ジャージー語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/28 03:07 UTC 版)
ジャージー語 |
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Jèrriais | |
話される国 | ![]() |
地域 | チャンネル諸島 |
話者数 | 1900人 (2011年)[1] 2800人(第二言語) |
言語系統 | |
表記体系 | ラテン文字 |
少数言語として 承認 |
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言語コード | |
ISO 639-3 | nrf |
Linguist List | fra-jer |
消滅危険度評価 | |
Severely endangered (Moseley 2010) |
ジャージー語 (Jèrriais) は、インド・ヨーロッパ語族西ロマンス語オイル語のノルマン・フランス語に属す言語である。ジャージー・ノルマン語 (normand de Jersey)、ジャージー・ノルマン・フランス語 (Jersey Norman French) ともいう。英仏海峡のチャンネル諸島のジャージーで話されている。長年の英語使用により、年々話者数を大きく減らしていて、母語話者はかなり少ない。しかし、存続の努力がなされている。
類似の言語としてガーンジー語が英仏海峡のチャンネル諸島のガーンジーで話されている。またガーンジーのサーク島ではジャージー語の系譜をひくサーク語が話されている。サーク語はもともとはジャージー語話者のジャージーからの入植者によりサーク島にもたらされたものである。ジャージー語はこれらの言語とさらに大陸のノルマンディー地方のノルマン・フランス語に属する言語とも相互に意思疎通が可能である。
ジャージー語はジャージーの行政文書等で用いられるジャージー・フランス語とは異なる。
脚注
- ^ Jèrriais at Ethnologue (18th ed., 2015)
参考文献
- Lé Jèrriais Pour Tous by Paul W. Birt, 1985.
- Dictionnaire Jersiais–Français, 1966.
- Jersey Norman French: A Linguistic Study of An Obsolescent Dialect . Mari C. Jones, 2001
- Jèrriais: Jersey's Native Tongue by Mari C. Jones, 2003. ISBN 978-1-904210-03-0
- Dictionnaithe Jèrriais-Angliais. 2005. ISBN 0-901897-40-X
- Les Chroniques du Don Balleine/Les Nouvelles Chroniques du Don Balleine (magazine). Jersey 1979 – current.
関連項目
外部リンク
ジャージー語
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「フランスの諸言語訳聖書」の記事における「ジャージー語」の解説
ジャージー語(Jèrriais)は英仏海峡のジャージー島などで使われていて、ノルマン語のジャージー方言で、しばしばノルマン・フランス語といわれる。聖書全体はまだノルマン語に翻訳されていない。しかし幾つかの節だけは訳されている。 TranslationJohn (Jean) 3:16Lé Nouvieau Testament Car Dgieu aimait tant l'monde qu'i' donnit san seul Fis, à seule fîn qu'touos les cheins tchi craient en li n'péthissent pon, mais qu'il aient la vie êtèrnelle. 日本語訳(新共同訳聖書) 「ヨハネによる福音書」3章16節):神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。
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