セリウムとは? わかりやすく解説

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セリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/20 09:18 UTC 版)

セリウム: cerium [ˈsɪəriəm])は、原子番号58の元素で、元素記号は Ce。銀白色で軟らかく延性に富む金属で、空気中で容易に酸化される。セリウムは、希土類元素としては最も豊富に地殻中に存在しており、その濃度は、質量パーセント濃度で0.046%である。さまざまな鉱物中で見つかり、最も重要なのはモナザイトバストネサイトである。セリウムの商業的な用途は多岐に渡り、触媒、排出物を還元するための燃料への添加剤、ガラス、エナメルの着色剤などがある。酸化物はガラス研磨剤、スクリーンの蛍光体、蛍光灯などで重要な成分である。


  1. ^ Ground levels and ionization energies for the neutral atoms, NIST
  2. ^ Magnetic susceptibility of the elements and inorganic compounds Archived 2004年3月24日, at the Wayback Machine., in Handbook of Chemistry and Physics 81st edition, CRC press.
  3. ^ a b 桜井弘『元素111の新知識』講談社、1998年、261~262頁。ISBN 4-06-257192-7 
  4. ^ Chemical reactions of Cerium”. Webelements. 2009年6月6日閲覧。
  5. ^ Patnaik, Pradyot (2003). Handbook of Inorganic Chemical Compounds. McGraw-Hill. pp. 199–200. ISBN 0070494398. https://books.google.co.jp/books?id=Xqj-TTzkvTEC&pg=PA200&redir_esc=y&hl=ja 2009年6月6日閲覧。 
  6. ^ セリウムを陽極に用いた微小血管造影法 心臓 Vol.44 (2012) No.11 p.1372-1377
  7. ^ 300℃を超える耐熱性のアルミニウム・セリウム合金――アメリカのレアアース生産を加速させる可能性も


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