音読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/26 03:14 UTC 版)
音読み(おんよみ)とは、日本語における漢字の字音による読み方である[注釈 1]。
- ^ 近年に中国語から入ってきた読み方については外来語のページ、または中国語版のページ
- ^ ただし呉音と漢音とが一致する字も多い。
- ^ 「行」字は多音字である。ここでは表を見やすくするため読み方の一部を示した。詳しくは行部#部首字を参照。
- ^ 「提灯」は「吊灯」の書き間違いで「提」を「チョウ(チャウ)」と読むわけではない、とする辞書(『漢字源』)と、「提」の唐音が「チョウ(チャウ)」であるとする辞書(『大辞泉』など)とがある。
- ^ 「暖」字の唐音は「ノン」であり、「暖簾」は日本に伝わった当初「ノンレン」と読まれていたが、時代が下るにつれて「ノウレン」→「ノレン」に変化した。
- ^ 現在の固有名詞については中国語における外国固有名詞の表記#日本語側からの呼称を
- ^ 「悪」の読み方は、前者は呉音漢音ともに「アク」、後者は呉音で「ウ」、漢音で「オ(ヲ)」。
- ^ 「重」については、最近「重い」という意味では「ジュウ(ヂュウ)」と、「重ねる」という意味では「チョウ」と読むべきだという主張があるようであるが、「ジュウ(ヂュウ)」と「チョウ」との違いが前者が呉音で後者が漢音であるにすぎない以上、主張に根拠がない。どちらの意味についても「チョウ」「ジュウ(ヂュウ)」の二通りの読み方が伝わったのである。ほかに「省」についても意味により読み方が変わるとする主張があり、これによれば「反省」の意味では「セイ」と、「省略」や「省庁」の意味では「ショウ(シャウ)」と読み方が変わっているとするようだが、これについても同様のことがいえる。「省庁」の「省」を「ショウ(シャウ)」と読むのはそれがもともと律令用語だからにすぎず「セイ」の読み方も伝わっている(ただし前者での読み方中のサ行音「シ」「セ」と後者のそれとが異なる子音であったかはここでは言及しない)。これに対して、普通話では前者をxĭng、後者をshĕngと読んで区別している。ちなみに朝鮮語では성、생という複数の読み方があるが、これについては朝鮮漢字音を参照。
- ^ 普通話では順にlěi、lèi、léiとなる。「累」の平声が普通話では陽平に変化したわけである。
- ^ 反対に、日本語で一音で読まれる字で一つの意味に対して、中国語では複数の読み方をするものがあるが、これについてはzh:破音字を参照。
- ^ a b 語中でパ行に変化することがある。
- ^ ただし呉音ではさまざまである。詳しくは呉音を参照。
- ^ 詳しくはハ行転呼#漢字音への影響。
- ^ 慣用音として分類される。これについては慣用音#入声「フ」の変化音を参照。
- ^ そのうえ日本語は声調言語でないので入声しか音写できなかった。ただし声明など日本における文献のなかには四声を示すものがあったという。詳しくは日本漢字音の声調を参照。
音読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 21:27 UTC 版)
音読みは、中国語起源の読み方である。呉音、漢音、唐音、慣用音がある。 呉音は、5-6世紀頃に伝わった漢字音である。通説では、中国の六朝時代南部の呉地方から直接あるいは朝鮮半島を経由して日本に伝わったとされるが、これを実証できる証拠はない。実際には、仏典などに基づく漢音以前の伝統的な読み方が、時代・地域などを考慮せずに纏めて呉音とされてきた経緯がある。漢音は、奈良時代から平安時代にかけて盛んに送られた遣唐使(主な渡航先は西北部の長安)や留学僧が、唐の首都の長安で学んだ読み方が輸入された。更に鎌倉時代から室町時代にかけて、禅僧の留学や関連書の伝来、民間貿易により「唐音」と呼ばれる読み方が伝わった。このうち最も体系的なのは漢音で@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}『広韻』や『集韻』と対応関係が見られる[要出典]。慣用音は間違って定着したと分かったものや体系に合わないものなどを大正時代以降こう呼んでいる。
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音読み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 14:23 UTC 版)
和製漢字の作成方法は、漢字の「六書」の造字ルールのうち「会意」または「形声」によっており、ほとんどは会意文字であり音読みは持たないことが多い。しかし、音読みが全く無い訳ではなく、音読みしかない字もある。音読みが無いと熟語をつくるときに不便な場合は、漢字から部首を除いた部分の読み方を音読みとしている。「働」では、右側の動という字を「どう」と読むため、「働」の音読みを「どう」としたり、「搾」では、右側の窄という字を「さく」と読むため、「搾」の音読みを「さく」としている。
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