三毒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 01:52 UTC 版)
三毒(さんどく)、三不善根(梵: akuśala-mūla; パーリ語: akusala-mūla)とは、仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩、すなわち貪・瞋・癡(とん・じん・ち)を指し[3]、煩悩を毒に例えたものである。
注釈
出典
- ^ a b c d 『第一回 高野山大学ラマ教文化調査団 報告書』(PDF)(レポート)高野山大学、1977年、21頁 。2017年8月17日閲覧。
- ^ “မီးသုံးပါး”. Myanmar-English Dictionary. Rangoon: Dept. of the Myanmar Language Commission, Ministry of Education, Union of Myanmar. (1993)
- ^ パーリ仏典, 増支部三集70 不善根経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ パーリ仏典, パーリ仏典中部73 大ヴァッチャ経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ パーリ仏典, スッタニパータ, 1.蛇の章, 10-13, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ パーリ仏典, 相応部ジャンブカーダカ相応 Nibbānasuttaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ パーリ仏典, 増支部三集70 不善根経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ Gethin, Rupert (1998), Foundations of Buddhism, Oxford University Press, p. 81
- ^ Steven M. Emmanuel (2015). A Companion to Buddhist Philosophy. John Wiley & Sons. pp. 435–436. ISBN 978-1-119-14466-3
- ^ 仏教の三毒とトラウマの関係性 - 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!
- ^ 勝間和代「三毒追放」をめぐって(1)仏典・辞典・事典に記された「三毒」 - ひじる日々(佐藤哲朗)
三毒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 03:35 UTC 版)
詳細は「三毒」を参照 煩悩の根源(人間の諸悪の根源)は、 貪欲(とんよく) 瞋恚(しんに) 愚痴(ぐち) の3つとされ、これをあわせて三毒(さんどく)と呼ぶ。三毒の中でも特に痴愚、すなわち物事の正しい道理を知らないこと、十二因縁の無明が、最も根本的なものである。 煩悩は、我執(自己中心の考え、それにもとづく事物への執着)から生ずる。この意味で、十二因縁中の「愛」は、ときに煩悩のうちでも根本的なものとされる(日常語の愛と意味が異なることを注意)。
※この「三毒」の解説は、「煩悩」の解説の一部です。
「三毒」を含む「煩悩」の記事については、「煩悩」の概要を参照ください。
三毒と同じ種類の言葉
- >> 「三毒」を含む用語の索引
- 三毒のページへのリンク