ごう【▽仰/業】
読み方:ごう
〈仰〉⇒ぎょう
〈業〉⇒ぎょう
ぎょう【業】
読み方:ぎょう
〈ギョウ〉
1 苦労してなしとげる事柄。「業績/偉業・学業・功業・事業・実業・授業・修業・所業・卒業・大業・覇業」
2 生活のために行う仕事。「業界・業者・業務/営業・家業・稼業・休業・兼業・作業・産業・残業・失業・就業・商業・職業・生業・操業・農業・廃業・副業・分業・夜業」
3 やしき。「別業」
〈ゴウ〉
1 報いを招く前世の行い。「業苦・業報/悪業・因業・罪業・宿業・善業・非業・自業自得」
〈わざ〉「業師・業物/神業・軽業・仕業・力業・手業・寝業・早業」
[名のり]おき・かず・くに・なり・のぶ・のり・はじめ・ふさ
ぎょう〔ゲフ〕【業】
ごう〔ゴフ〕【業】
なり【▽業】
わざ【業】
業
業
業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/04 13:41 UTC 版)
業(ごう)、業報(ごうほう)、業力(ごうりき)、応報(おうほう)、[要出典]カルマ(梵: कर्मन् karman[注釈 1])に由来し、行為、所作、意志による身心の活動、意志による身心の生活を意味する語[2]。原義においては単なる行為(action)という意味であり、「良い」「悪い」といった色はなく、暗いニュアンスもない[3]。
注釈
- ^ 原語の karman は、サンスクリットの動詞語根「クリ」(√kṛ)、為す) より派生した[1]。羯磨(かつま)と音写する[2]。
- ^ 原始仏典である阿含経典(二カーヤ)において、ウパニシャッドは言及すらされておらず、まったく存在していなかったと考えるからである[要出典]。登場するヴェーダも三つまでである[要出典]。
- ^ ただし、業因には、煩悩などの「業を起こさせる原因」という意味もあり、因業には「因と業」すなわち「主因と助縁」という意味もある[2]。
- ^ 業とその苦である報いのことを業苦という場合もある[2]。
- ^ 非善非悪の無記業は業果を引く力がない[2]。
- ^ 経量部や大乗仏教では、身・語を動初(どうほつ)する思(意志)の種子(しゅうじ)のことを指して業道という場合もある[2]。
出典
- ^ 宮元啓一「インドにおける唯名論の基本構造」『RINDAS ワーキングペーパー伝統思想シリーズ19』、龍谷大学現代インド研究センター、2014年、6-8頁。}
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq 総合仏教大辞典 1988, p. 363-365.
- ^ スマナサーラ 2014, 11%.
- ^ a b 広辞苑 1986, p. 789.
- ^ Parvesh Singla. The Manual of Life – Karma. Parvesh singla. pp. 5–7. GGKEY:0XFSARN29ZZ 2011年6月4日閲覧。
- ^ Halbfass, Wilhelm (2000), Karma und Wiedergeburt im indischen Denken, Diederichs, München, Germany
- ^ スマナサーラ 2014, No.91/359.
- ^ a b c d e f g h i 岡田 2002, pp. 120–121.
- ^ スマナサーラ 2014, 16%.
- ^ スマナサーラ 2012, No.893/1930.
- ^ 志賀浄邦「インド仏教復興運動の軌跡とその現況」『京都産業大学世界問題研究所紀要』第25巻、2010年、23-46頁、NAID 110007523445。
- ^ 長友泰潤「原始仏典に見る人間観 : チャラカ・サンヒターの人間観との比較研究」『南九州大学研究報告. 人文社会科学編』第44巻、2014年、21-28頁、NAID 40020099536。
- ^ a b c d e f g チャンディマ・ガンゴダウィラ『新しい生き方を切り拓く7つの実践 『小業分別経』』Sukhi Hotu、2020年、22%。ASIN B0852RN3Q3。
- ^ 馬場 2018, pp. 121–122.
- ^ a b c d e f 岩波仏教辞典 1989, p. 314.
- ^ a b c 岩波仏教辞典 1989, p. 246.
- ^ a b c d e f 櫻部・上山 2006, p. 117~118.
- ^ 精選版 日本国語大辞典、小学館『邪淫・邪婬』 - コトバンク
- ^ a b c 松久保 2001, p. 77.
- ^ 櫻部・上山 2006, p. 索引頁「仏教基本語彙(3)」.
- ^ 櫻部・上山 2006, p. 117.
- ^ a b c 池田練太郎「思業と思已業」『印度學佛教學研究』第30巻第1号、1981年、298-302頁、doi:10.4259/ibk.30.298。
- ^ 櫻部・上山 2006, p. 120.
- ^ 櫻部・上山 2006, p. 117-18.
- ^ a b 岩波仏教辞典 1989, p. 788.
- ^ 櫻部・上山 2006, p. 索引頁「仏教基本語彙(7)」.
- ^ a b c 櫻部・上山 2006, p. 121.
- ^ a b c d 青原 2017, p. 847.
- ^ 櫻部・上山 2006, p. 索引頁「仏教基本語彙(9)」.
- ^ a b c 櫻部 1989, p. 63.
- ^ a b 青原 2017, p. 846.
- ^ 加藤 1967, p. 120.
- ^ 工藤 1981, p. 130.
- ^ 阿部 1995, p. 35.
- ^ a b c 櫻部 1989, p. 66.
- ^ 青原 2017, p. 844-846.
- ^ a b 青原 2017, p. 844-843.
