フリウリ語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/08 19:37 UTC 版)
フリウリ語 | |
---|---|
Furlan | |
話される国 |
![]() |
地域 | フリウーリ |
話者数 | 50~60万人 |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
公的地位 | |
統制機関 | Osservatori Regjonâl de Lenghe e de Culture Furlanis [1] |
言語コード | |
ISO 639-2 |
fur |
ISO 639-3 |
fur |
| |
消滅危険度評価 | |
Definitely endangered (Moseley 2010) |
フリウリ語(フリウリご、Furlan)はイタリア北東部のスロベニア、オーストリアと国境を接するフリウーリ地方で話されている言語。言語学的にはインド・ヨーロッパ語族ロマンス語派レト・ロマンス語群に属する。
約80万人の話者(そのほとんどはイタリア語も使用)がおり、レト・ロマンス語群で最大を誇るが、スイスにおけるロマンシュ語のような公用語の地位は、どの国においても獲得していない。
ラディン語と起源を同じくすることから東ラディン語とも呼ばれるが、ここ数世紀はドイツ語やイタリア語、スロベニア語など近縁諸語の影響を受け、ラディン語とは別種の言語となりつつある。
言語名別称
- Frioulan
- Frioulian
- Friulano
- Furlan
- Friulian
- フリウル語
- フリウラン語
- フリウーリ語
方言
- 中東部フリウリ方言(East Central Friulian) (fur-eas)[1]
- 西部フリウリ方言(Western Friulian) (fur-wes)[1]
- カルニア方言(Carnico) (fur-car)[1]
脚注
- ^ a b c 山本真司『パゾリーニのフリウリ語』イタリア学会、1988年。doi:10.20583/studiitalici.38.0_52 。2021年10月30日閲覧。
関連項目
外部リンク
フリウリ語
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「フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州」の記事における「フリウリ語」の解説
フリウリ語はレト・ロマンス語群に属する言語で、フリウーリ地方を中心に州外(ヴェネツィア県など)も含め約60万人の話者がいる。ユネスコの「危機に瀕する言語のレッドブック」 (Red Book of Endangered Languages) では、危機に瀕する言語(vulnerable から critically endangered(絶滅寸前)までの4段階のうち、2段階目の definitely endangered)に指定されている。フリウリ語の保護・公用に関する州法(Norme per la tutela, valorizzazione e promozione della lingua friulana)が2007年12月18日に施行され、フリウリ語地名の規範化と、公的な使用が行われるようになった。
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