サンスクリット【Sanskrit】
読み方:さんすくりっと
サンスクリット
サンスクリット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/10 06:36 UTC 版)
サンスクリット(梵: संस्कृतम् saṃskṛtam、英: Sanskrit[11])は、古代インド・アーリア語に属する言語。インドなど南アジアおよび東南アジアにおいて用いられた古代語。文学、哲学、学術、宗教などの分野で広く用いられた。ヒンドゥー教の礼拝用言語でもあり、大乗仏教でも多くの仏典がこの言語で記された。現在もその権威は大きく、母語話者は少ないが、現代インドでも憲法の第8付則に定められた22の指定言語の1つである。この附則が制定された時に指定された15言語にサンスクリットはすでに入っており、インドの紙幣にもサンスクリットでの金額記載は含まれている[12]。
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サンスクリット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/07/14 17:38 UTC 版)
サンスクリットでは、/s/ は語末で [h] になる(ḥ と翻字される)。たとえば、kā́mas (性愛)は kā́maḥ となる。
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サンスクリット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/28 13:56 UTC 版)
サンスクリットでは、希求法は動詞語幹に二次的語尾を付けて作られる。時により願望、要望、要求を表現する: bhares「あなたが運ぶように」(能動態) bharethās「あなたが[自分のために]運ぶように」(中動態) また可能性(例えばkadācid goṣabdena budhyeta「彼は多分牛が啼いたから起きたのだろう」)や、疑い、不確実性(例えばkatham vidyām Nalam「私はどうしたらナラを見つけられるというのか」)も表現する。希求法は条件法の代わりに使われることもある。
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サンスクリット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/22 07:49 UTC 版)
サンスクリットでは中動態が広く使われる。例えば、能動態の yajati(祭祀する)は、祭官が他人のために祭祀するときに使い、中動態の yajate は祭主が自分のために祭祀するときに使う。 能動態のみ、または中動態のみしか存在しない動詞も多い。後者の例には manyate(考える)などがある。時制によって態が変わる動詞もある。 現在組織では形態の上で中動態と受動態が区別される。それ以外では中動態によって受動態の意味を表すことが多い。
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サンスクリット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/14 17:15 UTC 版)
サンスクリットにも、ラテン語と似た「……されるべき」を意味する形があり、動形容詞と呼ばれることがある。形態的には -ya, -tavya, -anīya などの接尾辞を加える。 例: √kr̥(現在形 karoti「する、作る」)の動形容詞 kārya「されるべき、作られるべき」。中性名詞としては「義務」 √gai(現在形 gāyati「歌う」)の動形容詞 geya「歌われるべき」。中性名詞としては「歌」
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サンスクリット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 05:59 UTC 版)
「スィヤードヴァーダ」の記事における「サンスクリット」の解説
紀元後200年以前のジャイナ教文書は全てプラークリットで著述されており、その内の多くが古カンナダ文字で書かれている。400年以降のジャイナ教の注釈書、儀式や典礼言語に関する文書はサンスクリット(संस्कृता वाक् saṃskṛtā vāk)、ヒンディー語、あるいは地方の言語で著述されている。この記事ではプラークリットやサンスクリットから英語への翻訳あるいは意味の解釈が行われている。英語にはサンスクリット単語に対する直接的な訳語が存在しないが、マハーヴィーラ哲学の思想的象徴を描写する概念ならば英語に存在する。「スィヤードヴァーダ」という語は二つの語源から成る。「スィヤート」は「おそらく」という意味で、「ヴァーダ」は「主張」という意味である。「スィヤードヴァーダ」という複合語になると、おそらく~であると主張すること、あるいは可能性の主張、となる。
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サンスクリット
出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 06:42 UTC 版)
言語コード | |
---|---|
ISO639-1 | sa |
ISO639-2 | san |
ISO639-3 | san |
SIL | SKT |
名詞
サンスクリット
類義語
関連語
翻訳
「サンスクリット」の例文・使い方・用例・文例
- 私はサンスクリット語を学んだ
- サンスクリット語の原文は字訳されなければならなかった
- ベーダの、または、ベーダに関する、あるいは、書かれた古代サンスクリットに関する
- ある種の言語(古代ギリシア語とサンスクリット語)における動詞の時制で、行為(特に過去の行為)を表現し、その完了または継続を示さない
- サンスクリット語とヒンディー語を書くときに使われる音節主音的な書記法
- 紀元前約200年に作られ、マハーバーラタ(サンスクリットの叙事詩)に組み込まれた神聖な「神の歌」
- 多くのエピソードで2つのライバル家族間の闘争を扱うインドの神聖なサンスクリットの叙事詩
- サンスクリットで書かれたヒンズーの文学
- 初期のサンスクリット語で書かれるヒンズー教で最も古代の神聖な著作の総称
- ヒンズー法律に基づき感覚的で官能的な喜びと愛と結婚に対する規則を与える古代のサンスクリット語の原文
- 暗記の準備がなされたサンスクリット語の文学または一群の格言的な教義上要約の規則または警句
- 紀元前3世紀から4世紀までにインドの北部と中部で記録された(サンスクリット語とは区別される)インドの方言または言語の総称
- 上座部仏教の聖書で典礼の言語である古代のプラークリット言語(サンスクリット語に由来する)
- 英国の言語学者(ドイツ生まれ)で、サンスクリット語を専門とした(1823年−1900年)
- インドの文法学者で、そのサンスクリット語の文法則は最古の記述言語学の例である(紀元前400頃)
- 願望または希望を表す(ギリシア語やサンスクリット語などの)叙法
- 古代インドのサンスクリット文字
- サンスクリット文字に関する学問
- 同研究所は,仏典は木の皮にサンスクリット語で7世紀ごろに書かれたと話している。
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