エメラルドとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > エメラルドの意味・解説 

emerald

別表記:エメラルド

「emerald」の意味・「emerald」とは

「emerald」は、日本語で「エメラルド」と訳される。エメラルドは、鮮やかな緑色をした宝石で、ベリル鉱石一種である。エメラルドは、その美し緑色希少性から高い価値を持つ宝石とされている。例えば、エメラルドはクリスタルヒーリングの一環として使用されることもあり、その場合、エメラルドは心の平和バランスもたらすとされている。

「emerald」の発音・読み方

「emerald」の発音は、IPA表記では /ˈɛmərəld/ となる。IPAカタカナ読みでは「エムラルド」となり、日本人発音するカタカナ英語では「エメラルド」と読む。この単語発音によって意味や品詞が変わる単語はないため、特別な注意必要ない。

「emerald」の定義を英語で解説

「Emerald」 is defined as "a bright green precious stone consisting of a chromium-rich variety of beryl." In other words, it is a type of beryl mineral that is rich in chromium, giving it a bright green color. Emeralds are considered valuable due to their beautiful color and rarity. For instance, in the context of crystal healing, emeralds are believed to bring peace and balance to the mind.

「emerald」の類語

「emerald」の類語としては、「jade」や「malachite」がある。これらも緑色宝石であるが、それぞれ異な鉱物から成る例えば、「jade」は翡翠訳され硬度や色の深さ異なる。「malachite」は孔雀石訳されストライプ模様特徴的である。

「emerald」に関連する用語・表現

「emerald」に関連する用語としては、「gemstone」や「beryl」、「chromium」などがある。「gemstone」は宝石意味し、「beryl」はベリル鉱石を、「chromium」はクロムを指す。これらの用語はエメラルドの成分分類説明する際に用いられる

「emerald」の例文

1. English: "The emerald is my birthstone." (日本語訳:エメラルドは私の誕生石です。)
2. English: "She wore a necklace with a large emerald pendant." (日本語訳:彼女は大きなエメラルドのペンダントがついたネックレスを身につけていた。)
3. English: "Emeralds are prized for their vibrant green color." (日本語訳:エメラルドはその鮮やかな緑色評価されています。)
4. English: "The ring was set with a beautiful emerald." (日本語訳:その指輪には美しいエメラルドがあしらわれていた。)
5. English: "Emerald is a variety of beryl." (日本語訳:エメラルドはベリル一種です。)
6. English: "The emerald's green color comes from chromium." (日本語訳:エメラルドの緑色クロム由来します。)
7. English: "Emeralds are often used in high-quality jewelry." (日本語訳:エメラルドはよく高品質ジュエリー使用されます。)
8. English: "The emerald was cut into a brilliant shape." (日本語訳:エメラルドはブリリアントカットされていた。)
9. English: "Emeralds are found in countries like Colombia and Brazil." (日本語訳:エメラルドはコロンビアブラジルなどの国で見つかります。)
10. English: "The emerald in the museum's collection is one of the largest in the world." (日本語訳博物館コレクションにあるエメラルドは、世界で最も大きいものの一つです。)

エメラルド【emerald】

読み方:えめらるど

緑柱石一種濃緑色透明なもの宝石にする。緑玉翠玉(すいぎょく)。

エメラルドの画像
エメラルドの画像

エメラルド(Emerald)

エメラルド
Panshir,Afghanistan
Be3Al2Si6O18 画像の幅約2.2cm

緑柱石らしい美し結晶をしたエメラルドの標本です。

エメラルド(Emerald)

エメラルド
Legbachscharte,Habachtal,Salzburg,Austria
Be3Al2Si6O18 画像の幅約1.6cm

金雲母成分の多い黒雲母片岩入ったエメラルドの結晶です。
アルプス山頂近く鉱山からの産出で、とても古い時代から利用
されていた産地と言われています。

エメラルド(Emerald)

エメラルド
Malyshevo,Ural,Russia
Be3Al2Si6O18 標本の幅約9cm

REC-GEO MLメンバロシア業者から一括購入した標本
雲母中に美し緑色のエメラルド結晶が沢山入っています。

エメラルド

作者イワン・アレクセーエヴィチ・ブーニン

収載図書暗い並木道イワン・ブーニン短編集
出版社国際言語文化振興財団
刊行年月1998.1


エメラルド

名前 Emerald

エメラルド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/17 17:10 UTC 版)

エメラルドの原石

エメラルド: emerald)は、緑柱石: berylベリル)の一種で、強い緑を帯びた宝石である。和名は、翠玉(すいぎょく)、緑玉(りょくぎょく)である。また、5月の誕生石。

性質・特徴

アクアマリンと組成を同じくするが、クロム Cr やバナジウム V がドーパントとして混入している。

内部に特有の傷が無数にあり、これが天然ものの標識ともなっている。当然ながら、大きく、傷が少ないほうが価値が高く、明るく濃い緑色のものが最上級とされる。エメラルドは天然には良質の石がほとんど産しないため、かなりの傷物も宝石として流通させることが一般に認められており、その場合オイル樹脂に浸すなど化学的処理を施して傷を隠したり、石の耐久度を高めたりする。特に無処理、ノンオイルとのことわりがない限り、この手の処理を施してあると考えて差し支えない。処理が下手な場合、時間の経過とともにオイルが蒸発する。かなり高度な処理であっても、近年宝石店の店頭でも盛んに行われている超音波洗浄機によりオイルが抜けてしまうことがあり、そうなると本来の傷物の姿に戻ってしまう。

また、緑柱石の中には黄緑色をした石もあるが、エメラルドとして扱われることはほとんどなく、ヘリオドール、グリーンベリルなどと呼ばれ価値も著しく下がる。発色の仕組みもイオンが関係しており、クロムバナジウムにより発色するエメラルドとは原理が異なる。これらの石は加熱処理によりアクアマリンへと変色させることができる。

モース硬度ではかなり硬い石だが、内部に多数の傷を抱えていると云う結晶の性質上、衝撃に極端に弱い。指輪の台に取り付けるだけで割れることさえあり、職人泣かせの石とされる。エメラルドカットと呼ばれるカットがされることが多いが、これは屈折率がダイヤモンドのように高くなく、ブリリアントカットを施しても屈折率の高い石に特徴的な煌き(ファイア)が見られないためで、印象的な緑色をより広く見せようとした結果である。それと、上述したこの石の脆さ、及び六角柱をした結晶から取り出せる大きさなどとの関係から、なるべく欠け易い角が少なくなるようなこのカットが生まれた。なお、透明度の低い石の場合はカボション・カットが施される場合もある。

稀にキャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)の現れるエメラルド・キャッツアイやスター効果の現れるスターエメラルドが産出されることがあるが、非常に希少である。トラピチェ・エメラルドと呼ばれる均等に放射状に6つに割れた一見スターに見紛う石もあり、こちらも非常に希少である。

同じベリルに属するレッドベリルをアメリカの宝石業界がレッドエメラルドと呼ぶように他国と激しい議論を重ねているが、本来エメラルドには「緑色の」と言う意味があるのでこの名称は正しくない、と考える人もいる[1]ベリルの語源であるギリシア語beryllosにも「海のような青緑の石」という意味がある[要出典]

生産

コロンビアブラジルザンビアジンバブエマダガスカルパキスタンなど各地で産出されるが、現在は、コロンビアが最大の産出国である。

2000年の生産シェアはコロンビア (60%)、ザンビア (15%)、ブラジル (12%)、ロシア (4%)、ジンバブエ (3%)、マダガスカル (3%) である。

語源

エメラルドの語源はサンスクリット語で「緑色の石」を意味する「スマラカタ」にある。それが、ギリシャ語で「スマクラグドス」、ラテン語で「スマラグダス」と変化し、さらに「スマラルダス」に変化、そこからさらに古フランス語で「エスメラルド」に変化し、現在の「エメラルド」と言う呼称になったとされる。

