フッ化物とは、厳密には、フッ化物イオンが含まれる化合物のことです。むし歯予防に用いられるフッ化ナトリウムもフッ化物で、水の中で薄い濃度で溶解している状態では、フッ化物イオンとして存在しています。フッ化物イオン濃度1ppm 程度では完全に溶解し、天然水に含まれる他のイオン物質とも結合せずに、全く安定したものになっています。一方、フッ素樹脂の場合、フッ素が陰イオンの状態になることはなく、フッ素化合物として分類され、むし歯予防のフッ化物とは全く異なるものです。
ふっ‐そ【×弗素】
フッ素(F)
フッ素は,オゾンや次亜塩素酸を連想する淡黄色ガス。極めて反応性が強く,眼,皮膚,粘膜,気道を刺激する猛毒性ガスで,水とも直ちに反応するため,多くはフッ化水素と同様な毒性を示しますが,フッ素,フッ化水素,フッ化物の作用はそれぞれ異なっています。フッ素/フッ素塗布 (ふっそ/ふっそとふ)
フッ素は元素名、水に溶けた状態や食品中のフッ素は「フッ化物」と呼ばれます。生命の源である海水に含まれている成分で、海の生物が殻をつくるのに、また陸上の動物が骨や歯をつくるのに欠かせない物質です。このフッ化物を生え始めの歯の表面に直接塗ることで、むし歯に強い歯になるのです。フッ化物塗布は、歯科医院、保健所、市町村保健センターなどで実施されています。また日常的にフッ化物入り歯みがき剤を使って歯みがきをすることや、4歳を過ぎたらフッ化物の入った洗口剤を使って「ぶくぶくうがい」をすることも、むし歯の予防になります。
参考:むし歯を予防するには?
●以下の情報も参考にしてください
*「歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020」日本歯科医師会
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フッ素
「フッ素」の例文・使い方・用例・文例
- フッ素沈着の治療中です。
- フッ素を添加する
- フッ素の過剰摂取による病的状態(通常、飲料水から)
- フッ素が塩素より優勢であるようなリン灰石の一形態
- フッ素とボロンの塩
- 水素原子がフッ素によってとって代わるハロゲン化炭素
- 同族の5つの金属元素(フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、またはアスタチン)であり、すべて一価で容易にマイナスイオンを形成する
- 練り歯磨きをフッ素処理するために用いられる白色の粉末
- 無色で結晶性のナトリウム塩(NaF)で、水のフッ素添加に、また虫歯予防に用いられる
- フッ素という,原子番号9のハロゲン元素
- フロンガスという,メタンまたはエタンの水素原子の一部または全部をフッ素および塩素で置換した化合物
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