- ^ 干潟龍祥「業(ごう)の社会性-共業(ぐうごう)-について (昭和五十年二月十二日提出)]」『日本學士院紀要』第33巻第1号、1975年、1-7頁、doi:10.2183/tja1948.33.1。
- ^ 「順現法受業」 - 佛光大辭典 (慈怡法師主編)
- ^ 「順次生受業」 - 佛光大辭典 (慈怡法師主編)
- ^ 「順後次受業」 - 佛光大辭典 (慈怡法師主編)
- ^ 清水 2011, p. 17.
- ^ 精選版 日本国語大辞典『業識』 - コトバンク
- ^ 山本 1960, p. 16.
- ^ 秋月 2002, p. 33.
- ^ 教皇庁 2007, pp. 36–37.
- ^ a b c d 山田政信 「新宗教のブラジル伝道(14)キリスト教の変容 ⑪」天理大学
- ^ 山田政信 「改宗を正当化する語りの論理」 ラテンアメリカ研究年報No.19(1999年)
- ^ 津城 2005, p. 76.
- ^ Tingay, 宮坂清訳 2009, pp. 428–434.
- ^ a b c 教皇庁 2007, p. 119.
- ^ a b York, 井上監訳 2009, pp. 428–434.
- ^ a b c d e f 津城 2005, pp. 71–73.
- ^ 大田 2013. 位置No.1173/2698
- ^ 大田 2013. 位置No.1165/2698
業(カルマ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 04:31 UTC 版)
※この「業(カルマ)」の解説は、「不思議くんJAM」の解説の一部です。
「業(カルマ)」を含む「不思議くんJAM」の記事については、「不思議くんJAM」の概要を参照ください。
業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 14:17 UTC 版)
「聖闘士星矢EPISODE.G アサシン」の記事における「業」の解説
※この「業」の解説は、「聖闘士星矢EPISODE.G アサシン」の解説の一部です。
「業」を含む「聖闘士星矢EPISODE.G アサシン」の記事については、「聖闘士星矢EPISODE.G アサシン」の概要を参照ください。
業(わざ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 01:12 UTC 版)
「NARUTO -ナルト-」の記事における「業(わざ)」の解説
修業法のこと。足の裏から放出するチャクラを精緻にコントロールすることで水面歩行を可能にする水面歩行の業、肉体鍛錬のため片腕のみで急峻な崖を登る崖登りの業など、目的に応じた多様な修業法がある。
※この「業(わざ)」の解説は、「NARUTO -ナルト-」の解説の一部です。
「業(わざ)」を含む「NARUTO -ナルト-」の記事については、「NARUTO -ナルト-」の概要を参照ください。
業(カルマ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:28 UTC 版)
業はサンスクリットで 本来は行為の意味。因果思想と結合し、業はその善悪に応じて果報を与え、死によっても失われず、輪廻に伴って、代々伝えられると考えられた。『ウパニシャッド』にもその思想は現れ、輪廻思想・業感縁起の基礎となる。宿業思想に発展し、一種の運命論となった。中国、日本の思想にも影響を与えている。
※この「業(カルマ)」の解説は、「ヒンドゥー教」の解説の一部です。
「業(カルマ)」を含む「ヒンドゥー教」の記事については、「ヒンドゥー教」の概要を参照ください。
業
業
業 |
「業」の例文・使い方・用例・文例
- 討論での重点は失業問題であった
- エベレストの登頂は輝かしい偉業でした
- 学問的業績
- 「昨日は授業で何をしましたか」「実は,授業には行きませんでした」
- 彼は事業家としてはやり手だ
- 企業の経営管理
- 日本は産業が大きく発展した
- 航空宇宙産業
- 外資系企業
- 職業紹介所
- 運送業者
- 広告代理業者
- ロシアと漁業協定を結ぶ
- 政府の農業政策
- 農業に従事する
- 午前8時から午後6時まで営業
- 先生が授業中におかしな歌を歌ったのは本当に楽しかった
- 歴史の授業はメアリー・ジョンソン,ポール・グリーン,そしてもう1人が行います
- 卒業のときが近づいてきた
- 出席状況が悪かったから君はその授業を落としたんだ.私は君に忠告しなかったわけではないよ
業と同じ種類の言葉
「業」に関係したコラム
-
日本の株式上場企業は、東京証券取引所(東証)をはじめとする証券取引所の独自の基準により、業種別に分類されています。例えば、東京証券取引所(東証)の場合、業種分類は「業種別分類に関する取扱い要領」により...
-
世界各国の発表する経済指標は、為替の変動要因の1つとされています。その中でもアメリカ合衆国やEU諸国など、主要国と呼ばれる国々の発表する経済指標は、米ドル、ユーロなどの主要通貨に影響を及ぼすことがあり...
-
株365や株式投資、FX、CFDなどで必ず儲かるという謳い文句で投資を勧誘する手口が後を絶ちません。勧誘の手口には次のようなものが挙げられます。「絶対儲かる。借金してでも投資する価値がある。」と絶対儲...
-
CFDで取り扱う株式には、日経平均株価(日経225)採用銘柄をはじめ、アメリカ合衆国、欧州圏、中国などの証券市場に上場している銘柄があります。CFDで取り扱われている株式はCFD業者によりさまざまで、...
-
FX(外国為替証拠金取引)のレバレッジ規制とは、2009年8月3日に公布された「金融商品取引業等に関する内閣府令」を根拠法として、金融庁がFX業者のレバレッジを規制することです。金融商品取引業等に関す...
-
株式の投資判断とされる自己資本比率とは、資本の総資産の割合をパーセンテージで表したものです。自己資本比率は、株主資本比率、株主持分比率などとも呼びます。自己資本比率は、次の計算式で求めることができます...
- >> 「業」を含む用語の索引
- 業のページへのリンク