はっしょうどう 【八正道】
八正道
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八正道(はっしょうどう、巴: ariya-aṭṭhaṅgika-magga, 梵: ārya-aṣṭāṅga-mārga [1])は、仏教において涅槃に至るための8つの実践徳目である正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定のこと[2][3][4]。八聖道[4][5](八聖道分[6])、八支正道[4][7]、もしくは八聖道支[8][9]ともいう。「道(magga)」とは仏道、すなわち解脱への道のこと。
注釈
出典
- ^ 中村元等編、『岩波仏教辞典 第二版』p.828
- ^ a b c d e f g h i j k パーリ仏典, 相応部 道相応, 無明品 Avijjāvaggo, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ ひろさちや『完全図解 仏教早わかり百科』1999年12月1日、28-29頁。ISBN 978-4391123951。
- ^ a b c d e “八正道(はっしょうどう)とは - コトバンク”. 朝日新聞社. 2017年8月2日閲覧。
- ^ 仏陀耶舎、竺仏念 訳『長阿含経』(大正蔵1)・求那跋陀羅 訳『雑阿含経』(大正蔵99)
- ^ 法顕 訳『大般涅槃經』(大正蔵7)
- ^ 瞿曇僧伽提婆 訳『中阿含経』(大正蔵26)
- ^ 玄奘 訳『大般若波羅蜜多経』(大正蔵220)
- ^ 世親 造、玄奘 訳『阿毘達磨倶舎論』(大正蔵1558)
- ^ パーリ仏典, 大犍度 38.Mahakkhandhakaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ Prebish 2000, p. 40.
- ^ a b Harvey 2013, p. 83-84.
- ^ 人間の本質について (性善説・性悪説とは)- バッダンタ ニャーヌッタラ長老
- ^ a b c Maggaṅga-dīpanī: The Manual of the Constituents of the Noble Path by Mahathera Ledi Sayadaw
- ^ パーリ仏典, 中部大四十経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ a b c d e f g h アルボムッレ・スマナサーラ『テーラワーダ仏教「自ら確かめる」ブッダの教え』(kindle)Evolving、2018年。ISBN 978-4804613574。
- ^ パーリ仏典, 中部サマナムンディカ経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ Vetter 1988, p. 12.
- ^ 並川孝儀「初期韻文経典にみる修行に関する説示 : 三十七道品と三界」(小野田俊蔵教授 本庄良文教授古稀記念号)佛教大学仏教学会紀要 28 1-21, 2023-03-25, p.14
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