ほうねん

デジタル大辞泉

ほう‐ねん〔ハウ‐〕【放念】

読み方：ほうねん

［名］(スル)気にかけないこと。心配しないこと。放心。「どうぞ御—ください」

ほう‐ねん〔ホフ‐〕【法然】

読み方：ほうねん

「法爾(ほうに)」に同じ。

ほうねん〔ホフネン〕【法然】

読み方：ほうねん

［1133〜1212］平安末期の浄土宗の僧。美作(みまさか)の人。諱(いみな)は源空。比叡山の黒谷で天台および諸宗を学び、安元元年（1175）称名念仏に専念する立場を確立し浄土宗を開いた。洛東吉水(よしみず)に草庵を結んで布教し、信者の増加に伴って迫害され、一時讃岐(さぬき)に流されたが、後に許されて京に戻り、東山で入寂。勅諡号(ちょくしごう)は円光大師。著「選択本願念仏集」など。黒谷上人。吉水上人。→御忌(ぎょき)2

法然生誕の地に建立した岡山県の誕生寺／撮影・田島正

ほう‐ねん〔ハウ‐〕【芳年】

読み方：ほうねん

若いときの年月。青春。

ほう‐ねん〔ハウ‐〕【芳念】

読み方：ほうねん

他人を敬って、その考えをいう語。お考え。芳慮。

ほう‐ねん【豊年】

読み方：ほうねん

穀物、特に、稲の豊作の年。《季 秋》⇔凶年。

世界宗教用語大事典

ほうねん 【法然】

鎌倉新仏教の先駆者。浄土宗開祖。法然房源空。美作（岡山県）の人。押領使の父が敵の夜討ちで死んだのを機に九歳で出家、一三歳で比叡山に登り、源光・皇円・叡空らに学び、さらに諸師に参じ、一切経を読破のすえ、中国の善導の『観無量寿経疏』で開眼し凡夫救済の念仏に帰投した。一一七五（承安五）年四三歳の時で、これが浄土宗開宗の起点。以後、比叡山を下り京都で布教し、天皇・公家から遊女・盗賊まで教化したが、旧仏教からのねたみと、弟子の不始末のため土佐（実際には讃岐）に流され、すぐ許されて京都で没。親鸞・熊谷直実など大物の弟子が多く、東山天皇より円光、中御門天皇より東漸、桃園天皇より慧成、光格天皇より弘覚、孝明天皇より慈教、明治天皇より明照、昭和天皇より和順の各大師号を贈られている。主著『選択本願念仏集』。（一一三三～一二一二）→ 浄土宗

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豊年

姓	読み方
豊年	ほうねん