錬金術とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 錬金術の意味・解説 

れんきん‐じゅつ【錬金術】

読み方:れんきんじゅつ

紀元1世紀ごろ以前にエジプト始まりアラビア経てヨーロッパ広がった卑金属貴金属の金に変えようとする化学技術。さらに不老不死仙薬を得ることができるとされ、呪術(じゅじゅつ)的性格をもった。科学としては誤りであったが、多くの化学的知識蓄積され近代化成立基礎資料となったアルケミー

転じてありふれたもの、値打ちのないものを貴重なものに作り変えるという術。

(「金」を「かね」と意識してお金財産生み出す特別な方法また、非常に貴重なものを作り出す方法。「必ず儲かるという―はない」


錬金術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/23 00:14 UTC 版)

錬金術(れんきんじゅつ、アラビア語: خيمياء‎、ラテン語: alchemia, alchimia: alchemy)は、最も狭義には化学的手段を用いて卑金属から貴金属(特に)を精錬しようとする試みのこと。広義では、金属に限らず様々な物質や人間の肉体や魂をも対象として、それらをより完全な存在に錬成する試みを指す。


  1. ^ ここで言及している文献群は、厳密には、のちに Corpus Gabirianum (ジャービル文献, : Ğabir-schriften, : Corpus Jabirien)と呼ばれることになるラテン語のコーパス(これにはヨーロッパで書かれた偽書も含まれる)それ自体ではなく、その翻訳元になったアラビア語のコーパスであるが、ここでは出典の記載に沿ったものとした。
  2. ^ 当時は硫酸塩ということなど知る由もない。
  1. ^ a b 澤井 2008, p. 23.
  2. ^ 1.2 古代ギリシャの原子論(2)解説:アリストテレス”. 理科ねっとわーく,国立教育政策研究所. 2020年2月2日閲覧。
  3. ^ クリエイティブ・スイート & 澤井 2008, p. 117
  4. ^ 吉村 2012, p. 46.
  5. ^ 3.2 ラボアジェの元素論 解説:ラボアジェの元素論”. 理科ねっとわーく,国立教育政策研究所. 2020年2月2日閲覧。
  6. ^ a b 松本浩一 (2006), 中国人の宗教・道教とは何か, PHP研究所, p. 55, ISBN 9784569657714, "西洋錬金術が現代の化学の先駆けになった" 
  7. ^ a b 小山田了三 (2001), 材料技術史概論, 東京電機大学, p. 137, ISBN 9784501618605, "錬金術が多くの実験事実を提供したことも、化学の発展に寄与した" 
  8. ^ Partridge E Staff; Partridge, Eric (1977), Origins: Etymol Dict Mod Englsh (改訂4 ed.), Routledge, pp. 484-485, ISBN 9780203421147 
  9. ^ Ferrario, Gabriele (2007), “Al-Kimiya: Notes on Arabic Alchemy”, Chemical Heritage (Chemical Heritage Foundation) 25 (3), ISSN 0736-4555, http://chemheritage.org/pubs/ch-v25n3-articles/feature_al-kimiya_p1.html 2009年7月19日閲覧。 
  10. ^ ライデンパピルス 錬金術断片集
  11. ^ a b 吉村 2012, p. 20.
  12. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『ゾシモス』 - コトバンク
  13. ^ ユタン 1972, p. 55.
  14. ^ ユタン 1972, p. 56.
  15. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w Ullmann, M. (1986). "al-Kīmiyāʾ". In Bosworth, C. E.; van Donzel, E.; Lewis, B.; Pellat, Ch. (eds.). The Encyclopaedia of Islam, New Edition, Volume V: Khe–Mahi. Leiden: E. J. Brill. pp. 110–115. ISBN 90-04-07819-3
  16. ^ a b c d e アンリ・コルバン 著、黒田壽郎柏木英彦 訳 『イスラーム哲学史』岩波書店、1974年。 
  17. ^ Al-Hassan, Ahmad Y. (n.d.), The Arabic Origin of Liber de compositione alchimiae, http://www.history-science-technology.com/Articles/articles%201.htm 2009年7月18日閲覧。 
  18. ^ アイザック・アシモフ 著、玉虫文一・竹内敬人 訳 『化学の歴史』ちくま学芸文庫、2003年、38頁。ISBN 978-4-480-09282-3 
  19. ^ a b ユタン 1972, p. 69.
  20. ^ a b アロマティコ 1997, p. 114.
  21. ^ 草野, 巧 『図解 錬金術』新紀元社、2006年、118頁。ISBN 978-4-7753-0433-4 
  22. ^ W.H.ブロック 著、大野誠・梅田淳・菊池好行 訳 『化学の歴史I』朝倉書店、2003年、24-25頁。ISBN 4-254-10578-9 
  23. ^ 吉村 2012, p. 32.
  24. ^ a b ユタン 1972, p. 72.
  25. ^ 吉村 2012, pp. 32–34.
  26. ^ ユタン 1972, pp. 72–73.
  27. ^ 吉村 2012, pp. 35–38.
  28. ^ アロマティコ 1997, p. 113.
  29. ^ 吉村 2012, p. 44.
  30. ^ ユタン 1972, pp. 75–76.
  31. ^ 吉村 2012, p. 47.
  32. ^ ユタン 1972, pp. 76–77.
  33. ^ アロマティコ 1997, pp. 144–145.
  34. ^ アロマティコ 1997, pp. 144–147.
  35. ^ ブリタニカ百科事典Encyclopædia Britannica, the Vedas describe a connection between eternal life and gold.
  36. ^ Mercury Shivalingam of Ujjain”. about.com. 2016年11月10日閲覧。
  37. ^ a b 高藤聡一郎 (1992), 仙道錬金術房中の法, 学習研究社, ISBN 4054000479 
  38. ^ クリエイティブ・スイート & 澤井 2008, p. 101
  39. ^ 澤井 2008, pp. 130–131.
  40. ^ アロマティコ 1997, p. 80.
  41. ^ ユタン 1972, p. 150.
  42. ^ アロマティコ 1997, pp. 80–84.
  43. ^ ユタン 1972, pp. 116–118.
  44. ^ 澤井 2008, p. 147.
  45. ^ 吉村 2012, p. 18.
  46. ^ 澤井 2008, pp. 75–76.
  47. ^ アロマティコ 1997, p. 103.
  48. ^ 澤井 2008, pp. 53–54.
  49. ^ 澤井 2008, p. 64.
  50. ^ アロマティコ 1997, pp. 26–28.
  51. ^ ユタン 1972, pp. 61–63.
  52. ^ アロマティコ 1997, pp. 28–29.
  53. ^ 田中和明 (2006), 図解入門よくわかる最新金属の基本と仕組み, 秀和システム, p. 62, ISBN 9784798014869, "ニュートン…は、最後の錬金術師でした" 
  54. ^ 吉本秀之. “ニュートンの錬金術年表” (日本語). 2015年6月20日閲覧。
  55. ^ 吉本秀之. “ニュートン錬金術に関する邦語文献” (日本語). 2015年6月20日閲覧。
  56. ^ 呉善花 (2009), 日本の曖昧(あいまい)力: 融合する文化が世界を動かす, PHP研究所, p. 107, ISBN 9784569708294 
  57. ^ 伊藤建彦 (2002), 危機管理から企業防衛の時代へ: 渦巻くグローバリズムの奔流の中で, 文芸社, p. 251, ISBN 9784835540832 
  58. ^ 石田太郎 (2003), 知は力か, 文芸社, p. 197, ISBN 9784835556529 
  59. ^ マイクロソフト (2009), “硫酸”, MSN エンカルタ百科事典 ダイジェスト, http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761566936/content.html 2009年7月18日閲覧。 
  60. ^ 松岡正剛の書評より
  61. ^ Sherr, R.; Bainbridge, K. T.; Anderson, H. H. (1941), “Transmutation of Mercury by Fast Neutrons”, Physical Review (American Physical Society) 60 (7): 473-479, doi:10.1103/PhysRev.60.473 
  62. ^ 水銀から金を作る研究、クラウドファンディングで 財経新聞
  63. ^ 東京都市大学 水銀から金をつくる「原子炉錬金術」を実証する! 学術系クラウドファンディングサイト「academist(アカデミスト)」



