みっ‐きょう〔‐ケウ〕【密教】
密教
密教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 23:09 UTC 版)
『大孔雀明王経』のヤクシャの王のリストに入っており、そこでは「カーピシー(英語版)に住む」と書かれているほか、『翻梵語』、『多羅葉記』、『不空羂索神変真言経』、『阿吒薄𤘽付囑呪』でもナラクーバラに関する記述がある。また、『陀羅尼集経』、『秘藏金宝鈔 』、『行林抄 』、『異尊抄』、『真言秘法書』では、「オン・ナタクバラ・ソワカ」またはそれに類する真言が書かれており、そのうち3つは毘沙門天の子の最勝太子の真言である。そのほか、経典のリストには以下の書名にナラクーバラの名前が含まれている。 『那吒倶鉢囉求成就経』 『那吒句鉢羅陀羅尼経』 『佛説北方毘沙門天王甘露太子那吒倶伐羅瑟密藏王隨心如意救攝衆生根本陀羅尼』
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密教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/28 07:48 UTC 版)
真理そのものの姿で容易に現れない大日如来が説いた教えで、その奥深い教えである故に容易に明らかにできない秘密の教え。
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密教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/21 04:18 UTC 版)
1. ジャムゴン・コングトゥルル(1813年~1899年)はゾクチェンの秘儀の重要な模範の要点である「音、光、光線」(Wylie: sgra 'od zer gsum)と、伝統的密教の真言、特に(2005: p. 431)「原始音」(ナーダ)とその意味領域を特定した。 根本的な不滅の偉大なる主要真髄(グドドゥ・マーイ・ミ・シグス・パーイ・シグ・レ・チェン・ポ)は、全ての廻る命(輪廻)と完全なる平和(涅槃)の根本である。始まりや終わりが無い為原始的(グドドゥ・マ)である。不可分である為不滅(ミ・シグス・パ)である。様々な存在に浸透する為主要真髄(シグ・レ)である。取り込めないものが無い為偉大(チェン・ポ)である。根本的な不滅の偉大なる真髄には数えきれない程の同意語がある。例えば、「偉大なる印」(プヒャグ・ルギャ・チェン・ポ、マハームドゥラー)や「偉大なる私服」(ブデ・バ・チェン・ポ、マハースクハ)、「原始的な音」(ナーダ)、「全てに浸透する空間の金剛杵」(ムクハ・クヒャブ・ナム・ムクハーイ・ルド・ルジェ)、「ありふれた気付き」(サ・マル・シェス・パ)、「素朴な気付きの経路」(イェ・シェス・キイ・ルトゥサ)、「素朴な気付きの風」(イェ・シェ・キイ・ルルング)、「無敵のハム」(グジョム・メドゥ・キイ・ハム)、「無敵の主要真髄」(グジョム・メドゥ・キイ・シグ・レ)、「悟りの神髄」(スガタガルブハ)、「卓絶した智慧」(シェ・ラブ・プハー・プヒーン、プラジュナー・パーラミター)等である。(CPR, f. 29a3-b2). この引用は有名なシェジャ・ドゥゾや「知識の宝庫」(チベット文字:ཤེས་བྱ་མཛོད; ワイリー方式:shes bya mdzod)から来ており、広く博学で膨大な仕事はジャムゴン・コングトゥルルが行った。 2.大成就者のヴィナパ(音楽家)は胎内の音を通して黙想する事で大手印を獲得した。 忍耐と献身を伴う 私はヴィナの逸脱した感情を習得した。しかし胎内の打たない音を練習していると、私、ヴィナパは自分を失った。 彼が「胎内の打たない音」を習得して楽器の純粋音の不明瞭な認識の判決や比較、批判概念の根絶を聞き取れるようになった事は、履行過程の達成である。打たない音は沈黙の音であり、聴覚上の空白状態と同義である。全てが調和し、もしくは調和を待っている音は完全な音である。この無音を失うと、自己感覚は無限に空虚に放散される。
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密教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 01:40 UTC 版)
仏教に複数の魔術的秘法が融合した総合魔術。「印」と「真言」で超常的能力を発動し、数珠や錫杖・棍棒など宝具を用いての直接攻撃だけでなく結界・封印など多様な能力を持つ。魔術特性は「両界曼荼羅」-神仏の力を借りて様々な超常現象を発する。
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密教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 04:31 UTC 版)
