found
「found」とは、英単語findの過去形・過去分詞形を意味する表現。
「found」とは・「found」の意味の意味を詳しく解説
「found」には「find」の活用形としての意味と、独自の英単語としての意味がある。現在形である「find」は過去形・過去分詞形として活用する場合「found」となる。「find」の活用形としての「found」には多様な意味がある言葉だ。一般的には「見つけ出す」「捜し出す」「発見する」といった意味で訳される。なくしたものや事実をみつけた場合や、努力して何らかの発見をした場合に用いられる。「We found the mysterious creatures in the forest.(私たちは森の中で謎の生物を発見した。)」のように使われる。
「The mysterious creatures are founded in the forest.(謎の生き物が森にいる。)」のように受動態とすることで「〇〇にいる」「〇〇にある」という意味を持たせることも可能だ。また、「found + oneself」の形で用いれば「(気が付くと)〇〇していた」「(自分が)○○の状態だとわかった」「(気づかずに)〇〇していた」という意味になる。「知らぬ間にその状況になっている」といったニュアンスを持たせる言い回しに使うとよい。「Suddenly she found herself hungry.(突然、彼女はおなかが空いた。)」「I found myself without my umbrella.(傘がないことに気が付いた。)」のように用いる。
過去形・過去分詞形としての「found」は「思う」「考える」「感じる」という意味で用いられることも少なくない。ニュアンスとしては「think」に近い意味合いだ。例えば「I found the story very sad.(私はその話がとても悲しいと思った。)」のように使う。この意味合いでの「found」は、一般的に「主語+found+目的語+補語」の形で用いられる。なお、法律や裁判で「found」が用いられた場合には「判決を下した」という意味になる場合があるので注意が必要だ。
「found」は「find」とはまったく異なる単語として「○○を設立する」「〇〇の基礎を築く」という意味で用いられることもある。この意味における「found」の過去形・過去分詞形は「founded」である。「She founded a hospital.(彼女は病院を設立した。)」のように使う。「found」は「〇〇の根拠とする」「根拠を与える」という意味になる場合もある。「This movie was founded on facts.(この映画は事実に基づいて作成された。)」のように、根拠を示す意味で用いられる場合は受動態で用いられることが多い。
「found」の語源・由来
「find」の過去形・過去分詞形としての「found」はゲルマン祖語の「finthana(偶然出会う)」が語源とされている。「finthana」は古期英語に受け継がれ「findan(偶然出会う)」となった後に「found」の現在形である「find」となった。「○○を設立する」などの意味の「found」は、「fund(基金・蓄え)」と同じく、ラテン語に由来する。語源はラテン語の「fundus(土台・土台を築く)」である。「fundus」は「fundo(基礎を築く)」へと変化し、古期フランス語において「founder(基礎を築く)」という語になった後「found」へと変化した。
「found」を含む熟語・言い回し
「I found」とは
一般的に「I found」は「見つけた」と訳す。「I found her a nice desk.(私は彼女に素敵な机を見つけた。)」のように使う。また「I found myself」なら「気が付くと○○していた」となる。
「be found」とは
「be found」は「見つかる」「発見される」という意味で用いられている。
「not found」とは
「発見されない」「見つからない」と訳す。なお「not found」は、インターネットにおいてアクセス先のウェブページが見つからない場合や存在しない場合に表示される決まり文句でもある。一般的に「404 not found」と呼ばれている。
「found」の使い方・例文
・People founded a church.(人々は教会を設立した。)・The company was founded in 2020.(その会社は2020年に設立された。)
・This drama was founded on the testimony.(このドラマは証言に基づいて作成された。)
・I found him the work.(私は彼に仕事を見つけた。)
・I found him evil.(私は彼が悪いと思った。)
・The judge found her not guilty.(裁判官は彼女に無罪の判決を下した。)
・I found myself Twitter in the daytime.(気が付いたら昼間にツイッターをしていた。)
・They are to be found all over the place.(それらはいたるところで見られる。)2211
ファウンド
ファウンド | ||||||||||||||||||
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![]() 2016ブリーダーズ・カップ・ターフ (2016年11月5日) | ||||||||||||||||||
欧字表記 | Found | |||||||||||||||||
品種 | サラブレッド | |||||||||||||||||
性別 | 牝 | |||||||||||||||||
毛色 | 鹿毛 | |||||||||||||||||
生誕 | 2012年3月13日(12歳) | |||||||||||||||||
