アラゴン語とは? わかりやすく解説

アラゴン語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 21:40 UTC 版)

アラゴン語(アラゴンご、アラゴン語:l'aragonésluenga aragonesa)は、イベリア半島スペインアラゴン州で話されているロマンス語のひとつで、現在およそ1万1千人ほどの人々によって話されている。アルトアラゴン語(altoaragonés、高アラゴン語)やファブラ(fabla aragonesa)とも呼ばれる。主に州北部のラ・ハセタニア(西: La Jacetania ア:A Chacetania)、アルト・ガジェゴ(西: Alto Gállego ア:Alto Galligo)、ソブラルベ(両語とも:Sobrarbe)などの地区や、リバゴルサ(Ribagorza)地区の西部などで話され、その他の地区でもスペイン語の影響を強く受けてはいるが話されている。もっとも東の変種(ベナスケ渓谷Valle de Benasque)はカタルーニャ語の特徴も見られる方言連続体となっている。非アラゴン語地区へ移住したアラゴン語話者間の言語使用についてのデータについては不明である。また、この消滅危機言語を活性化するために新たに学習した「新話者」についてのデータも不明である。


  1. ^ Aragonese”. SIL (n.d.). 2014年1月19日閲覧。
  2. ^ Altoaragonés en la [Gran Enciclopedia Aragonesa.
  3. ^ Aragonés en [ethnologue].
  4. ^ Nagore, Francho; Gimeno, Chesús (1989). El aragonés hoy. Informe sobre la situación actual de la lengua aragonesa. Huesca: IberCaja/Publicazions d'o Consello d'a Fabla Aragonesa 
  5. ^ Nagore, Francho (1989). Gramática de la Lengua Aragonesa. Zaragoza: Mira Editores 


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アラゴン語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 16:30 UTC 版)

スペインの言語」の記事における「アラゴン語」の解説

詳細は「アラゴン語」を参照 アラゴン語(aragonés)は伝統的非公式的にはファブラ(fabla)と呼ばれており、中世にはナバーラ・アラゴン語(スペイン語版)と呼ばれナバーラ王国アラゴン王国バレンシア王国などにおいて話されていた。現在ではアラゴン州ピレネー山脈谷間と、カスティーリャ語の強い影響さらされている地域変種ウエスカの南に広がっているにすぎない20世紀末ごろからこの言語を守るために、各地にアラゴン語防衛協会設立され言語促進活動活発に行われ、現在いくつか存在するアラゴン語正書法統一的なものにする動きや、アルト・アラゴン地方スペイン語版)での公用語化の動きなどもある。 現在アラゴン語を規範化している団体としてはアラゴン語アカデミー(アラゴン語版)とアラゴン・ファブラ審議会(アラゴン語版)が有力で、他にはアラゴン言語協会(アラゴン語版)がある。現在、2011年5月設立されアラゴン言語アカデミー(アラゴン語版)によって統一正書法作成作業進められており、近い将来アカデミーによって公式な正書法定められる予定となっている。 2009年アラゴン言語法(スペイン語版)によると、アラゴン語とカタルーニャ語アラゴン州における起源的、歴史的な固有言語であると規定されている。同言語法にはこれらの言語について公用語性については明確に規定していないが、1999年アラゴン文化財法(Ley de Patrimonio Cultural Aragonés)によれば言語法によって公用語性が準備されるとある。現在アラゴン語はおよそ12,000人の人々によって話されているとされる。アラゴン語の地域変種方言)には以下のものがある: 中央方言aragonés central)-(belsetán、chistabín、tensino、panticuto、bergotés、etc.東部方言aragonés oriental)-(benasqués、grausino、ribagorzano、fovano、chistabín) 南部方言またはソモンターノ方言aragonés semontanés)-(ayerbense、somontanés)

※この「アラゴン語」の解説は、「スペインの言語」の解説の一部です。
「アラゴン語」を含む「スペインの言語」の記事については、「スペインの言語」の概要を参照ください。

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アラゴン語

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 06:47 UTC 版)

言語コード
ISO639-1 an
ISO639-2 arg
ISO639-3 arg
SIL -

名詞

アラゴンアラゴンご)

  1. スペインアラゴン州北部にある、ピレネー山脈々で話されている言語

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