ラーマーヤナとは? わかりやすく解説

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ラーマーヤナ【(梵)Rāmāyana】

読み方:らーまーやな

ラーマ王物語の意》インドの大叙事詩。全7編、2万4000頌(しょう)。詩人バールミキの作。成立2世紀とされる英雄ラーマ勇士ハヌマンらと協力して魔王ラーバナと戦い誘拐された妻シータ取り戻す物語


ラーマーヤナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/04 14:41 UTC 版)

【スムリティ(聖伝)】


  1. ^ NHK高校講座 世界史 第6回 東南アジア世界の形成、東南アジアは、海上交通の中継地点として、古代インドや中国大陸と、商品や人の往来だけでなく、宗教、思想、制度も得ていった。特に、古代インドよりもたらされた王権思想により東南アジアの国家形成は進んでいった。
  2. ^ NHK高校講座 世界史 東南アジア世界の形成タイの小学校では「ラーマーヤナ」の古典舞踊の授業が必須であり、タイの国王の名前が代々「ラーマ」である点にもその影響力を見ることができる(2015年5月時点でラーマ9世)。インドネシアでは、「ラーマーヤナ」は「影絵」として民衆に親しまれており、また、世界遺産プランバナン寺院群では回廊に「ラーマーヤナ」の石造レリーフ(壁彫刻)があり、ステージでは「ラーマーヤナ」の舞台劇が行われ、内外の観光客に対する観光資源の一つになっている。カンボジアアンコール・ワットの遺跡でも「ラーマーヤナ」のレリーフが見られる。
  3. ^ 下掲、中村(2012)第1巻26頁他。
  4. ^ 阿部訳は、グーテンベルク21(上下)で電子出版
  5. ^ 池田訳は『マハバーラト』(マハーバーラタ)も同社で刊行(全4巻)
  6. ^ 神殿の回廊にラーマーヤナの石造レリーフ(壁彫刻)があり、オープンステージでラーマーヤナの舞踏劇上演が行われている


「ラーマーヤナ」の続きの解説一覧

ラーマーヤナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 23:09 UTC 版)

ナラクーバラ」の記事における「ラーマーヤナ」の解説

『ラーマーヤナ』の「第7巻 ウッタラ・カーンダ(後の巻)」は、それまでの話とは違ってシーターラーヴァナ誘拐されていた間の貞操主題となっており、その貞操の証をたてる逸話という体裁で、ナラクーバララムバー夫婦の話が取り上げられている。 ある夜、ラークシャサの王ラーヴァナ美しアプサラスラムバーに目が留まった。ラーヴァナ言い寄ると、ラムバーは、クベーララーヴァナは(ヴィシュラヴァス(英語版の子で)兄弟だから、(ナラクーバララーヴァナの甥なので、)ナラクーバラの妻である自分ラーヴァナ義理の娘(義理の姪)にあたる、と説いて拒否した。しかし、ラーヴァナは、アプサラス結婚存在しないのでナラクーバラとの結婚無効だ主張しラムバー強姦したその後ラムバーラーヴァナのことをナラクーバラに話すと、ナラクーバラ瞑想始め全ての経緯悟った怒り狂ったナラクーバラは、今後ラーヴァナ女性意思逆らって強姦に及ぶと頭破七分になる呪いをかけた。 このことがあったので、シーターラーヴァナ誘拐されている間も貞操を守ることができた。 「ラムバー」も参照

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ラーマーヤナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 04:57 UTC 版)

ヴィマナ」の記事における「ラーマーヤナ」の解説

ラーマーヤナにおけるプシュパカ・ヴィマナへの言及空飛ぶものとしては初めての記録となる。このプシュパカ・ヴィマナ(花のようなヴィマナ)はもともとはヴィシュヴァカルマン創造の神、ブラフマーのために造ったもので、ブラフマーは後にそれを富みの神クベーラへ譲る。後にランカー島とともに異母兄弟であるラーヴァナ奪われた。

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ラーマーヤナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 14:33 UTC 版)

ヴィシュヴァカルマン」の記事における「ラーマーヤナ」の解説

『ラーマーヤナ』ではシヴァの弓とヴィシュヌの弓を作ったパラシュラーマ語っている。 羅刹族の居城であるランカー島都市の建設ヴィシュヴァカルマン仕事であり、その壮麗さ繰り返し述べられている。クベーラ神に与えられ、後に羅刹ラーヴァナの手落ちた天を翔る戦車プシュパカ・ラタや、聖仙アガステャから英雄ラーマ授けられ黄金弓ブラフマダッタもヴィシュヴァカルマンの作とされる

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ラーマーヤナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 07:26 UTC 版)

