過去世とは? わかりやすく解説

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かこ‐ぜ〔クワコ‐〕【過去世】

読み方:かこぜ

仏語過ぎ去った世。前世


過去世

作者岡本かの子

収載図書日本幻想文学集成 10 岡本かの子 過去世
出版社国書刊行会
刊行年月1992.1

収載図書岡本かの子作品集新装版
出版社沖積舎
刊行年月1993.6
シリーズ名ちゅうせき叢書

収載図書岡本かの子全集 第3巻 復刻
出版社日本図書センター
刊行年月2001.2


過去世

読み方:カコゼ(kakoze)

作者 岡本かの子

初出 昭和12年

ジャンル 小説


三世

(過去世 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/17 09:57 UTC 版)

三世(さんぜ、サンスクリット語:Traiyadhvika, Traikālya)とは、仏教でいう過去世・現在世・未来世のこと。また三際(さんざい、後述)ともいう。

概要

「世」とは還流・遷流の義を持つ。有為の事物は一刹那の間も止まらず、生じ終わると直ちに滅す。よって来生を未来世となし、生じたるを現在世となし、滅し終えたるを過去世となす。仏教では、時間を実体的に捉えず、つまり実在するものとは見ない。変化し移ろいゆく現象や存在の上で、仮に3つの時間的な区分を立てるに過ぎないとする。

これには様々な用語があり、その用語によって微妙に意味あいが異なる場合がある。

  • 前世・現世・来世の三世
    • 前世 - 衆生が生まれる前に送った一生
    • 現世 - 衆生が現在を送っている一生
    • 来世 - 衆生が死後に転生して送る一生
  • 過・現・未の三世。別称で已・今・当(い=既に・こん・とう)、前際・中際・後際(三際)ともいう。
    • 過去世 - 仏法がすでに過ぎ去った状態
    • 現在世 - 仏法が現に存在している状態
    • 未来世 - 仏法が未だ存在していない状態
  • 宿世(すくせ)を含む考え方。一般性は高くはない。大乗に多いが解釈の仕方により多岐にわたる。尚、過去世や前世を利用した、悪質な霊感商法対策として用いられることがある。
    • 現世 - 今生の世
    • 宿世 - 死後、輪廻転生するまでの49日とされる霊体の世
    • 来世 - 宿世を経由した次の現世
※通常宿世の間は白木の位牌を使い、この間の修行が有益とされる。
※因果律は宿世から現世(あるいは来世)において正しく伝わる、とされる。

「三世諸仏」という場合、過去・現在・未来に対応した如来(もしくは菩薩)を指すことが多い。

仏教では三世に因果の関係が必ずあるとされる。これを三世因果といい、四諦十二因縁を説くためにこの三世因果を用いる。

三種三世

唯識では、三種三世(さんしゅさんせ)を説く。

道理三世
種子曾当(しゅしそうとう)の因果ともいい、現在の法の上に道理をもって仮に立てる三世を立てる。
神通三世
過去・未来は実体あるに非ざるも、宿命智にて過去を、生死智にて未来を、他心智にて現在の境地を観る。これは実の三世ではなく、心識所変の現在刹那相分である。
唯識三世
過去・未来の法は、実体あるに非ず、妄情にて過去・未来の事物が心中に顕現する。ゆえに妄情に三世あるも実は現在法の相分にて、唯識所変であるとする。

過去世

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/17 04:57 UTC 版)

劫賓那」の記事における「過去世」の解説

また「ダンマパダ法句経)」によると、過去世にパドゥムッターラという仏の許で志願起こし、織師の組合長として1000人の独覚縁覚)を供養し上天し、迦葉仏世にまた僧団供養し今生においてクックタバーニ市の王となる。その妻をアノジャー(Saagala人)という。また、ヴァーラ、プップハ、ヴァーッラヴァーナ、プップハヴァーナ、スパッタという5頭の駿馬をもち、4人の臣にこの5頭の中から、それぞれ1頭の馬を与え、各23由旬出で三宝興起聞かしむ。ある日、園苑に遊んでいると、遠く2万由旬離れた舎衛城から500人の商人が来たりて三宝興起告げられるや、歓喜して皇后に語を送り千人臣下と共に仏所赴いた。仏はこれを知って、チャンダバーガー河まで迎え行き、カッピナは仏に見え比丘となった祇園精舎至り間もなく悟り得てその後、妻のアノジャーも出家した、という記述見られる

※この「過去世」の解説は、「劫賓那」の解説の一部です。
「過去世」を含む「劫賓那」の記事については、「劫賓那」の概要を参照ください。

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