どう‐きょう〔ダウケウ〕【道教】
中国、古代の民間信仰を基盤とし、不老長生・現世利益を主たる目的として自然発生的に生まれた宗教。のち、仏教への対抗上、神仙説など道家の思想、および仏教の教理儀礼が取り入れられた。5世紀前半、北魏の寇謙之(こうけんし)が教祖を黄帝・老子とし、張道陵を開祖として道教教団を形成した例もあるが、多くは民間信仰として発展。
みち‐おしえ〔‐をしへ〕【道教/▽路▽導】
道教
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道教(どうきょう、拼音: )は、中国三大宗教(三教と言い、儒教・仏教・道教を指す)の一つである。中国の歴史記述において、他にも「道家」「道家の教」「道門」「道宗」「老子」「老子の教」「老子の学」「老教」「玄門」などとも呼称され、それぞれ若干ニュアンスの違いがある[1]。そのため「道教」の定義については、学者の間では論争が行われている。
- ^ a b c d e 横手(2008)、p.001-008、中国史の中の道教
- ^ a b c P.R.ハーツ『道教』<世界の宗教> 鈴木博訳 青土社 1994年、ISBN 4791753003 pp.12-23.
- ^ 森三樹三郎 『老子・荘子』(講談社学術文庫、1994年)
- ^ 松岡正剛の千夜千冊「道教」
- ^ 『庚申信仰』- ISBN 4634611104
- ^ a b 横手(2008)、p.009-012、①道家と神僊、老子
- ^ 横手(2008)、p.012-016、①道家と神僊、黄老・老荘・そして道家
- ^ a b 横手(2008)、p.026-028、②宗教的信仰集団と経典の形成、黄老信仰
- ^ a b c 横手(2008)、p.016-019、①道家と神僊、方技と神僊
- ^ 横手(2008)、p.020-022、①道家と神僊、さまざまなか神仙術
- ^ a b 福永光司、『道教思想史研究』、岩波書店、1987年
- ^ a b c 横手(2008)、p.022-025、①道家と神僊、鬼神信仰と符の源流
- ^ ジェットスターの上海初便でLCC初体験・歴史的名所を愛でる旅(その3)
- ^ 台湾に行ったら「ベジタリアン」料理が凄すぎた - ヴィーガンではない人も満足する台湾素食
- ^ a b c d 横手(2008)、p.028-031、②宗教的信仰集団と経典の形成、五斗米道と天師道
- ^ a b c d e f g 横手(2008)、p.040-045、③道教教理の大成、教理の統合
- ^ a b c d e 横手(2008)、p.032-035、②宗教的信仰集団と経典の形成、上清経・霊宝経・三皇経の形成
- ^ a b c 横手(2008)、p.035-039、②宗教的信仰集団と経典の形成、金丹精錬の法
- ^ a b c d e f g 横手(2008)、p.045-050、③道教教理の大成、隋から唐へ
- ^ a b c d e 横手(2008)、p.057-064、④宋代以降の展開、道教の内容的変化
- ^ 横手(2008)、p.064-068、④宋代以降の展開、江南の経籙三山
- ^ 横手(2008)、p.068-072、④宋代以降の展開、河北の新興道教と全真教
- ^ a b c 横手(2008)、p.072-078、④宋代以降の展開、明代以降のあり方
- ^ a b c d 横手(2008)、p.079-083、⑤現代の道教、解放前と文革後の主要道教
- ^ 概説日本思想史 編集委員代表 佐藤弘夫
- ^ 榎本淳一「遣唐使と通訳」(『唐王朝と古代日本』、吉川弘文館、2008年(ISBN 978-4-642-02469-3 原論文:2005年))
- ^ 鹿谷指玄堂北海道設堂
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