ヴァシシュタ」の記事における「ラーマーヤナ」の解説

『ラーマーヤナ』ではヴァシシュタブラフマーの子明けの明星女神アルンダティー(英語版)を妻として百人息子があった。ダシャラタ英語版)王の師であり、ラーマ王子を含むその息子たち教育した巻1では有名なヴァシシュタヴィシュヴァーミトラ争い逸話語られる。それによればヴィシュヴァーミトラは何千年にもわたって地上支配した王だった。ヴァシシュタ欲したものを何でも出してくれるカーマデーヌという牛を飼っていて、その力でヴィシュヴァーミトラ王をもてなしたが、王は牛を欲しがって力づく奪った。しかし牛は軍隊出してヴィシュヴァーミトラの軍を襲った敗北したヴィシュヴァーミトラ準備整えてヴァシシュタの庵を攻撃するが、再び敗北したため、軍事力では精神の力に及ばない知って自らもバラモンになるために苦行行ったその後イクシュヴァーク王家トリシャンク王 (Trishanku) は生身のままで天に登りたいという望み持った。その望みヴァシシュタ拒絶されたが、ヴィシュヴァーミトラは王を天に上げた。しかし天上神々は王を拒絶して落とそうとし、両者の力が釣り合ってトリシャンク王は中空とどまった。これが南十字星であるという。ヴィシュヴァーミトラその後苦行続け最終的にヴァシシュタヴィシュヴァーミトラをブラフマリシと認めた。 巻7の伝え逸話ではイクシュヴァークの子のニミ (Nimi) が王であったときにヴァシシュタ祭儀が終わるのを待たず別の人物を王が祭官選んだことからヴァシシュタと王は仲違いし互いに相手を呪ってその肉体滅ぼしたその後ミトラヴァルナアプサラスウルヴァシーの姿に興奮して器に精を放ったが、そこからアガスティヤヴァシシュタ生まれたアガスティヤは国を去ったが、再生したヴァシシュタ残ってイクシュヴァーク王家祭官となった

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ラーマーヤナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 08:25 UTC 版)

インドラジット」の記事における「ラーマーヤナ」の解説

ラーマとの戦争が始まると、インドラジットはまずヴァナラの将アンガダ戦った。この初日戦闘羅刹軍の敗北であり、インドラジットアンガダ2度戦車破壊された。怒ったインドラジット姿を消しナーガの縄を投げつけて軍の動き止めつつ、矢を射掛け多くの者を傷つけた。ラーマラクシュマナ身動きがとれず一方的に矢傷を負わされた。そのうえインドラジット去った後もナーガ締めつけられて苦しまなければならなかった。ガルダ現れナーガ追い払ってようやく解放された。 次にインドラジット戦闘出たのは、クンバカルナ筆頭有力な将が戦死しランカー敗北濃厚になったときであったインドラジットはニクムビラの犠牲祭行い勝利兆し現れるのを見て出陣した軍は地に伏してブラフマー加護祈りながら、インドラジット攻撃がやむのを待つしかなかった。こうしたインドラジット攻撃によって、軍の戦死者67億にも達したとされる。それを見たインドラジット意気揚々とランカー帰還した。 しかし軍が傷つくたびにハヌマーン遠方より霊薬運んできたため、息ある者はすぐに回復した軍の攻撃によってランカー炎上すると、インドラジットシーターの幻を作りハヌマーン目の前で幻を切り裂いたハヌマーン戦争目的失った思って退却せざるを得なかった。 ハヌマーンラーマシーターの死を報告している間、インドラジットは再びニクムビラの赴いて犠牲祭行った。しかしヴィビーシャナハヌマーン報告聞いてインドラジット策略であることを見抜き、ニクムビラの攻めるよう説得した。そこでラクシュマナハヌマーン、ジャーンバヴァット、ヴィビーシャナらを率いてニクムビラに急行し羅刹軍を圧倒した。そのためインドラジット祭祀終えないまま出陣せざるをえなくなった。さらにハヌマーンラクシュマナインドラジット挑発して姿を消さずに戦うように仕向けたインドラジットラクシュマナ戦ったが、激戦の末、神々ラクシュマナ味方して、かつてアスラを滅ぼす際に用いられた矢を与え、その矢によってインドラジット倒された。

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ラーマーヤナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 03:00 UTC 版)

バラドヴァージャ」の記事における「ラーマーヤナ」の解説

『ラーマーヤナ』巻1によると、バラドヴァージャ『ラーマーヤナ』作者とされるヴァールミーキ弟子であり、ヴァールミーキ『ラーマーヤナ』を語るきっかけとなった事件狩人がつがいの片方殺し残った1羽が悲しんで鳴くのを聞いた)にも居合わせている。 ラーマラクシュマナ兄弟アヨーディヤーから追放されたとき、バラドヴァージャ祝福を受けるためにその庵(アーシュラマ)を訪れたラーマの弟のバラタ巨大な軍隊とともにラーマ追いかけてきたが、バラドヴァージャヴィシュヴァカルマン呼んで天上宴席設けて彼らをもてなした

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