呪術とは?

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じゅ‐じゅつ【呪術】


じゅ‐じゅつ【呪術・咒術】

〔名〕 超自然的な力を直接的方法でよびおこし、望んでいる現象を起こさせようとする行為。「まじない」と「うらない」とがある。魔術魔法

続日本紀文武三年(699)五月丁丑「初小角葛木、以呪術称」

名語記(1275)六「あしき事を鎮ずる呪術の芸也」〔劉孝成‐謝東宮賜浄饌啓〕


じゅじゅつ 【呪術】

宗教学辞典』は「超自然的存在(神・精霊・その他)あるいは呪力助け借りて、種々の現象をおこさせようとする行為およびそれに関連する信仰体系を意味する」と定義している。未開社会のみならず文明社会にも見られる。英語マギmagic)の訳語とされるが、邦語でいえば「まじない」である。マギ古代ペルシア語祭司呪術師表わすmagus由来する。善意意図による白呪術と、邪悪意図による黒呪術とに分け見方がある。呪術と宗教とは別だとする説、別でないとする説、人類には先に呪術があって後に宗教へと展開したとする説、宗教から呪術が生まれたとする説、など多様である。呪術を行う者を呪術師とか呪師とか呼ぶ。この存在は、旱魃雨乞いをするような社会福祉的な面ももつが、人を災におとしいれる力もあるとして恐れられてもいる。

呪術

作者ベッシー・ヘッド

収載図書宝を集める人ボツワナ物語
出版社
刊行年月1992.3


呪術

作者飯野果菜

収載図書ふしぎな話
出版社新風舎
刊行年月2004.4
シリーズ名新風舎文庫


呪術

作者松原優一

収載図書短編小説集 彼方へ
出版社新風舎
刊行年月2005.1


魔術

(呪術 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 05:04 UTC 版)

魔術(まじゅつ)は、仮定上の神秘的な作用を介して不思議のわざを為す営みを概括する用語である[1][* 1]魔法(まほう)とも[3]


註釈

  1. ^ 過去、多くの学者が魔術の根本的な意味について考察してきたが、実際の所魔術に単純な定義を与えるのは困難である[2]
  2. ^ 初出は14世紀[6]ギリシア語の magikos[† 1] を語源とする古フランス語から来ている[7]
  3. ^ 人類学者の吉田禎吾の説明によれば、魔術の語を用いないのは手品と区別するためである[11]
  4. ^ これら東洋医学の知識体系は、カイロプラクティックなど西欧化されたものもある。
  5. ^ 現代の西洋医学の医師が患者にプラセボを処方した時は、それは医師の"技術"のひとつと呼ばれ、医師の"呪術"と呼んでは不適切なように、発展途上国のヒーラーが医薬品が無い中で善意からプラセボを住民に処方しているのを"呪術"と決め付けることもまたあまり適切ではない。
  6. ^ たとえば、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲の現行版は綴りがモダナイズされているが、17世紀に出版された初期近代英語ファースト・フォリオには magick という綴りがみられる。

原語

  1. ^ 男性形 μαγικός 〔マギコス〕、女性形 μαγική 〔マギケー〕。
  2. ^ 古代ギリシア語: μαγεία 〔マゲイア〕、 ラテン語: magia 〔マギア〕
  3. ^ 古代ギリシア語: γοητεία 〔ゴエーテイア〕、 ラテン語: goetia 〔ゴエティア〕
  4. ^ 古代ギリシア語: φάρμακα 〔パルマカ〕, φαρμακεία 〔パルマケイア〕; ラテン語: veneficium 〔ウェネフィキウム〕
  5. ^ ラテン語: maleficium