父 | Galileo | |||||||||||||||||
母 | Red Evie | |||||||||||||||||
母の父 | Intikhab | |||||||||||||||||
生国 |
![]() | |||||||||||||||||
生産者 | Roncon, Wynatt & Chelston | |||||||||||||||||
馬主 |
Michael Tabor & Derrick Smith & Mrs John Magnier | |||||||||||||||||
調教師 | Aidan Patrick O'Brien(アイルランド) | |||||||||||||||||
競走成績 | ||||||||||||||||||
生涯成績 | 21戦6勝 | |||||||||||||||||
獲得賞金 | 7,610,405ポンド | |||||||||||||||||
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ファウンド(Found, 2012年3月13日 - ) は、鹿毛の競走馬である。主な勝ち鞍は2014年マルセルブサック賞、2015年ブリーダーズカップ・ターフ、2016年凱旋門賞である。
経歴
2歳時(2014年)
2014年にカラ競馬場の未勝利戦でデビューし、人気薄ながら勝利した。2戦目のモイグレアスタッドステークス(G1)は3着に敗れたが、次走のマルセルブサック賞(G1)ではライアン・ムーア騎手が騎乗して勝利、G1競走初制覇となった。
3歳時(2015年)
3歳初戦は英1000ギニー(G1)を予定していたが、怪我のため出走を取り消してアサシステークス(G3)に出走したが、2着に敗れた。次走の愛1000ギニー(G1)も2着に敗れたファウンドは、英オークス(G1)及び英ダービー(G1)を回避してコロネーションステークス(G1)に出走したが、再び2着となった。
次走のロイヤルウィップステークス(G3)を勝利し、ファウンドはアイリッシュチャンピオンステークス(G1)に挑んだが、ゴールデンホーンに1馬身差及ばず2着に敗れた。続く凱旋門賞(G1)では勝ち馬ゴールデンホーンに更に突き放されて9着となった。
凱旋門賞後、チャンピオンステークス(G1)でファシネイティングロック(Fascinating Rock)の2着となったファウンドは、ブリーダーズカップ・ターフ(G1)に出走した。レースでは先行集団を見る形で追走し、最終コーナーで仕掛けると、直線ではゴールデンホーンを差し切ってG1競走2勝目となった。レース後、鞍上のR.ムーア騎手は「彼女はとても良い牝馬だ。勝つに相応しい馬だし、今日は勝ててうれしい」と述べた[1]。
4歳時(2016年)
4歳初戦のリステッドレースは3着に敗れたが、次走のムーアズブリッジステークス(G3)を勝利した。これ以降のファウンドは、タタソールズゴールドカップ(G1)ではファシネイティングロック(Fascinating Rock)から3馬身3/4差、コロネーションカップ(G1)ではポストポンドから4馬身半差、プリンスオブウェールズステークス(G1)ではマイドリームボート(My Dream Boat)からクビ差、ヨークシャーオークス(G1)ではセヴンスヘヴン(Seventh Heaven)から2馬身3/4差、アイリッシュチャンピオンステークス(G1)ではアルマンゾルから3/4馬身差でそれぞれ2着に敗れている。
5戦連続で2着が続いたファウンドの次走は凱旋門賞(G1)であった。レースでは中団の内側を追走し、直線に入ると同じエイダン・オブライエン厩舎の2頭である2着ハイランドリールと3着オーダーオブセントジョージ(Order of St George)の追撃を退けて勝利した。A.オブライエン調教師はレース後、「私たちはずっとこのレースを目標にしてきた。ライアンは彼女が2歳の時から凱旋門賞を勝てると言っていたが、彼は正しかった」とコメントした[2]。
2週間後、チャンピオンステークス(G1)に出走するも、直線はアルマンゾルとの差が詰まらず2着に敗れた。ラストランはブリーダーズカップ・クラシック(G1)を予定していたが、数日前にブリーダーズカップ・ターフ(G1)への出走へと変更した[3]。2番人気で出走したが、逃げたハイランドリールと先に抜け出したフリントシャー(Flintshire)を交わせず、勝ったハイランドリールから4馬身差の3着で競走生活を終えた。
この年の活躍を受けて、カルティエ賞最優秀古馬に選出されている。
繁殖入り後
2018年5月にウォーフロントとの間に第一子にあたる牡馬が誕生。バトルグラウンドと名付けられた本馬は2020年6月にデビュー。5着に終わったが連闘で挑んだロイヤルアスコットのリステッド戦チェシャムステークスを1番人気で制し、初勝利を異国の地で飾った。
競走成績
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 着順 | 騎手 | 着差 | 1着(2着)馬 |
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2014年 | 8月23日カラ | 未勝利 | 芝8f | 1着 | J.ヘファーナン | 3/4馬身 | (Together Forever) | |
2014年 | 9月14日カラ | モイグレアスタッドS | G1 | 芝7f | 3着 | J.オブライエン | 3/4馬身 | Cursory Glance |
2014年10月 | 5日ロンシャン | マルセルブサック賞 | G1 | 芝8f | 1着 | R.ムーア | 2 1/2馬身 | (Ervedya) |
2015年 | 5月 4日カラ | アサシS | G3 | 芝7f | 2着 | R.ムーア | 2馬身 | Iveagh Gardens |
2015年 | 5月24日カラ | 愛1000ギニー | G1 | 芝8f | 2着 | R.ムーア | 1/2馬身 | Pleascach |
