い‐ぞく〔ヰ‐〕【遺族】
遺族 【いぞく】
遺族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/28 02:57 UTC 版)

概要
物故者の両親、配偶者、子、兄弟姉妹を指す。一般的には死亡時に死者によって生計を維持していた者とすることが多い。
法的に婚姻関係にない事実婚や内縁の配偶者を含めることがある。
法律での規定
法律では遺族を以下のように規定している。
- 年金関連規定
- 厚生年金保険法第59条「配偶者、子、父母、孫、祖父母」
- 国民年金法第37条の2「配偶者、子」
- 国家公務員等共済組合法第2条「配偶者、子、父母、孫、祖父母」
- 地方公務員等共済組合法第2条「配偶者、子、父母、孫、祖父母」
- 社会福祉施設職員等退職手当共済法第10条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 中小企業退職金共済法第14条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 船員保険法第35条「配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 労働者災害補償保険法第11条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 小規模企業共済法第10条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 行政関連規定
- 恩給法第72条「配偶者、子、父母、祖父母、兄弟姉妹」
- 国家公務員退職手当法第2条の2「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 防衛省職員給与法第27条の14「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母」
- 国家公務員災害補償法第16条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 国家公務員旅費法「配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹、職員の死亡当時職員と生計を一にしていた親族」
- 地方公務員災害補償法第32条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 戦争関連
- 戦傷病者戦没者遺族等援護法第24条「配偶者[1]、子、父、母、孫、祖父、祖母並びに入夫婚姻による妻の父母」
- 戦傷病者特別援護法第19条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 未帰還者特別措置法第4条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹、三親等の親族」
- 未帰還者留守家族等援護法第16条「配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 引揚者給付金等支給法第9条「配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 引揚者特別交付金支給法第4条「配偶者[1]、子、父母及び孫」
- 連合国占領軍行為被害者給付金支給法第11条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 原爆被爆者援護法第33条「死亡者の死亡の当時における配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 平和条約国籍離脱者戦没者遺族弔慰金支給法第11条「死亡した者の死亡の当時における配偶者、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- その他
- 犯罪被害者等給付金支給法第5条「死亡の時の配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 国外犯罪被害弔慰金支給法第5条「死亡の時の配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 災害弔慰金支給法第3条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 公害健康被害補償法第30条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母、兄弟姉妹」
- 著作権法第116条「配偶者[1]、子、父母、孫、祖父母又は兄弟姉妹」
支援
日本では、遺族の心のケアを行う取り組みをグリーフケアと呼ぶ[2]。
脚注
関連項目
遺族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 19:47 UTC 版)
「エリック・ガーナー窒息死事件」の記事における「遺族」の解説
CNNのインタビューに答えて、ガーナーの娘エリカは、この事件の原因は差別主義ではなく、警官の功名心であると感じている、と語った。彼女は「やはり功を急いだのではないでしょうか。私の父は身長193センチ、体重は158キログラムです。彼はきっと父を倒すことで、勇敢なヒーローになりたかったのではないかと思います」と発言している。エリカは毎木曜日、スタテンアイランドで父を偲んで徹夜の「寝そべり」をしている。ガーナーの娘たちの1人、エメラルド・スニップスは、ガーナーの子供達のために基金を設立し、ガーナーが生前そうしていたように、クリスマス・プレゼントを配給し続けることを図った。ガーナーの娘エリカとエメラルド、妻エソー、継父ベン・カールは揃ってワシントンDCで行われた抗議デモ「万人のための正義」に参加している。 エソー・ガーナーはパンタレオの謝罪を受け入れたか否かを問われ、「後悔するなら、主人が『息ができない』と叫んでいた時にするべきだったわ」と答え、「絶対に受け入れられない。誠意が感じられないわ……だって彼は今も警官として働き、給料を受け取っているもの。主人は死んで私と子供達は路頭に迷っているというのに、彼は子供達と豊かに暮らしているのだもの。」と続けた。ガーナーの母、グウェン・カールは大陪審の決定に納得していないと表明した。
※この「遺族」の解説は、「エリック・ガーナー窒息死事件」の解説の一部です。
「遺族」を含む「エリック・ガーナー窒息死事件」の記事については、「エリック・ガーナー窒息死事件」の概要を参照ください。
「遺族」の例文・使い方・用例・文例
- 彼の遺族は妻と2人の子どもだ
- 万一の場合には、遺族に死亡保険金が支払われます
- 彼の死後、遺族は遺族厚生年金を受けとった。
- 遺族年金の額は社会保障制度の種類と家族構成によって異なる。
- ご遺族のご心痛を思うと、ご同情に堪えません。
- 彼の遺族は妻と娘1人である。
- 音楽家が死んで遺族は貧困にさらされた。
- 遺族[妻に先立たれた夫].
- 遺族(たち)は悲しみに沈んでいた.
- スミス氏の遺族は夫人と 2 人のご子息です.
- 遺族は言うに及ばず, 参列者の大半も K 氏の言葉に涙を流した.
- 遺族のために拠金が行なわれた.
- 遺族に対して弔慰金を送った.
- 彼女の遺品は遺族の手もとに届けられた.
- 遺骸は遺族に引渡された
- 僕が遺族に凶報を伝える任に当たった
- 友人らから拠金して遺族に贈った
- 死骸を遺族に引渡した
- 死骸は遺族に引き渡された
- 僕が遺族に悲報を伝える役に当たった
遺族と同じ種類の言葉
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