出典

  1. ^ ブリタニカ百科事典第11版』 (Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Magic" . Encyclopædia Britannica (英語). 17 (11th ed.). Cambridge University Press.)
  2. ^ Davies 2012, pp. 1–2.
  3. ^ 魔術(まじゅつ)の意味”. goo国語辞書. 2019年12月2日閲覧。
  4. ^ a b 世界大百科事典 第2版『呪術』 - コトバンク
  5. ^ デジタル大辞泉『魔術』 - コトバンク
  6. ^ a b 大修館書店 『ジーニアス英和大辞典』 magic の項。
  7. ^ 研究社 『リーダーズ英和辞典 第2版』 magic の項。
  8. ^ 江川・久保田編 2015, pp. 10–12, 「呪術」概念再考に向けて - 文化史・宗教史叙述のための一試論.
  9. ^ 江川・久保田編 2015, pp. 10–12, 江川純一・久保田浩「「呪術」概念再考に向けて - 文化史・宗教史叙述のための一試論」.
  10. ^ 鶴岡ら訳 2002, pp. v–vi, 「訳語について」.
  11. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)『呪術』 - コトバンク
  12. ^ 百科事典マイペディア『呪術』 - コトバンク
  13. ^ 江川・久保田編 2017, p. 261, 野口孝之「近代ドイツ・オカルティズムの「学問」における「魔術」」.
  14. ^ 吉田禎吾「呪術」『文化人類学辞典』弘文堂、1987年(昭和62年)
  15. ^ 『野生の思考』(1962年
  16. ^ 『改訂 文化人類学事典』 ぎょうせい、1987年(昭和62年)、258頁。
  17. ^ 長島信弘 (2008). “近藤英俊/小田亮/阿部年晴篇, 『呪術化するモダニティ-現代アフリカの宗教的実践から-』, 風響社、2007年平成19年)、その1,”. 貿易風 : 中部大学国際関係学部論集 (中部大学): 290 - 303. https://ci.nii.ac.jp/naid/110007025371. 
  18. ^ 山里純一『沖縄の魔除けとまじない』第一書房1997年(平成9年)
  19. ^ a b 鶴岡ら訳 2002, p. 188, ハンス・ディーター・ベッツ「古代ギリシア-ローマの魔術」.
  20. ^ Flowers, Stephen Edred. Hermetic Magic, Samuel Weiser, 1995.
  21. ^ 鶴岡ら訳 2002, p. 189, ハンス・ディーター・ベッツ「古代ギリシア-ローマの魔術」.
  22. ^ a b c d e f g バートレット, 横山監訳 2008, pp. 68–69.
  23. ^ 澤井 2000, p. 42.
  24. ^ Sophie Page (2004). Magic in Medieval Manuscripts. University of Tronto Press. p. 18.
  25. ^ 野口洋二 『中世ヨーロッパの異教・迷信・魔術』 早稲田大学出版部2016年(平成28年)、150 - 151頁。
  26. ^ Benedek Láng (2008). Unlocked Books: Manuscripts of Learned Magic in the Medieval Libraries of Central Europe. The Pensylvania State University Press. pp. 25 - 26.
  27. ^ David J. Collins, S. J. 'Learned Magic'. in The Cambridge History of Magic and Witchcraft in the West (2015). kindle edition. Cambridge University Press.
  28. ^ a b c d プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, pp. 32–35.
  29. ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, pp. 35–37.
  30. ^ a b プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, pp. 35–36.
  31. ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, pp. -35 - 36.
  32. ^ 澤井 2000, pp. 157–158.
  33. ^ a b c d e プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, pp. 38–41.
  34. ^ 澤井 2000, p. 140.
  35. ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, pp. 46–47.
  36. ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, p. 43.
  37. ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, p. 41.
  38. ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, p. 42.
  39. ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, p. 47.
  40. ^ a b プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, pp. 47–49.
  41. ^ 澤井 2000, p. 162.
  42. ^ 澤井 2000, p. 132.
  43. ^ a b プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, p. 40.
  44. ^ 澤井 2000, pp. 137–138.
  45. ^ プリンチペ, 菅谷・山田訳 2014, p. 32.
  46. ^ a b c 澤井 2000, pp. 133–134.
  47. ^ 澤井 2000, pp. 141–143.
  48. ^ Crowley, Aleister. Book 4, Part 3, Definition and Theorems of Magick .
  49. ^ アレイスター・クロウリー 『神秘主義と魔術』 島弘之訳、国書刊行会、1986年(昭和61年)、フランシス・キング 「日本語版著作集への序」。
  50. ^ フランシス・キング 『アレイスター・クロウリーの魔術世界』 山岸映自訳、国書刊行会、1987年(昭和62年)。
  51. ^ 安田均グループSNE『スペルコレクション』富士見書房〈富士見文庫〉、1963年1月、初版。ISBN 4-8291-4220-0
  52. ^ a b 魔法にシステムは必要か ― 西洋ファンタジー界に起こりつつある異変 - ウェイバックマシン(2012年6月26日アーカイブ分)
  53. ^ 和漢音釋書言字考節用集, 第11巻



呪術

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 00:18 UTC 版)

名詞

じゅじゅつ

  1. 特定の行為をすることによって神霊神仏)、悪魔、または自然のうちに潜む神秘的な(不可思議な)力などの、人にはない力を有する考えられるものに働きかけ、それらのものの力を介して現実世界において具体的な結果を得ようとして行なうそのような行為を言う。

発音(?)

ジュジュツ

語源

意味概念は、宗教学文化人類学などの用語としての magic から。 (「呪術」という語がいつ頃、どこで用いられるようになったかは不明。)

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