沙門とは? わかりやすく解説

さもん【沙門】

読み方:さもん

しゃもん(沙門)


しゃもん【沙門】

読み方:しゃもん

《(梵)śramaṇaの音写勤息と訳す》僧となって仏法修める人。桑門(そうもん)。さもん。


沙門

読み方:シャモン(shamon)

僧侶のこと。


沙門

読み方:しゃもん

  1. 僧侶のことをいふ。〔僧侶語〕

分類 僧侶

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沙門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 16:51 UTC 版)

ヒンドゥー教用語
サマナ
サンスクリット語 श्रमण;
(IAST: Śramaṇa)
タミル語 Samanam
ジャイナ教の僧侶

沙門(しゃもん、: Śramaṇa, シュラマナ: Samaṇa, サマナ)は、原義は「(とある高尚・宗教的な目的のために)労働・苦労・奮闘する者」[1][2]、「質素・禁欲な生活の探求者」[3] との意味である。

後にこの語は、古代インド社会に於いて生じた、ヴェーダの宗教から分岐したバラモン教ではない禁欲運動を指すようになった[4]。「つとめる人」の意[4][5][6][7] 。沙門の伝統は、ジャイナ教[8]仏教[9]アージーヴィカ教順世派などが含まれる[10][11][12]。桑門、勤息、貧道とも言う。後に仏教では比丘と同義になった[13]

これらの沙門運動は「サンサーラ」「解脱」といった、すべてのインド哲学における主要コンセプトを共有している[14]

由来

語源はサンスクリットで努力を意味する śram から来ているとされるが、静まるを意味する śam から来ていると言う説もある。前者の意味として功労、後者の意味として息心と意訳される事があり、上記の勤息は両方の意味を合わせた訳語である。

一説には、シャーマンの語源を沙門とするが、これは、未だ俗説の域を出ていない。シャーマンの語源はツングース系語族の「薩満」であるというのが、有力な学説である。[要出典]

または一説には、シャーマンの由来であるツングース語のシャマンは、さらにシナ語の沙門由来するというのが多くの学者の認めるところである。[15]

パーリ仏典における記載

脚注

  1. ^ Dhirasekera, Jotiya. Buddhist monastic discipline. Buddhist Cultural Centre, 2007.
  2. ^ Shults, Brett. "A Note on Śramaṇa in Vedic Texts." Journal of the Oxford Centre for Buddhist Studies 10 (2016).
  3. ^ Monier Monier-Williams, श्रमण śramaṇa, Sanskrit-English Dictionary, Oxford University Press, p. 1096
  4. ^ a b 「沙門」 - ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
  5. ^ Olivelle 1993, pp. 11, 12.
  6. ^ Jaini 2001, p. 48.
  7. ^ Ghurye, G. S. (1952). “Ascetic Origins”. Sociological Bulletin 1 (2): 162–184. doi:10.1177/0038022919520206. JSTOR 42864485. 
  8. ^ Zimmer 1953, p. 182-183.
  9. ^ Svarghese, Alexander P. 2008. India : History, Religion, Vision And Contribution To The World. pp. 259–60.
  10. ^ Basham 1951, pp. 94–103.
  11. ^ James G. Lochtefeld (2002). The Illustrated Encyclopedia of Hinduism, Vol. 2: N–Z. The Rosen Publishing Group. p. 639. ISBN 978-0823922871. https://books.google.com/books?id=g6FsB3psOTIC&pg=PA639 
  12. ^ P. Billimoria (1988), Śabdapramāṇa: Word and Knowledge, Studies of Classical India Volume 10, Springer, ISBN 978-94-010-7810-8, pp. 1–30
  13. ^ 「沙門【しゃもん】」 - 百科事典マイペディア
  14. ^ Flood, Gavin. Olivelle, Patrick. 2003. The Blackwell Companion to Hinduism. Malden: Blackwell. pp. 273–274.
  15. ^ 渡辺照宏,宮坂宥勝『沙門空海』

参考文献

関連項目


沙門(シャモン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 09:13 UTC 版)

NARUTO -ナルト-の登場人物」の記事における「沙門(シャモン)」の解説

二代目風影。スキンヘッドに龍の刺青をしている。初の五影会談では初代風影を護衛した。風影に就任すると里のさらなる軍拡目指し、守兵器として転用するため人柱力研究開始したまた、寡兵大軍渡り合うために傀儡忍術開発等も行い自里の軍事力を向上させた。

※この「沙門(シャモン)」の解説は、「NARUTO -ナルト-の登場人物」の解説の一部です。
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