イリジウムとは? わかりやすく解説

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イリジウム

【英】Iridium

イリジウムとは、原子番号77レアメタルである。IT用語としては、衛星携帯電話実現する人工衛星、およびそれによって提供される携帯電話サービスを指すことも多い。

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物質名
イリジウム
英語名
Iridium
元素記号
Ir
原子番号
77
分子量
192.22
発見
1804年
原子半径(Å)
1.35
融点(℃)
2457
沸点(℃)
4527
密度(g/cm3
22.5
比熱(cal/g ℃)
0.031
イオン化エネルギー(eV)
9.1
電子親和力(eV)
1.6


イリジウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/19 01:20 UTC 版)

イリジウム英語: iridium [ɨˈrɪdiəm])は、原子番号77の元素で、元素記号Irである。遷移元素かつ白金族元素に分類される元素の1つで、単体では白金(プラチナ)に似た金属光沢を有する。


注釈

  1. ^ 地球の地殻中では、オスミウムとロジウムに次ぎ、イリジウムは3番目に低濃度の元素である。
  2. ^ 密度が最大の元素はオスミウム(Os)で、その密度は、22.587 g/cm3である。

出典

  1. ^ Magnetic susceptibility of the elements and inorganic compounds, in Handbook of Chemistry and Physics 81st edition, CRC press.
  2. ^ a b 桜井弘『元素111の新知識』講談社、1997年10月20日、314頁。ISBN 4-06-257192-7 
  3. ^ a b 御手洗 容子 『白金族金属の構造材料への応用』 まてりあ Vol.54 (2015) No.7 pp.339-342, doi:10.2320/materia.54.339
  4. ^ The Element Iridium”. It's Elemental. Jefferson Lab. 2016年10月1日閲覧。
  5. ^ J. W. Arblaster: Densities of Osmium and Iridium, in: Platinum Metals Review, 1989, 33, 1, S. 14–16; Volltext.
  6. ^ グレイ(2010)
  7. ^ a b 御手洗容子、村上秀之 『Ir 基合金の高温耐酸化性』 まてりあ Vol.52 (2013) No.9 p.440-444, doi:10.2320/materia.52.440
  8. ^ J. H. Carpenter: J. Less-common Met., 152(1989), 35-45., doi:10.1016/0022-5088(89)90069-6
  9. ^ イリジウムルツボ 株式会社 フルヤ金属
  10. ^ 従来の約20倍の耐久性を持つ超高温用熱電 (PDF)
  11. ^ 小倉秀樹 ほか、「1950℃付近におけるイリジウム-ロジウム熱電対の評価技術」 センシングフォーラム資料 31, 234-238, 2014-09-25, NAID 40020353679
  12. ^ 貴金属について”. 日本ジュエリー協会. 2017年5月1日閲覧。
  13. ^ Luxury Iridium Jewelry”. American Elements. 2017年5月1日閲覧。


「イリジウム」の続きの解説一覧

イリジウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 01:17 UTC 版)

アベンジャーズ (2012年の映画)」の記事における「イリジウム」の解説

シェーファー保有していた、隕石含まれ反陽子作れ希少金属

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イリジウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 18:50 UTC 版)

衛星電話」の記事における「イリジウム」の解説

詳細は「イリジウム衛星」を参照 1987年米国モトローラ社から構想打ち出されシステム当初77機の衛星コンステレーション計画されたため、原子番号77のイリジウムにちなん名づけられた。モトローラが約18%、日本イリジウムが約11%間接出資するIRIDIUM LLC」社が事業担い1997年12月からイリジウム通信衛星長征2C太原衛星発射センター)とデルタ IIヴァンデンバーグ空軍基地)により順次打ち上げられ1998年平成10年11月サービス開始したしかしながら当初から懸念されていた通信衛星インフラ投資負担重荷と、大型高額ハンドセット日本では40万円前後販売)によりアメリカで5万程度契約数に留まったことで、開始1年弱の1999年平成11年8月連邦倒産法第11章申請し倒産2000年平成12年3月サービス停止した。一時全数運用入っている66機と予備衛星すべてを大気圏突入させて焼却処分することも検討されたが、2000年平成12年11月イリジウム・サテライト社(現:イリジウムコミュニケーションズ)が全ての資産買い取ることで合意した2004年平成16年4月に、ボーイング社への衛星維持費支払い軽減世界10数カ所に存在した関門局(アースターミナル)を廃止しアリゾナ州地球局一本化全社員を700人から100人へ人員削減行い、主にアメリカ合衆国連邦政府アメリカ合衆国国防総省などを相手先とした通信サービスを行う事業モデル変更して再出発した日本でも第二電電DDI,現:KDDI)と京セラらが出資して1993年設立した日本イリジウム」によって1998年11月からアメリカ同時にサービス開始された。DDIとしてはDDIセルラーグループツーカーDDIポケットに次ぐ移動体通信事業への参入であったこれに伴い日本発着信するイリジウムの衛星電話網とイリジウム以外の電話回線国際電話含む)を中継するアースターミナルと称する関門局が長野県内山間部に3カ所設置されDDI同時期に参入した国際電話(0078)網も大い活用されることになった2000年3月末日を以て米国イリジウム社サービス停止により日本でも端末使用ができなくなり、アースターミナルも運用停止状態を経て2005年前後解体された。 2001年にはイリジウム・サテライト社によりサービス再開されるも、日本イリジウムは前年郵政省無線局の免許返納法人清算理に入ったため、海外免許取得したイリジウム端末不正使用電波法により無線局免許状持たない端末不法無線局となる)が問題になった。その状況打開し要望応えるべく、2005年平成17年6月インマルサット(旧KDD事業領域)を扱うKDDI法人事業子会社KDDIネットワーク&ソリューションズ」によってサービス再開し日本国内および公海上の日本船籍船舶内で再び使用できるようになった日本国内合法利用するには同社経由販売貸与されるものに限られる同社2008年平成20年7月1日KDDI本体吸収されたため、現在はKDDI日本唯一の事業者となっている(加入申し込み受付担当KDDI ソリューション営業本部MSAT営業グループ)。個人契約にはクレジットカード必要になる初代イリジウムとは異なり、イリジウム端末以外の通信全てアリゾナ州地球局中継し国際電話網を経由する流れとなっているため、イリジウム以外の電話回線発信する場合国際電話料金適用される

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イリジウム

出典:『Wiktionary』 (2021/08/28 14:21 UTC 版)

名詞

イリジウム

  1. 原子番号 77元素記号 Ir金属元素原子量192.2。単体は、常温常圧では銀白色固体

語源

「虹」意味する古典ギリシア語「ἶρις (îris)」に因む。イリジウムの塩類多彩な色することから。日本語では宇田川榕菴の『舎密開宗』(1837-1847) にラテン語 iridium音写の「意利冑母/イリヂウム」の形で現れる[1][2]

発音(?)

い↗りじ↘うむ

関連語

翻訳

参照

  1. 宇田川榕菴舎密開宗巻1、1837、10ページ:
    ノ韻ヲ歩��左ニ列舉シ以テ初學記誦ニ便ス。漢名譯名名ハ其下ニ嵌註シ別名ハ篇中條下に讓テ録セズ
    〔以〕伊阿冑母イヲヂウ゚ム ケルプストフ 依多��母イトリウ゚ム イットル、メタール 意利冑母イリヂウ゚ム
  2. 藤原鎭男、岡本有子『舎密開宗における現代化学用語』

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