錬金術 (Alchemy)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/18 10:11 UTC 版)

HEROESの登場人物」の記事における「錬金術 (Alchemy)」の解説

を金に変えるなど、物に触れることでその物体の構成構造変化させられる。この力を組織資金源としている。

※この「錬金術 (Alchemy)」の解説は、「HEROESの登場人物」の解説の一部です。
「錬金術 (Alchemy)」を含む「HEROESの登場人物」の記事については、「HEROESの登場人物」の概要を参照ください。


錬金術(れんきんじゅつ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/14 04:28 UTC 版)

半沢直樹シリーズ」の記事における「錬金術(れんきんじゅつ)」の解説

お金儲けの方法のこと。

※この「錬金術(れんきんじゅつ)」の解説は、「半沢直樹シリーズ」の解説の一部です。
「錬金術(れんきんじゅつ)」を含む「半沢直樹シリーズ」の記事については、「半沢直樹シリーズ」の概要を参照ください。


錬金術(化学)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/07 16:18 UTC 版)

チェスターのロバート」の記事における「錬金術(化学)」の解説

主にジャービル・イブン=ハイヤーンの書をラテン語翻訳しヨーロッパの錬金術と、後の化学発展きっかけ作った1144年2月11日モリエヌス(Morienus)を『錬金術の構成の書』として翻訳した。これの序文は、ヘルメス・トリスメギストス伝説回想したものであるジャービルアラビア語による『Kitab al-Kimya』(化学の書)は錬金術(羅: Alchemia)の語源となった

※この「錬金術(化学)」の解説は、「チェスターのロバート」の解説の一部です。
「錬金術(化学)」を含む「チェスターのロバート」の記事については、「チェスターのロバート」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「錬金術」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

錬金術

出典:『Wiktionary』 (2021/06/21 12:52 UTC 版)

名詞

れんきんじゅつ

  1. 卑金属を主に化学手段用いてを代表とした貴金属しようとする試み近代以前世界中に見られるが、特に中世ヨーロッパのものを指す場合が多い。
  2. 比喩つまらないものを、価値のあるものに変性させること。
  3. 比喩都合よく利益を得る方法

類義語

翻訳


「錬金術」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「錬金術」の関連用語

錬金術のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



錬金術のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2022 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
本格焼酎と泡盛本格焼酎と泡盛
Copyright (C) 日本酒造組合中央会 2022.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの錬金術 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのHEROESの登場人物 (改訂履歴)、半沢直樹シリーズ (改訂履歴)、チェスターのロバート (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの錬金術 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2022 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2022 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2022 GRAS Group, Inc.RSS