未だとは?

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いま‐だ【未だ】

[副]

今になってもまだ実現ていないさま。「未だはっきりしない事故原因

以前のままであるさま。「周囲山々は未だ冬の装いである」

[補説] 漢文訓読で「未」を「いまだ…ず」と読むことから、打消しの語を伴って用いられることが多い。「いま」は「今」、「だ」は「だに」の「だ」とも、副詞をつくる接尾語「だ」ともいわれる


まだ【未だ】

【一】形動[文]ナリ

その時点までに実現ていないさま。「食事の未だな人は早く済ませなさい」

ましなさま。

磊落母親に物をいったりするは—な事」〈二葉亭・浮雲

いまだに未熟であるさま。また、物わかりの悪いさま。

「ほんに年に似合はぬ—な事をいはしゃるわいの」〈浄・嫩軍記

【二】[副]《「いまだ」の音変化

打消しの語を伴って)ある事柄その時点までに実現ていないさま。「未だ帰らない」「未だできていない

期待されるべき状態になっていないさま。「独立には未だ早過ぎる」「今は未だ五月だ」

前からの状態がその時までいているさま。「未だ降っている」「未だ寝ている」

残りがあるさま。また、余地のあるさま。さらに。「未だ言いたいことがある」「期日まで未だ日数がある」

時間日数が少ししかたっていないさま。たった。「父が死んで未だ一年だ」

十分ではないが、他にくらべればよいほうだという気持ちを表す。どちらかといえばまだしも。「寒いのは未だ我慢できる」「退くよりは進むほうが未だましだ」


いま‐だ【未】

〔副〕 (名詞「今」に、助詞「だに」の語根と同じ「だ」が付いたもの

① (あとに否定の語を伴って、現在でもなお事柄が実現ていない意を表わす) まだ。

古事記(712)上・歌謡「婚(よば)ひに 在通(ありかよ)はせ 太刀が緒も 伊麻陀(イマダ)解かずて 襲(おすひ)をも 伊麻陀(イマダ)解かねば」

尋常小学読本(1887)〈文部省〉四「此は、都にてのきけものなれど、未だ大坂見たることなければ

② (否定の語を伴わないで、「事柄や状態が今になっても変わらずそのままでいる」の意を表わす今でも。まだ。

万葉(8C後)二〇・四四九二「月よめば伊麻太(イマダ)冬なりしかすがにたなびく春たちぬとか」

[語誌](1)ある事態実現ていないという否定的ニュアンスでの現在の動作継続・状態の記述表わす外見上は肯定文で「ある時点まで…である(=その逆の事態の未実現)」という場合(②)と、否定文の「ある時点まで…でない」(①)という場合二つケースがあるが、後者漢文の「未」の字極めていために、その訓読にも用いられるようになった
(2)肯定場合の「いまだ」は現在における継続性表わすために、副次的過去から継続性をむしろ強調するようなニュアンスのある場合もある。
(3)平安時代には「いまだ」から変化した「まだ」という語が発生し、「いまだ」と同義和文専用語として用いられるようになった。それに対して「いまだ」は漢文訓読もっぱら用いられたため、否定との呼応強く意識されるようになった


まだ【未】

1 〔副〕 (「いまだ(未)」の変化した語)

否定語を伴って一つ事態その時点までになお実現ていないさまを表わす今まで(…したことがない)。その時はなお(…していない)。

伊勢物語(10C前)三「二条の后のまだ帝にも仕うまつり給はで、ただ人にておはしましける時のこと也」

新古今(1205)春上・八六「吉野山こぞのしをりの道かへてまだみぬかたの花を尋ねん〈西行〉」

肯定表現用いて一つの状態がその時点において、なお継続するさまを表わすいまなお(…している)。

土左(935頃)承平五年一月一一日「ひとみなまだ寝たれば、海のありやうもみえず」

③ 特に、時とともに経過発展成長することを予想される事柄について、一つの状態がなお持続しているさま、なお十分に経過成長ていないさまを表わすいまなお

落窪(10C後)一「御車は、まだくらきに来、とてかへしつ」

事態がさらに悪くなる状態を想定して、もっと悪い状態と比べて、なおとるに足ると判断されるさまを表わす。不十分ながらともかく。

浮世草子傾城色三味線(1701)江戸「まだ粋な女郎にあふたらば、〈略〉自然と粋に成事もあるべし」

(5) 一つ事物事態の状態が、他の事物事態の状態よりも、さらに一段と程度の進んださまを表わす。さらに。もっと。

滑稽本浮世風呂(1809‐13)前「『遠いお寺だネ』〈略〉『目黒蛸薬師から、まだ十五六丁あると聞ました』」

2形動

十分な訓練経験足りないため、いまなお未熟であるさま。また、人情機微などについて、理解のないさま。ものわかりの悪いさま。

随筆独寝1724頃)上「手を書にも手本によくにせんにせんと思ふうちこそ、まだなる事也」

② もっとひどいことに比べれば、なおましだと判断されるさま。まだしも

浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「磊落母親に物をいったりするはまだな事、昇と眼を見合はして狼狽(うろたへ)て横へ外らしたことさへ度々有ッた」


まんだ【未】

〔副〕 副詞「まだ(未)」の変化した語。

俳諧後撰犬筑波集(1674)八「山里は冬はつかしてややさひし 岑のあさ霜野はまんた露〈貞信〉」




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