レニウムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化合物 > レニウム > レニウムの意味・解説 

レニウム【rhenium】

読み方:れにうむ

マンガン族元素の一。単体銀白色金属融点金属タングステン次いで高くセ氏3180度。粉末黒色または暗灰色で、発火性がある。硝酸溶ける電子管合金などに利用。名はライン川にちなむ。元素記号Re 原子番号75原子量186.2。


物質名
レニウム
英語名
Rhenium
元素記号
Re
原子番号
75
分子量
186.207
発見
1925年
原子半径(Å)
1.37
融点(℃)
3180
沸点(℃)
5627
密度(g/cm3
21.2
比熱(cal/g ℃)
0.033
イオン化エネルギー(eV)
7.88
電子親和力(eV)
0.15


レニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/03 00:29 UTC 版)

レニウム: rhenium[2])は原子番号75の元素元素記号Reマンガン族元素の一つで、銀白色の金属。遷移金属(第3遷移金属)で、レアメタルの一種。地殻中においても、宇宙空間中においても最も希少な金属である。性質は一つ上のテクネチウムに酷似している。


注釈

  1. ^ レニウム含量90%以上、質量20 kg以上で、内径100-300 mmの円筒形のもの[13]

出典

  1. ^ Magnetic susceptibility of the elements and inorganic compounds Archived 2012年1月12日, at the Wayback Machine., in Handbook of Chemistry and Physics 81st edition, CRC press.
  2. ^ [ˈriːniəm]
  3. ^ a b 桜井弘『元素111の新知識』講談社、1998年、309頁。ISBN 4-06-257192-7 
  4. ^ 小項目事典,栄養・生化学辞典, ブリタニカ国際大百科事典. “アクリフラビンとは”. コトバンク. 2021年9月6日閲覧。
  5. ^ 吉原賢二再発見 : ニッポニウムの真実(ヘッドライン:化学史研究の現在と化学教育)」『化学と教育』第55巻第6号、日本化学会、2007年、270-273頁、CRID 1390282679282828544doi:10.20665/kakyoshi.55.6_270ISSN 03862151OCLC 166882777 
  6. ^ a b U.S. Geological Survey, Mineral Commody Summaries 2014, pp130-131, 2014, Reston, Virginia. [1]
  7. ^ 鉱物資源マテリアルフロー2018 レニウム(Re). 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構. (2019/03/26). https://mric.jogmec.go.jp/wp-content/uploads/2019/03/material_flow2018_Re.pdf 
  8. ^ a b c 八木良平, 岡部徹「レニウムの現状と製錬技術」『日本金属学会誌』第80巻第6号、日本金属学会、2016年、341-349頁、doi:10.2320/jinstmet.j2016022ISSN 00214876 
  9. ^ 八木良平、岡部徹レニウムのリサイクルの現状とプロセス技術」『資源と素材』第132巻第7号、資源・素材学会、2016年、114-122頁、doi:10.2473/journalofmmij.132.114ISSN 18816118 
  10. ^ ニッケル基超合金スクラップからレニウムをリサイクルする新技術の開発 (PDF) 資源・素材講演集 Vol.2 (2015) No.2 (秋・松山)
  11. ^ タングステン・レニウム合金によるワイヤー「レニタン」” (PDF). 東芝マテリアル. 2017年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月22日閲覧。
  12. ^ 野崎達生, 加藤泰浩, 鈴木勝彦「Re–Os同位体を用いた地球化学:年代決定から古環境解読まで」『地球化学』第48巻第4号、日本地球化学会、2014年、279-305頁、doi:10.14934/chikyukagaku.48.279ISSN 03864073 
  13. ^ 官報号外第181号 経済産業省令第四十一号”. 独立行政法人国立印刷局 (2014年8月14日). 2014年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月19日閲覧。
  14. ^ 輸出貿易管理令の一部を改正しました” (PDF). 経済産業省 (2014年7月22日). 2014年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年8月19日閲覧。


「レニウム」の続きの解説一覧

レニウム

出典:『Wiktionary』 (2020/01/17 00:48 UTC 版)

名詞

レニウム

  1. 原子番号 75元素記号 Re金属元素単体常温常圧では銀白色固体

訳語


「レニウム」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



レニウムと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レニウム」の関連用語

レニウムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レニウムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレニウム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのレニウム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS