_(仏教)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



欲_(仏教)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの欲 (仏教) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS