丹とは?

たん【丹】

硫黄水銀化合した赤土辰砂(しんしゃ)。また、その色。に。

黄色みを帯び赤色顔料日本画用いる。鉛の酸化物で、人工的製造される。鉛丹黄丹

。特に、道家における長寿不老不死の薬

「—を練り、真を修し、天地とともに寿(いのちなが)しとぞ」〈読・弓張月・続〉


たん【丹】

常用漢字] [音]タン(呉)(漢) [訓]に あかい

鉱物の一。辰砂(しんしゃ)。「丹砂(たんさ・たんしゃ)」

赤色顔料。赤い色。に。「丹朱丹青丹頂

丹砂配合した不老不死仙薬。「丹薬仙丹練丹術

練り上げ。「反魂(はんごん)丹・万金(まんきん)丹」

まごころ。「丹精丹念

丹波(たんば)国、または丹後(たんご)国。「丹州

名のりあかし・あきら・に・まこと

難読雲丹(うに)・甲比丹(カピタン)・切支丹(キリシタン)・牡丹餅(ぼたもち)


に【丹】

《「土(に)」と同語原》

赤い色。丹色。「丹塗り鳥居

赤い色の顔料用い赤土

丹生(にふ)の郷(さと)。昔時(むかし)の人、此の山の沙(すなご)を取りて—に該(あ)てき」〈豊後国風土記


たん【丹】

1 〔名〕

硫黄水銀化合した赤土辰砂(しんしゃ)。また、その色。に。

高野山文書嘉吉三年1443五月二八日・山王院御殿造営勘録状「にかへぬりの下行〈略〉四貫文たん十褁代」〔書経禹貢

② 鉛に硫黄硝石加えて、焼いて製したもの。鉛の酸化物鉛丹ともいう。黄色帯び赤色で、絵の具としまた、薬用とする。和泉国堺で産する長吉丹は上等とされた。

法隆寺伽藍縁起并流記資財帳天平一九年(747)「合綵色物壱拾参種〈略〉塔分陸種〈朱砂六十二両一分 胡粉二百八十一分 黄卅五両二分二百八両〉」

真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉八六「丹(タン)で塗った提灯幾つも掛けてあります

薬のこと多く不老不死の薬をさしていう。

菅家文草900頃)一・仲春釈奠聴講孝経、同賦資事父事君「換白何死、含丹在親」

読本椿説弓張月(1807‐11)続「丹(タン)を煉(ねり)、真を修し、天地とともに寿(いのちなが)しとぞ」〔徐陵‐答周処士書〕

2 丹波国(たんばのくに)、丹後国(たんごのくに)の略。

3語素丸薬練薬の名前につける語。「万金丹」など。

二十巻本和名抄(934頃)一二「紫霊丹 一名長生一名反魂丹」〔晉書葛洪伝〕

[補注](一)③及び(三)について) 道家では水銀不老長生効果があると信じられ、「経進地仙丹」「伏虎丹」「養生丹」といった神仙が作られた。


に【土・丹】

〔名〕

① つち。

古事記(712)中・歌謡「井(いちひゐ)の 丸邇坂(わにさ)の邇(ニ)を 端土(はつに)は 膚赤らけみ 底土(しはに)は に黒きゆゑ 三栗の その中つ邇(ニ)を」

② 赤い色の土。また、辰砂(しんしゃ)あるいは、赤い色の顔料。あかに。

古事記(712)下・歌謡「取り佩ける 大刀の手上に 丹(に)画き著け」

浜松中納言(11C中)一「口びるにはにと云ふもの塗りたるやうに」

③ 赤い色。また、赤い色をしたもの

常陸風土記717‐724頃)行方「海は即ち青波浩行(ただよ)ひ、陸は是れ丹(に)の霞空朦(たなび)けり」


読み方:ニ(ni

一般赤色や、鉛の赤色酸化物である鉛丹に対して呼称


たん 【丹】


丹 第1号(上丹) (たん)

1号包み広げ、紙紐横に置き
第1号、包み広げ、紙紐横に置き
●分類: その他 
●倉番: 北倉 148 
●寸法: 重744.7 
●説明: 鉛の酸化物で、文書反故紙包まれている。丹は顔料としても用いられるが、本品釉薬原料用。 

丹 第4号 (たん)

第4号、上包のみ広げ
第4号、上包のみ広げ
●分類: その他 
●倉番: 北倉 148 
●寸法: 重770.9 
●説明: 鉛の酸化物で、文書反故紙包まれている。丹は顔料としても用いられるが、本品釉薬原料用。 

印章の上を示すしるし。薄くした金あるいは銀を印顆埋め込む最近ニッケルのものが多い。

読み方
あか
あかい
あかし
たな
たみ
たん
たんさき
にい
にわ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/11 21:08 UTC 版)

(たん、に、あか)




「丹」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:35 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. タン、に)硫黄水銀化合した赤土辰砂
  2. タン黄色がかった赤色顔料鉛丹
  3. タン。特に、不老不死
  4. タン異表記:花札で、文字の書かれない赤色短冊があしらわれたもの。

発音

た↘ん

熟語



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