こういん〔クワウヰン〕【広韻】
広韻
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『広韻』(こういん、旧字体:廣韻)は、北宋の大中祥符元年(1008年)に陳彭年(ちんほうねん)らが先行する『切韻』『唐韻』を増訂して作った韻書。正式名称は『大宋重修広韻』。
- ^ 水谷誠「『大宋重修広韻』と『大広益会玉篇』」『『集韻』系韻書の研究』白帝社、2004年、181頁。ISBN 4891746920。
- ^ 小川環樹「唐詩の押韻」『中国語学研究』創文社、1977年、87-115頁。
- ^ ただし合口の一部が真韻に残る
- ^ 『集韻』序「凡姓望之出、旧皆広陳名系。既乖字訓、復類譜牒」
- ^ 周祖謨『広韻校本』では、傅増湘旧蔵本と金沢文庫本を北宋監本とするが、現在はともに南宋のものと考えられている
- ^ 『切韻』では「殷」。宋の宣祖(太祖の父)の諱「弘殷」に抵触するため変更
- ^ 『切韻』では「敬」。宋の翼祖(太祖の祖父)の諱に抵触するため変更
- ^ 「証」は諍韻に属する別字。
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