十二因縁とは? わかりやすく解説

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じゅうに‐いんねん〔ジフニインエン〕【十二因縁】

読み方:じゅうにいんねん

仏語人間過去前世)・現在(現世)・未来来世)の三界流転する輪廻(りんね)のようすを説明した12因果関係無明・行(ぎょう)の過去の二因、識・名色・六処・触・受の現在の五果、愛・取・有の現在の三因、生・老死未来の二果の称。十二縁門十二縁起十二牽連(けんれん)。


十二因縁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/29 18:05 UTC 版)

十二因縁(じゅうにいんねん)、あるいは、十二縁起(じゅうにえんぎ、: dvādaśāṅgika-pratītyasamutpāda[2])とは、仏教において、現実の人生の苦悩の根源を断つことによって苦悩を滅するための12の条件を系列化したもの[3][1]。仏教の基本的な考えの一つである[3]


注釈

  1. ^ 順観は流転の縁起ともいう[3]
  2. ^ 逆観は還滅の縁起ともいう[3]

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n 丸山勇『ブッダの旅』岩波書店〈岩波新書〉、2007年4月20日、189-192頁。ISBN 978-4004310723 
  2. ^ 「十二因縁」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典、2014 Britannica Japan
  3. ^ a b c d e f g h i 中村元ほか(編)『岩波仏教辞典』(第二版)岩波書店、2002年10月、485頁。 
  4. ^ a b c d e f 中村元ほか(編)『岩波仏教辞典』岩波書店、1989年。ISBN 4-00-080072-8 


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十二因縁

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/31 02:34 UTC 版)

生 (仏教)」の記事における「十二因縁」の解説

十二因縁 無明無知) ↓ 行 ↓ 識 ↓ 名色六処 ↓ 触 ↓ 受 ↓ 愛 ↓ 取 ↓ 有(存在) ↓ 生(誕生) ↓ 老死老いと死) ジャーティは十二因縁の11番目に位置づけられる。それは有(ビハーバ, bhava)の結果であり、それに続く老いと死(老死)の始まりである。すなわち、生まれたからには、必ず老いて死ぬという事である。

※この「十二因縁」の解説は、「生 (仏教)」の解説の一部です。
「十二因縁」を含む「生 (仏教)」の記事については、「生 (仏教)」の概要を参照ください。

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