広韻とは? わかりやすく解説

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こういん〔クワウヰン〕【広韻】

読み方:こういん

中国韻書。「大宋重修広韻」のこと。北宋の陳彭年(ちんほうねん)、丘雍(きゅうよう)などの奉勅撰。1008年完成。「切韻」「唐韻」の音系反切継承し平声(上、下)、上声去声入声の全5巻から成る。26194字を収め、平・上・去・入の206韻に分かつ古代字音を知るうえできわめて重要なものとされる


広韻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/24 16:32 UTC 版)

広韻』(こういん、旧字体廣韻)は、北宋大中祥符元年(1008年)に陳彭年(ちんほうねん)らが先行する『切韻』『唐韻』を増訂して作った韻書。正式名称は『大宋重修広韻』。


  1. ^ 水谷誠「『大宋重修広韻』と『大広益会玉篇』」『『集韻』系韻書の研究』白帝社、2004年、181頁。ISBN 4891746920 
  2. ^ 小川環樹「唐詩の押韻」『中国語学研究』創文社、1977年、87-115頁。 
  3. ^ ただし合口の一部が真韻に残る
  4. ^ 集韻』序「凡姓望之出、旧皆広陳名系。既乖字訓、復類譜牒」
  5. ^ 周祖謨『広韻校本』では、傅増湘旧蔵本と金沢文庫本を北宋監本とするが、現在はともに南宋のものと考えられている
  6. ^ 『切韻』では「殷」。の宣祖(太祖の父)の諱「弘殷」に抵触するため変更
  7. ^ 『切韻』では「敬」。宋の翼祖(太祖の祖父)の諱に抵触するため変更
  8. ^ 「証」は諍韻に属する別字。


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