サルデーニャ語とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > サルデーニャ語の意味・解説 

サルデーニャ語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 08:30 UTC 版)

サルデーニャ語
Sardu / Limba sarda
話される国 イタリア
地域 サルデーニャ島
話者数 165万人
言語系統
表記体系 ラテン文字
公的地位
公用語 サルデーニャ自治州
少数言語として
承認
イタリア
統制機関 Limba Sarda Comuna
言語コード
ISO 639-1 sc
ISO 639-2 srd
ISO 639-3 srdマクロランゲージ
個別コード:
sro — カンピダーノ・サルデーニャ語
sdn — ガッルーラ・サルデーニャ語
src — ログドーロ・サルデーニャ語
sdc — サッサリ・サルデーニャ語
消滅危険度評価
Definitely endangered (Moseley 2010)
テンプレートを表示
サルデーニャ島の話者分布

サルデーニャ語(サルデーニャご)は、イタリア領内地中海サルデーニャ島で使われている言葉であり、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属すロマンス諸語の1つで、ロマンス諸語の中では特異な言語である。(たとえば冠詞がilleではなくipseから由来していること、debereを使った未来時制、/k/が口蓋化せず保たれていることなど)

サルデーニャ語ではSarduイタリア語ではSardoと表記される。

イタリア語と異なり、西ロマンス語(フランス語スペイン語など)の特徴である名詞の複数形の語尾変化 "-s" など、イタリア語との差異は大きい。

そのため、本土の諸方言やシチリア語コルシカ語のようなイタリア語の方言や姉妹言語ではなく、ロマンス語ではあるものの初期の段階で大陸ロマンス語(イタリア語・フランス語・スペイン語・ルーマニア語など)と分かれた「島嶼ロマンス語」の生き残りとする説が強い。

サルデーニャ語の方言はサルデーニャ島の北部から中央部にかけての地域で行われるログドーロ方言と南部で行われるカンピダーノ方言に大別される[1]

方言

  • ログドーロ・サルデーニャ語英語版【src】 - 500,000人
    • Northern Logudorese (src-nor)
    • Nuorese (src-nuo)
    • Southwestern Logudorese (src-sou)
    • Barbaricino (src-bar)
  • カンピダーノ・サルデーニャ語英語版【sro】 - 500,000人
    • Ogliastrino (sro-ogl)
    • Sulcitano (sro-sul)
    • Sarrabense (sro-sar)
    • Central Campidanese (sro-cen)
    • Cagliare (sro-cag)
    • Sub-Barbaricino (sro-sub)
    • Meridionale (sro-mer)
    • Arborense (sro-arb)
    • Western Campidenese (sro-wes)

以下はサルデーニャで話されているもののコルシカ語の系統に属すると考えられることもある言語。

脚注

  1. ^ 金澤雄介 (2012年3月8日). “サルデーニャ語の名詞における2格体系の痕跡―sorre「姉妹」の成立過程を中心に―” (PDF). 東京外国語大学大学院総合国際学研究院. 2021年5月23日閲覧。

関連項目

外部リンク



サルデーニャ語

出典:『Wiktionary』 (2021/06/12 13:46 UTC 版)

言語コード
ISO639-1 sc
ISO639-2 srd
ISO639-3 srd
sro-カンピダーノ・サルデーニャ語
src-ログドレーゼ・サルデーニャ語
sdn-ガッルーラ・サルデーニャ語
sdc-サッサリ・サルデーニャ語
SIL -

名詞

サルデーニャサルデーニャご)

  1. イタリアサルデーニャ島話されるインド・ヨーロッパ語族イタリック語派ロマンス語)の言語

方言


翻訳



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「サルデーニャ語」の関連用語

サルデーニャ語のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



サルデーニャ語のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのサルデーニャ語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのサルデーニャ語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS