事故とは? わかりやすく解説

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こと‐ゆえ〔‐ゆゑ〕【事故】

読み方:ことゆえ

よくないことが起こること。さしさわり。じこ。多くことゆえなし」の形で用いられる

相構へて、—なく返し入れ奉れ」〈平家・九〉


じ‐こ【事故】

読み方:じこ

思いがけず生じた悪い出来事物事正常な活動進行妨げ不慮事態。「—を起こす」「—に遭う」「飛行機—」

事柄発生した理由。わけ。子細(しさい)。

「止む事を得ずこれを許可し—を三家…に告(つぐ)るにぞ」〈条野有人近世紀聞


事故

死亡障害(426-2)は疾病(420-2)、傷害 1中毒 2結果起こるものである傷害は事故 3暴力 4原因である。暴力よるものの中では、自殺 5自殺未遂 5殺人 6戦争による死亡と傷害 7区別するのが普通である。


事故

作者倉橋由美子

収載図書倉橋由美子怪奇掌篇
出版社新潮社
刊行年月1988.3
シリーズ名新潮文庫

収載図書大人のための怪奇掌篇
出版社宝島社
刊行年月2006.2

収載図書大人のための怪奇掌篇
出版社宝島社
刊行年月2008.7
シリーズ名宝島社文庫


事故

作者平山夢明

収載図書怖い本 8
出版社角川春樹事務所
刊行年月2008.7
シリーズ名ハルキ・ホラー文庫


事故

作者スタニスワフ・レム

収載図書宇宙飛行士ピルクス物語
出版社早川書房
刊行年月2008.9
シリーズ名ハヤカワ文庫SF


事故

作者オリヴァー・オニオンズ

収載図書怪奇小説の世紀 第2巻 がらんどうの男
出版社国書刊行会
刊行年月1993.2


事故

作者松本清張

収載図書松本清張小説セレクション23黒い画集 3
出版社中央公論社
刊行年月1995.6

収載図書事故―別冊黒い画集 1 新装版
出版社文藝春秋
刊行年月2007.5
シリーズ名文春文庫


事故

作者飯尾憲士

収載図書殺意
出版社集英社
刊行年月1997.1


事故

作者堀岡寿子

収載図書事故―堀岡寿子作品集
出版社れんが書房新社
刊行年月1998.7


事故

作者小松左京

収載図書小松左京ショートショート全集 2
出版社勁文社
刊行年月1998.10
シリーズ名ケイブンシャ文庫

収載図書役に立つハエ小松左京ショートショート全集 3
出版社角川春樹事務所
刊行年月2003.6
シリーズ名ハルキ文庫


事故

作者江戸美保

収載図書薔薇の函
出版社乃村工藝社MEDIA2u
刊行年月2002.6


事故

作者アガサ・クリスティー

収載図書リスタデール卿の謎
出版社早川書房
刊行年月2003.12
シリーズ名ハヤカワ文庫


事故

作者原田喜示

収載図書アトム小品集
出版社原田喜示
刊行年月2004.7


事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/11 04:59 UTC 版)

事故(じこ、: accident)とは、思いがけず起こった悪いできごと[1]。よくないことが起こること[2]。予期せず、意図せずに発生する不幸な出来事で、典型的には損傷または傷害をもたらすもの(Oxford Lexicoの説明)[3]

自動車と自動車が衝突した様子。(交通事故

概説

事故とは、一般的な用法では、意図していなかったのに、また予期していなかったのに、人のからだが傷ついたり生命が失われたり、あるいは財産に損害が発生したり環境が汚染されるような出来事のことである[4]

上記のように事故という言葉には、基本的には「予期していなかった / 予期していた」あるいは「意図していなかった / 意図していた」という線引きが横たわっている。よくないことのうち、予期していなかったのに、また意図していなかったのに、起きてしまった(起こしてしまった)ことが事故である。事故をなくしたいという考えは人間共通のものである[4]

日本保険関係では、被保険者の被った事故が「不慮の事故」であったかどうかを「偶然性」・「急激性」・「外来性」の3つで判断している[5]欧米では事故を意味する言葉として「 accident 」が用いられているが、accident は学術的には予測可能であり、科学的分析を講じて対策すれば予防することが可能であるという考え方が主流となり、injury(傷害外傷)という言葉に置き換えられつつある[5]。この動きは医学界で顕著であり、一部の医学誌ではaccidentの使用を禁止している。

なお、故意に損害を起こすことを「事件」と呼び、事故と区別する意味で用いられる場合もあるが、本来の事件というのは事故も含む広範な意味を持つ語であって、損害を起こすという意味だけで用いられる語ではない。詳細は事件の項目を参照のこと。

