るつぼ
る‐つぼ【坩=堝】
るつぼ
高熱、高温下で金属や塩類を溶解や保温を行う耐熱性のつぼ状の容器をいう。黒鉛、耐火粘土などでつくられることが多いが、白金、石英、アルミナが利用されることもある。各種金属材料の研究開発用とする小型のものから工業用の大型のものまで、ざまざまな種類がある。中の材料が直接火炎に接触しないので化学変化が起きにくく、成分比率が重要な合金の溶融に適する。
るつぼ
るつぼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 02:00 UTC 版)
るつぼ(坩堝)は、高熱を利用して物質の溶融・合成・保温を行う際に使用する耐熱容器。化学分析では重量分析のほか金属の溶融等に利用される[1]。また、金属加工用の炉にるつぼ炉がある。一般的には湯のみ状の耐熱容器であるが、歴史的には金属加工に用いられた皿形のるつぼなどもある[2]。
- ^ a b c d e f g h 長島弘三「るつぼの取扱いについて」『分析化学』第4巻第6号、日本分析化学会、1955年、395-400頁、doi:10.2116/bunsekikagaku.4.395、ISSN 0525-1931、NAID 130000947346、2021年10月31日閲覧。
- ^ “戦国山城で全国初「本丸から金の粒子」 真田氏拠点・群馬の岩櫃城跡 出土の坩堝に付着”. 上毛新聞. 2021年5月14日閲覧。
- ^ http://www.techno-qanda.net/dsweb/Get/Document-9870/ 産業技術総合研究所 Technoknowledge network 白金器具の取り扱いについて(白金るつぼの使用上の注意点が簡潔かつ網羅的に掲載されている)[リンク切れ]
- ^ “ダイカスト職種(ホットチャンバダイカスト作業)”. 外国人技能実習機構. 2021年5月14日閲覧。
- ^ 永田信一『図解 レンズがわかる本』日本実業出版社〈Visual engineering〉、2002年、61頁。ISBN 4-534-03491-1。
るつぼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/02 03:28 UTC 版)
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るつぼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 09:26 UTC 版)
二酸化トリウムが高融点酸化物で、高温下でも安定なことから用いられた。
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「るつぼ」の例文・使い方・用例・文例
- このるつぼのような共同体の中では、相違の感覚はまったく自然なものだ。
- 合衆国は長い間「るつぼ」として知られているが、それは国民のほとんどが移民の子孫だからである。
- ニューヨークは時々人種のるつぼと呼ばれる。
- これは彼が最も大切にしているつぼだ。
- アメリカはしばしばるつぼと言われる。
- 多くの人種のるつぼ.
- そのために場内は興奮のるつぼと化した.
- アメリカ合衆国は巨大な人種のるつぼだ.
- 成長するつぼみを包み、それを支える花被の外側の植物胞または層をまとめて形成する花のがく片の輪生体
- 通常、匂いのよくない葉と、ケイパーとして使用されるつぼみをつける、熱帯の香草または低木
- 溶けた錬鉄、炭、その他の物質を、るつぼの中で混ぜて作った鋼鉄
- 溶解に用いる小さいるつぼ
- 米国は多くの人種のるつぼと言われています。
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