詳細は「密教」を参照 グプタ朝およびパーラ朝の時代に、密教の運動が興り、ヴァジュラヤーナ(金剛乗、梵: Vajrayāna)、マントラヤーナ(真言乗、梵: Mantrayāna)などの名前でも呼ばれていた。密教は、マントラ(真言)、ダーラニー(陀羅尼)、ムドラー(印相)、マンダラ(曼荼羅)と呼ばれる神や仏陀の視覚化などの新しい実践法を行い、タントラと呼ばれる新しい文章表記を発展させた。密教はマハーシッダ(英語版)(大成就者、梵: mahāsiddha)と呼ばれるヨーガ(瑜伽、梵: yoga)の巡回修行者の集団にさかのぼることができる。 王室が仏教とヒンドゥー教シヴァ派(シヴァ(自在天)を最高神として崇拝)の双方を後援した結果、仏教のヨーギニー・タントラをはじめ、様々な密教文献が発達した。分類上クリヤー・タントラ(所作タントラ、梵: Kriyātantra)の1つに分類されるマンジュシュリー・ムーラ・カルパ(英語版)(梵: Mañjuśrī-mūla-kalpa)には、シヴァ(自在天)、ガルダ(迦楼羅天)、ヴィシュヌ(ヒンドゥー教の神)に属するマントラであっても、それらは全てもともとは文殊菩薩の教えたものであるため、仏教徒が唱えれば有効となることが記されている。秘密集会タントラ(梵: Guhyasamāja)の流れを汲む、パドマヴァジュラ(Padmavajra)の著作である「グヒヤシッディ」(Guhyasiddhi)では、シヴァ派の指導者のようにふるまい、信徒にシャイヴァ・シッダーンタ(英語版)派(聖典シヴァ派)の経典やマンダラの真義に導き入れるよう指示している。「チャクラサンヴァラ・タントラ(英語版)」(チャクラサンヴァラは「勝楽金剛」)はシヴァ派の文献「タントラサドバヴァ」(Tantrasadbhava)から巡礼地の一覧を取り入れているが、神の名と巡礼地の対応を取り違える写し間違いが起こっている。
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密教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 22:10 UTC 版)
現在の日本密教では阿闍梨は職業上の「習得資格」の名称であり、伝統的な仏教上の名称と「四度加行」という行道を一応は踏襲してはいるが、実質的な内容を伴うものではなく、例えば、高野山真言宗では一般の僧侶が持つべき最低限の資格ともされている。いわゆる日本で事相面での教師としての阿闍梨となると、伝法灌頂を終えて各本山に3年ほど残り、その期間を含めて流派や人によるが、最短で約10年ほどで「一流伝授」の資格を得て初めて、弟子にものを教えることのできる伝灯の阿闍梨ということが出来る。高野山真言宗では、高野山の勧学院で行われる勧学会に毎年出仕して修学し終え、特別に選ばれて十数年に一度開壇される学習灌頂を受法すると、最奥の阿闍梨位とされる伝燈大阿闍梨に昇達する。 現代では一定期間の修行を経て「伝法灌頂」を授かった、宗派の認定する資格を有する職業としての僧侶を意味する。従って、現在の真言宗や天台宗では、阿闍梨は普通に密教を学んだ僧侶一般を指し、特別な高僧の称号ではない。
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密教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 17:41 UTC 版)
清浄な領域と普通(もしくは不浄)の領域との区切ることである。これにはいくつかの種類がある。 摂僧界(しょうそうかい) - その内側で受戒や布薩などを行う 摂衣界(しょういかい) - その内側で三衣を離れて止宿しても罪にならない 摂食界(しょうじきかい) - その内側で食を煮ても罪にならない また、密教では、修行する場所や道場に魔の障碍が入らないようにするため、結界が行われる。これには以下の3種類がある。 国土結界 道場結界 壇上結界 高野山や比叡山は国土結界、護摩修法は壇上結界の例として挙げられる。
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密教
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 09:51 UTC 版)
密教では密教の殊勝性を表す徴となり、金剛乗とは顕教に比して絶対なる乗り物(教え)を意味する。『金剛頂経』や無上瑜伽タントラにおいて用いられる。 金剛乗の典籍は『真実摂経』 で開始する。アーナンダガルバ は『真実摂経』 で「善説されたこの経典は無上なる金剛乗であり、一切如来の秘密であり、大乗を集約したものである」と自らの思想体系を呼称している。
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密教
「密教」の例文・使い方・用例・文例
- ネパール・チベット密教の仏像・曼荼羅、アジアの雑貨を扱っています
- 密教.
- 石に刻まれた密教の記号
- キリスト教の十字軍を恐れさせ殺したイスラム教徒(12世紀設立)の秘密教団のメンバー
- 真言密教において,愛染明王という神
- 真言密教において,愛染明王法という修法
- 密教で,閻魔王
- 密教における,仏が人の心に加えた慈悲を感得するための作法
- 真言密教において,修法に用いる香水を浄化する作法
- 真言密教において,修法に用いる浄化した香水
- 密教で,羯磨金剛という修法具
- 密教の六種の根本要素の一つ
- 胎蔵界曼荼羅という,密教における諸仏の非の徳を象徴した図の中央にある五如来と四菩薩
- 胎蔵界曼荼羅という,密教における諸仏の非の徳を象徴した図の中央にある5如来と4菩薩の像
- 密教からみた他宗派
- 五鈷という,密教の仏具
- (密教で)五大尊の御修法という修法
- (密教で)五つの祭壇
- 五壇法という密教修法
- 密教において,金剛界の五つに分類したもの
密教と同じ種類の言葉
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