2015年 | 6月19日アスコット | コロネーションS | G1 | 芝8f | 2着 | R.ムーア | クビ | Ervedya |
2015年 | 8月23日カラ | ロイヤルウィップS | G3 | 芝10f | 1着 | J.ヘファーナン | 4馬身 | (Answered) |
2015年 | 9月12日レパーズタウン | 愛チャンピオンS | G1 | 芝10f | 2着 | J.ヘファーナン | 1馬身 | Golden Horn |
2015年10月 | 4日ロンシャン | 凱旋門賞 | G1 | 芝12f | 9着 | R.ムーア | 5馬身 | Golden Horn |
2015年10月17日 | アスコット | チャンピオンS | G1 | 芝10f | 2着 | R.ムーア | 1 1/4馬身 | Fascinating Rock |
2015年10月31日 | キーンランド | BCターフ | G1 | 芝12f | 1着 | R.ムーア | 1/2馬身 | (Golden Horn) |
2016年 | 4月 3日カラ | アレッジドS | L | 芝10f | 3着 | R.ムーア | 7 3/4馬身 | Zhukova |
2016年 | 5月 2日カラ | ムーアズブリッジS | G3 | 芝10f | 1着 | R.ムーア | 1 1/4馬身 | (Success Days) |
2016年 | 5月22日カラ | タタソールズゴールドC | G1 | 芝10.5f | 2着 | R.ムーア | 3 3/4馬身 | Fascinating Rock |
2016年 | 6月 4日エプソム | コロネーションC | G1 | 芝12f | 2着 | R.ムーア | 4 1/2馬身 | Postponed |
2016年 | 6月15日アスコット | プリンスオブウェールズS | G1 | 芝10f | 2着 | R.ムーア | クビ | My Dream Boat |
2016年 | 8月18日ヨーク | ヨークシャーオークス | G1 | 芝12f | 2着 | J.ヘファーナン | 2 3/4馬身 | Seventh Heaven |
2016年 | 9月10日レパーズタウン | 愛チャンピオンS | G1 | 芝10f | 2着 | L.デットーリ | 3/4馬身 | Almanzor |
2016年10月 | 2日シャンティイ | 凱旋門賞 | G1 | 芝12f | 1着 | R.ムーア | 1 3/4馬身 | (Highland Reel) |
2016年10月15日 | アスコット | 英チャンピオンS | G1 | 芝10f | 2着 | R.ムーア | 2馬身 | Almanzor |
2016年11月 | 5日サンタアニタ | BCターフ | G1 | 芝12f | 3着 | R.ムーア | 4馬身 | Highland Reel |
血統表
ファウンドの血統(サドラーズウェルズ系 Northern Dancer3×4=18.75%) | (血統表の出典) | |||
父 Galileo 1998 鹿毛 |
父の父 Sadler's Wells1981 鹿毛 |
Northern Dancer 1961 |
Nearctic | |
Natalma | ||||
Fairy Bridge 1975 |
Bold Reason | |||
Special | ||||
父の母 Urban Sea1989 栗毛 |
Miswaki 1978 |
Mr Prospector | ||
Hopespringseternal | ||||
Allegretta 1978 |
Lombard | |||
Anatevka | ||||
母 Red Evie 2003 鹿毛 |
Intikhab 1994 鹿毛 |
Red Ransom 1987 |
Roberto | |
Arabia | ||||
Crafty Example 1987 |
Crafty Prospector | |||
Zienelle | ||||
母の母 Malafemmena1992 鹿毛 |
Nordico 1985 |
Northern Dancer | ||
Kennelot | ||||
Martinova 1979 |
Martinmas | |||
Pavlova F-No.1-m |
- 本馬の全妹にあたるBest In The Worldの産駒(父ディープインパクト、本馬の姪)にエプソムオークス、アイリッシュオークス、ヨークシャーオークスを制したスノーフォールがいる[4]。
脚注
出典
- ^ Marcus Hersh. “Found beats Golden Horn in Breeders' Cup Turf” (英語). Daily Racing Form. 2017年7月31日閲覧。
- ^ “Found wins Prix de l’Arc de Triomphe as Aidan O’Brien saddles first three home” (英語). The Guardian. 2017年7月31日閲覧。
- ^ “Aidan O'Brien switches Found to the Breeders' Cup Turf because running on dirt would have been 'unfair'” (英語). Daily Mail. 2017年7月31日閲覧。
- ^ “ディープ産駒スノーフォールが英オークス前哨戦を快勝、名牝ファウンドの姪”. JRA-VAN Ver.World. (2021年5月13日) 2021年6月10日閲覧。
外部リンク
- 競走馬成績と情報 Racing Post
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