なお、痛ましい事故・事件の場合は、「惨事(さんじ)」とも称され、特に大きく悲惨な事故・事件の場合は「大惨事(だいさんじ)」とも称される。

学問としては、安全学安全工学失敗学などが事故が起きる原因やその防止策について研究している。

種類・表現

「事故」には「交通事故」や「海難事故」など事故の生じた場所を表す言い方、「人身事故」や「製品事故」など事故の作用先を表す言い方がある[4]。また、事故の重大性や被害の大きさから「大事故」や「軽微な事故」などと表現することがある[4]

人命に直接影響しない「事故」

直接人間の生命を脅かしたりしない場合でも、事故と呼ばれる場合がある。主に業務において、思わぬ手違いや予期しない機械の故障などにより、正常な業務をなしえなかった場合が相当する。トラブル障害と呼ばれる場合が多い。

  • 民事における事故 - 債務返済の不履行手形不渡り。「手形事故」などと呼ぶ。
  • 郵便宅配便 - 「郵送事故」や「配達事故」などと呼ばれる。誤配送や何かの手違いにより配達すべき手紙や荷物が不達( = とどかない状態)になってしまった場合。
  • 放送 - 放送事故と呼ばれる。設備の故障や手配・操作ミスなどで、放送すべき番組を間違えてしまったり、停波させてしまい放送が途切れてしまったりした場合。

事故の起因源

事故の起因源は大きく分けて

  1. 自然要因:気象動物病原体などが自然が原因となるもの。それ自体を制御することは困難であるが、防災や衛生管理などの事前の対策が行われないと人災として扱われることがある。
  2. 社会要因:犯罪行為などによって意図的になされた行為が原因となるもの。セキュリティや防犯により対策していく必要がある。
  3. 技術要因:業務上で扱う危険因子(毒物や高電圧など)、または道具やシステムの欠陥や故障・運用変更など技術面が原因となるもの。
  4. 対象要因:サービスの供給能力に対して需要がオーバーすることが原因となるもの。対策として需給のバランスを考えて運用・制御する必要がある。
  5. 人的要因:ヒューマンエラーのこと。

に分けられる[6]

事故調査

事故調査とは文字通り、事故がなぜ発生したのか原因を究明する活動である。

日本においては、事故が発生すると、当事者の刑事責任を求める捜査活動ばかりが優先され、何が原因で事件や事故などが発生したのか究明する調査活動がおろそかになっているのではないかと被害者や被害者遺族などから批判があり、独立した事故調査機関のあり方について、消費者庁国土交通省などが検討を始めた[いつ?]

具体的な、大きな事故一覧


日本の行政用語

内閣法での用法

内閣法での「事故」とは、業務の執行の支障となるような出来事のことである。(内閣法9条)

自衛隊用語

自衛隊の組織内では、規則違反事案全般、もしくは人員の欠員を「事故」と表現することがある。 種類

  • 服務事故
  • 人員事故

その他

脚注

  1. ^ 広辞苑
  2. ^ デジタル大辞泉
  3. ^ An unfortunate incident that happens unexpectedly and unintentionally, typically resulting in damage or injury.Oxford Lexico, "Accident".
  4. ^ a b c d 小松原明哲 2019, p. 1.
  5. ^ a b 神尾陽子ほか(編) 『子どもの健康を育むために:医療と教育のギャップを克服する』 日本学術協力財団 <学術会議叢書>23 2017年平成29年) pp.130 - 131.
  6. ^ 小松原明哲 2019, pp. 2–4.

参考文献

  • 小松原明哲『ヒューマンエラー』(第3版)丸善、2019年10月30日。ISBN 978-4-621-30435-8 

関連項目


事故(Accident)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/23 07:21 UTC 版)

リスタデール卿の謎」の記事における「事故(Accident)」の解説

過去夫殺し容疑捕まり無罪となった女性新たな男性結婚していた。その男性が妻を受取人にした生命保険入ったことを知った警部エヴァンズ悲劇未然に防ぐことを決意する

※この「事故(Accident)」の解説は、「リスタデール卿の謎」の解説の一部です。
「事故(Accident)」を含む「リスタデール卿の謎」の記事については、「リスタデール卿の謎」の概要を参照ください。

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事故

出典:『Wiktionary』 (2021/06/16 13:54 UTC 版)

名詞

(じこ)

  1. 思いがけず起こった悪い出来事
  2. 事の起こった理由

発音(?)

じ↘こ

翻訳


「事故」の例文・使い方・用例・文例

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