すきま

デジタル大辞泉

すき‐ま【隙間／透（き）間】

読み方：すきま

１ 物と物との間の、わずかにあいている所。「—だらけの板塀」

２ （比喩的に）普通には気づきにくいところ。盲点。「法の—を衝く」「—産業」

３ あいている時間。ひま。「家事の—をみて勉強する」

４ わずかな気のゆるみや油断。「心の—につけ込む」

ウィキペディア

隙間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/11/02 15:45 UTC 版)

ウィキペディアには「隙間」という見出しの百科事典記事はありません（タイトルに「隙間」を含むページの一覧/「隙間」で始まるページの一覧）。 代わりにウィクショナリーのページ「隙間」が役に立つかもしれません。wikt:Special:Search/隙間

関連項目

• すきま風
• 隙間産業
• 「隙間」で始まるページの一覧
• 「すきま」で始まるページの一覧

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

すきま

出典:『Wiktionary』 (2021/04/11 01:22 UTC 版)

名詞

すきま【隙間、透（き）間】

1. 物と物の狭いあいだ。
   • 仕方が無いから試に左向きに寐て見るとガラスごしに上野の杉の森が見えて其森の隙間に向ふの空が透いて見える。其隙間の空が人の顔になつて居る。（正岡子規 『ラムプの影』）
2. 連続する行動などにおいて、その行動が止まる短い時間。
   • 鍛えぬかれた小具足術の秘力は、機先を制して、のっけから唖を圧倒した。隙間を与えない鉄拳と張手の攻撃は、唖の、頭、頬げた、向うずね、所きらわずにいためつけた。(吉川英治 『牢獄の花嫁』)
3. （比喩）閉塞している状態の綻び。
   • 夏目先生が未だ創作家としての先生自身を自覚しない前に、その先生の中の創作家は何処の隙間を求めてその創作に対する情熱の発露を求めていたもののように思われる。（寺田寅彦 『夏目先生の俳句と漢詩』）

類義語

• あき
• 空き間
• 間隙
• ニッチ

複合語

• すきまかぜ
• 隙間産業

翻訳

• アゼルバイジャン語: açılış ^(az)

• ブルガリア語: отвор ^(bg) 男性, отверстие ^(bg)

• カタルーニャ語: obertura ^(ca) 女性

• チェコ語: otvor ^(cs) 男性

• デンマーク語: åbning ^(da) 通性

• ドイツ語: Öffnung ^(de) 女性

• 英語: opening、aperture
  • 古英語: þȳrel ^(ang) 中性
• スペイン語: abertura ^(es) 女性

• ペルシア語: روزنه ^(fa) (rowzane)

• フィンランド語: aukko ^(fi), reikä ^(fi), kolo ^(fi), rako ^(fi)

• フランス語: trou ^(fr) 男性, ouverture ^(fr) 女性

• スコットランド・ゲール語: beul ^(gd) 男性, toll ^(gd) 男性

• 古典ギリシア語: ὀπή ^(grc) 女性, ἀνάπτυξις ^(grc) 女性, τρῆμα ^(grc) 中性

• マン島語: towl ^(gv) 男性

• アルメニア語: բացվածք ^(hy), անցք ^(hy)

• イド語: aperto ^(io)

• イタリア語: apertura ^(it) 女性

• グルジア語: სანათური ^(ka), ხვრელი ^(ka), ჭუჭრუტანა ^(ka), ნაპრალი ^(ka)

• ラテン語: apertūra ^(la) 女性, forāmen ^(la) 中性

• ルクセンブルク語: Ëffnung ^(lb) 女性

• マオリ語: pūaha ^(mi), angotanga ^(mi)

• オランダ語: opening ^(nl)

• ノルウェー語:

  ノルウェー語（ブークモール）: åpning ^(nb) 男性, åp ^(nb) 中性 (方言)

  ノルウェー語（ニーノシュク）: opning ⁽ⁿⁿ⁾ 女性

• ポーランド語: otwór ^(pl) 男性, szpara ^(pl) 女性, szczelina ^(pl) 女性

• ケチュア語: kicha ^(qu)

• ルーマニア語: deschizătură ^(ro) 女性, apertură ^(ro) 女性

• ポルトガル語: abertura ^(pt) 女性

• ロシア語: отве́рстие ^(ru) 中性, прохо́д ^(ru) 男性, проём ^(ru) 男性

• アルーマニア語: dishcljidzãturã ^(rup) 女性

• サルデーニャ語:

  カンピダーノ・サルデーニャ語: calànca ^(sc), obertura ^(sc)

  ログドレーゼ・サルデーニャ語: abberidura ^(sc), calànca ^(sc)

  ガッルーラ・サルデーニャ語: abbaltura ^(sdn)

  サッサリ・サルデーニャ語: abirtura ^(sdc)

• スロヴェニア語: odprtina ^(sl) 女性

• スウェーデン語: öppning ^(sv) 通性

• トカラ語B: lyauto ^(txb)

• ズールー語: isikhala ^(zu)

Weblio日本語例文用例辞書

「すきま」の例文・使い方・用例・文例

• 発想を転換し、新たなすきま産業を見つけ出す。
• 5インチのすきましかない.
• 赤ん坊をすきま風に当てるな.
• 午後から手がすきます.
• 腹足類動物の殻のすきまの外側縁か内側縁のいずれか
• すきまの多い垣根
• わずかなすきましかないこと
• 物のすきまからのぞき見る
• 風が通るすきま
• すきま
• すきまから(向こうの様子を)見る
• すきまをつくること
• すきまのあるもの
• 細長い板をすきまをあけて並べ,枠にうちつけたもの
• よろいの腹巻の背の部分のすきまに当てる板
• 声門という左右の声帯の間にあるすきま
• 建物がすきまなく並ぶ
• すきまが埋められる
• すきまなく密であること
• 容器にものをすきまなく押し入れること