七情

デジタル大辞泉

しち‐じょう〔‐ジヤウ〕【七情】

読み方：しちじょう

１ 7種の感情。「礼記(らいき)」では、喜・怒・哀・懼(く)・愛・悪・欲。仏教では、喜・怒・哀・楽・愛・悪(お)・欲をいう。

２ 漢方で、薬物の配合関係を7種に分類したもの。単行・相須・相使・相畏(そうい)・相悪・相反・相殺をいう。

歴史民俗用語辞典

七情

読み方：シチジョウ（ｓｈｉｃｈｉｊｏｕ）

喜、怒、哀、楽、愛、悪、欲。

世界宗教用語大事典

しちじょう 【七情】

七つの感情をいう。①『黄帝内経』では喜・怒・憂・思・悲・恐・驚。②『礼記』では喜・怒・哀・懼・愛・悪・欲。③仏典『盲安杖』では喜・怒・哀・楽・愛・悪・欲。

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七情

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/04/07 09:12 UTC 版)

「感情」の記事における「七情」の解説

書物によって七情（中国語版）の内容は異なる。 三字経 「曰喜怒、曰哀懼、愛悪欲、七情具」とあり、 喜 怒 哀 懼 (おそれ) 愛 (いとしみ) 悪 (にくしみ) 欲 の七情が人にそなわっていると言う。 中国医学 喜怒憂思悲恐驚の七情あり、日本で馴染みが無い語である、思は考えの意である。これらが過剰となると精神障害が起きるとされる。

七情（内傷ないし内因）

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/30 04:00 UTC 版)

「証 (東洋医学)」の記事における「七情（内傷ないし内因）」の解説

七情（内傷ないし内因）とは、内（内気）から発症した精神の変動の総称のこと。通常は七気と言って、精神的に症があれば起こりうる。 ストレス等による疲れでも発症することが多い。これらの条件を七情（内因ないし内傷）と呼ぶ。 喜（喜び）／怒（怒り）／憂（憂い）／思（思い悩み）／悲（悲しみ）／恐（恐れ）／驚（驚き）

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

七情

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 09:56 UTC 版)

名詞

七 情（しちじょう）

1. 人間の持っている七つの感情。
   1. (儒教)喜、怒、哀、懼、愛、悪、欲。
   2. (仏教)喜、怒、憂、懼、愛、憎、欲。
   3. (漢方医学)喜、怒、憂、思、悲、恐、驚。
2. 漢方医学における単行、相須、相使、相畏、相悪、相反、相殺といった薬物の七つの配合の分類方法。

発音^(?)

し↗ちじょー、し↗ち↘じょー