反切とは? わかりやすく解説

はん‐せつ【反切】

読み方:はんせつ

ある漢字字音を示すのに別の漢字2字の音をもってする方法。すなわち、上の字の頭子音声母)と下の字の頭子音除いた部分韻母)とを合わせて1音を構成するもの。例えば、「東」の子音は「徳紅切」で「徳」の声母[t]と「紅」の韻母[oŋ]とによって[toŋ]とする類。かえし。


反切

読み方:ハンセツ(hansetsu)

中国韻学漢字の音を示すために用い方法の一。

別名 反音、翻切


反切

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/19 02:29 UTC 版)

反切(はんせつ)は、漢字の発音を示す伝統的な方法のひとつ。2つの漢字を用い、一方の声母と、他方の韻母および声調を組み合わせて、その漢字の音を表す。


  1. ^ 藤堂明保『中国語音韻論 ──その歴史的研究──』光生館、1980年、96頁。
  2. ^ 『九経字様』艸部「蓋、案字統公艾翻。」
  3. ^ 中古音は平山久雄『言語』大修館書店〈中国文化叢書〉、1967年、1978 四版、145-148頁。 に従った。
  4. ^ 淮南子』墬形訓「其地宜黍、多旄犀。」高誘注「旄、読如網繆之繆、急気言乃得之。」
  5. ^ 釈名』釈天「風、兗豫司横口合唇言之。……青徐言風、踧口開唇推気言之。」
  6. ^ 顔氏家訓』音辞「孫叔言創爾雅音義、是漢末人独知反語。至於魏世、此事大行。高貴郷公不解反語、以為怪異。」
  7. ^ 『経典釈文』序録「孫炎始為反語、魏朝以降漸繁。」
  8. ^ たとえば、董同龢『中国語音史』、1953年、38頁。
  9. ^ 河野六郎「慧琳衆経音義の反切の特色」『中国文化研究会会報』第5巻第1号、1955年。


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