イタリック語派とは? わかりやすく解説

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イタリック‐ごは【イタリック語派】


イタリック語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 04:51 UTC 版)

イタリック語派(イタリックごは)は、インド・ヨーロッパ語族の一語派ケントゥム語に属す。オスク・ウンブリア語群ラテン・ファリスク語群とに分類される。紀元前1000年〜500年頃、他の語族語派の言語とともに古代のイタリア半島で使われた(→古代イタリア地域諸言語)。イタリック語派を用いる古代の部族はイタリック人と呼ばれる。古イタリア文字を使うことが多かった。


注釈

  1. ^ ラテン語の口語俗ラテン語)を起源とする諸方言がローマ帝国の崩壊以降それぞれ言語として独立しロマンス諸語が生まれた。

出典

  1. ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Italic”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/ital1284 
  2. ^ a b Wallace (2004) p.813
  3. ^ マルティネ(2003) p.88
  4. ^ ダンジェル(2001) p.29


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イタリック語派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:28 UTC 版)

インド・ヨーロッパ語族」の記事における「イタリック語派」の解説

「イタリック語派」も参照 オスク・ウンブリア語群 - ローマ帝国以前にイタリア半島中部存在したオスク語♰、ウンブリア語♰など ラテン・ファリスク語群ファリスク語ラテン語 ロマンス諸語 - 俗ラテン語から派生した諸言語ラテン諸語 - 名詞の複数形作るとき、母音変える諸語イタリア語コルシカ語ルーマニア語レト・ロマン語ロマンシュ語フリウリ語ドロミテ語)、ダルマチア語♰など 西ラテン諸語 - 名詞の複数形作るとき、語尾に"-s"を付け諸語フランス語サルデーニャ語アオスタ語ワロン語クレオールオック語カタルーニャ語アストゥリアス語アラゴン語スペイン語カスティーリャ語)、ポルトガル語ガリシア語リグリア語 ヨーロッパ大陸中央部ゲルマン語ケルト語隣接していたが、紀元前2千年紀終りに近いころ北からイタリア半島侵入し、前1000年ごろ南下してラティウム定住した紀元前10世紀イタリア半島ではオスク語ウンブリア語ギリシア語のほかエトルリア語ヴェネト語地域伊藤によって分布していた。 古代のイタリック語派にはオスク語ウンブリア語ラテン語ファリスク語があり、オスク・ウンブリア語群ラテン・ファリスク語群分類されるラテン語は、ローマ建国のころには既にラティウム定着していた。ラテン語は、こういったラテン人諸言語一つでしか無かったが、ローマ拡大に伴い勢力増し、オスク・ウンブリア語やファリスク語だけでなくケルト諸語イベリア語置き換えて広範な分布至ったラテン語最古文献は前6世紀末ごろであり、とくにローマラテン語は前5世紀記録されている。 文学作品生まれる前、すなわち前3世紀後半に至るまでラテン語古ラテン語呼ばれ碑文古典期作家による引用知られる古典ラテン語は、広義には3世紀末から後2世紀まで、狭義には特に前1世紀ラテン語文語を指す。狭義古典ラテン語ラテン文学黄金時代対応している散文キケロの雄弁論はじまり、カエサルガリア戦記』やティトゥス・リウィウスローマ建国史』など、韻文ではルクレティウスウェルギリウスオウィディウスらが多様な作品残した古典ラテン語後の時代おいても模範とされているラテン文学陰り見せてから西ローマ帝国崩壊するまでのラテン語後期ラテン語という。3世紀以降ローマ帝国キリスト教公認されラテン語カトリック教会結びついたそのため後期ラテン語時期は、ヒエロニムスによるラテン語訳聖書なされるなど教会ラテン語盛んになった時代でもあった。 文学興隆同じくして文語口語乖離していき、およそBC200年からAC600年ごろまでの口語俗ラテン語という。西ローマ帝国5世紀瓦解し俗ラテン語グループは分断された。俗ラテン語文献資料限られるが、プロブスによる用例集、ペトロニウスサテュリコン』の「トリマルキオの饗宴」に見られる会話400年頃の修道女文章、無数の碑文などが残っているまた、後期ラテン語特徴混入見られる各地に広がった俗ラテン語は、それぞれの地域基層言語によって影響を受け変化したイタリアにおけるオスク語エトルリア語スペイン語に対するイベリア語フランス語に対するケルト諸語ルーマニア語に対するダキア語など)。ルーマニア語に対するスラヴ諸語スペイン語ポルトガル語カタルーニャ語に対するアラビア語のような支配を通じ影響生じたほか、フランク人との接触西のグループ、特にフランス語大きな影響もたらした他言語からの影響並行してそれぞれの地域でも独自化が進みロマンス諸語文献現れる9世紀には既に統一性失われていた。 カール大帝シャルルマーニュ)は俗ラテン語的な文語憂慮しカロリング・ルネサンスによって古典的なラテン語復活図った徹底されず、中世ラテン語成立した中世ラテン語古典的な知識階級共通語として機能したラテン語には5つ曲用の型があって第2, 3, 4曲用名詞中性があったが、ロマンス諸語では曲用2つになり男性/女性対応しているいずれのロマンス諸語単数と複数区別持ち、西ロマンス諸語複数標識は -s であるが、中期フランス語発音されなくなったため、フランス語では冠詞などによって表現される現代ロマンス語ではルーマニア語除いて体系消滅したルーマニア語主格対格属格与格呼格5格体系をなす。ラテン語4種活用形分けられたが、ロマンス諸語ではEが融合し活用形減らした生産性偏り生じ、A, I, Eの順に例が多い。いくつかの言語ではEは用例少なく不規則動詞としたほうが適当だという。ラテン語直説法接続法命令法からなる3つの法はロマンス諸語保たれている使用法各言語によって異なるが、いくつかのロマンス諸語共通して見られる時称として、未完了過去半過去)、単純過去複合過去未来および条件法がある。現代ロマンス諸語では主語 - 動詞頻繁に現れる基本的な語順で、外れるものは倒置見なされるギリシアアルファベット参考にしてラテンアルファベット成立したが、ギリシアアルファベットには無いQやFがあることからエトルリア文字仲介していると考えられる成立して以降にギリシア語転写のためにYとZが加えられた。エトルリア語の音体系にはkとgの区別がないために文字統合されていて、ラテン語でもCを双方の音に当てていたが、Cを元にGが作られたロマンス諸語は、全てラテンアルファベット用いる。

※この「イタリック語派」の解説は、「インド・ヨーロッパ語族」の解説の一部です。
「イタリック語派」を含む「インド・ヨーロッパ語族」の記事については、「インド・ヨーロッパ語族」の概要を参照ください。

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