色との関連

エメラルドはエメラルドグリーンのように色の名前として、また美しい鮮やかな緑色を表現する上で「エメラルドのような〜」といったように慣用句として使われる。

歴史

エメラルドの歴史は古く、世界の4大宝石にも数えられている。ギリシア時代、アリストテレスの弟子テオフラストスの「石について」に登場し、エジプトの紅海に近い砂漠で発見されたという。プトレマイオス朝エジプトではクレオパトラも愛用し好みの大使に与え、シーザーは治療のためにたくさん集めたと伝えられている。このことから富と権力の象徴でもあったとされている。ローマ帝国時代のプリニウスの「博物誌」では、ダイヤと真珠に次ぐ、第三位の宝石とされており、皇帝ネロはエメラルド製のモノクルを所有していたとの言い伝えもある。実際、ポンペイなどローマ帝国時代の遺跡からはエメラルド製品がよく出土する。

このように古い歴史を持つエメラルドではあるが、量的に出回るようになったのはアメリカ大陸発見後、新大陸で発見されてからである。

エメラルドは、ギリシアやローマでは、占星術の影響でヴィーナスに捧げられていた。ユダヤの伝説ではソロモン王が神から授けられた宝石の中に、エメラルドが入っていたという。

サンスクリットの医術では、エメラルドは解毒のほか、下剤、消化を助ける、等の効果があるとされていた。ペルシアやアラビアの聖者たちも、解毒のほか、てんかんを治す、肝臓病やらい病に効くなど万能薬扱いしていたという。

ヨーロッパでは、がエメラルドを凝視すると目が見えなくなるという古くからの言い伝えがある。

中世では、エメラルドに未来を予言する力があるとされ、また、女性の貞節を守り夫の愛を保つとされていた。

エメラルドの合成はフラックス法により、19世紀に成功していたが、20世紀になると、フラックス法と共に水熱合成法による宝石級のエメラルドの合成が行われるようになったが、結晶の成長速度が遅いため年単位での合成が必要となり、歩留まりが低いなどの問題がある[2]。特に、フラックス法により大型のエメラルド結晶の合成を成功させ、1940年から宝石市場に流したキャロル・チャザム(Carroll Chatham)が有名であり、彼が創設したChatham Created Gems, Inc.[3]は現在もエメラルドなどの宝石を製造している。

参考文献

  1. ^ 辰尾良二 (2004-7). 宝石・鉱物 おもしろガイド  ISBN 4-8067-1292-2
  2. ^ 宝石読本 V 帝王の宝石-エメラルド-
  3. ^ Chatham.com
  • 春山行夫『春山行夫の博物誌Ⅳ 宝石1』平凡社

関連項目

外部リンク


エメラルド(魔女の住む森)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 05:36 UTC 版)

スライムの野望」の記事における「エメラルド(魔女の住む森)」の解説

4枠目のスライム特殊能力回数が1上がる

※この「エメラルド(魔女の住む森)」の解説は、「スライムの野望」の解説の一部です。
「エメラルド(魔女の住む森)」を含む「スライムの野望」の記事については、「スライムの野望」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「エメラルド」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

エメラルド

出典:『Wiktionary』 (2021/06/18 23:56 UTC 版)

語源

英語 emerald < 中英語 emeraude < 古フランス語 esmeraude < 俗ラテン語 *esmaralda, *esmaraldus (ラテン語 smaragdus の異綴) < 古典ギリシア語 σμάραγδος (smáragdos), μάραγδος (maragdos) < サンスクリット मरकत (marakata)

名詞

エメラルド

  1. 緑柱石一種で、色で透明宝石

発音(?)

え↗めら↘るど

関連語

翻訳


「エメラルド」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  エメラルドのページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エメラルド」の関連用語

エメラルドのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エメラルドのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
Kato's CollectionsKato's Collections
Copyright(C) 1996-2024 Shinichi KATO All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエメラルド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのスライムの野望 (改訂履歴)、デルトラ・クエスト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのエメラルド (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS