かつよう‐けい〔クワツヨウ‐〕【活用形】
活用
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/01 01:21 UTC 版)
活用(かつよう)は、
- ^ 『術語編』 第6、三省堂〈言語学大辞典〉、1996年1月1日。
- ^ Oxford Dictionaries, "conjugation"
- ^ その際、英語でいえばその語尾となる-ing, -edなどを活用による語形変化と考え「活用語尾」と呼ぶ解説者もいる。またそれらを「接尾辞」と説明する解説者もいる。
- ^ 日本語でいえば丁寧語に当たる
- ^ この名称は日本における名称で、スペイン語ではgerundioとよばれる。
- ^ 他にも、英語アルファベットはたったの26文字しかなく、フランス語などのように、発音区別符号がついたアルファベットがたくさんある言語と比べて、文字レベルでも(恐ろしいほど)単純だ、ということもしばしば挙げられる。
- ^ a b c 屋名池 (2005 p.71)
- ^ ここでいう「語」はアクセント単位や最小呼気段落にほぼ相当する。
- ^ 精選版 日本国語大辞典『富樫広蔭』 - コトバンク
活用形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 02:02 UTC 版)
上記の語幹には、下記のようにそれぞれ活用語尾が付いて活用形を成す。下の表には各活用語尾と、例として一A類の「書く」、一B類の「取る」、二類の「見る」の語形を示す。 本部町瀬底方言の動詞の活用語尾 志向形未然形条件形1条件形2命令形1命令形2連体形1連用形条件形3終止形連体形2du係結形ga係結形禁止形準体形接続形語幹基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹活用語尾/aa/ /a/ /i/ /ee/ /i/ /ee/ /u/ /i/ /ra/ /N/ /N/ /ru/ /ra/ ○ ○ /i/ 書くhakaː haka haki hakeː haki hakeː haku haki hakura hakun hakun hakuru hakura haku haku hatʃi 取るturaː tura turi tureː turi tureː turu tui tuira tuin tuin tuiru tuira tui tui tuti 見るmiraː mira miri mireː miri mireː miru miː miːra miːn miːn miːru miːra miː miː mitʃi 主な接続形式 ba(条件) jo(よ) ba 体言 na 瀬底方言には、上記以外の活用をする動詞として、ʔjuːn(言う)、keːn(食う)、suːn(する)、kuːn(来る)がある。 志向形語尾は-aːが普通だが、-anとなる場合もある。 未然形には、n(否定)、sun(-せる)、riːn(-れる)、ba(条件)が接続する。 連体形1には、gariː(-まで)、haːdʒi(-の度に)などが付く。また、nuːga(なぜ)の結びとしても使われる。 連用形には、buʃeːn(-たい)、nʃeːn(-なさる)、bakeː(-ばかり)、n(-も)などが付く。 連体形2の語尾はnとなるのが普通だが、nuやruとなる場合もある。 準体形には、mi(か。尋ね)、sa(さ)、ʃi(の)、gaja(-かしら)などが付く。 派生語幹からは、上記の他にhakutan(書いていた。継続過去)、hakuteːn(書いていたに違いない。継続結果過去)のような形式も形成される。また一B類や二類の派生語幹末尾のiの代わりにjuが現われる場合もある。例えば終止形はtujun(取る)、mijun(見る)、du係結形はtujuru、mijuruなどである。 接続形からは、さらにhatʃiːn(書いている。持続)、hatʃan(書いた。過去/完了)、hatʃen(書いてある。結果過去)のような形式も形成される。
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活用形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 06:40 UTC 版)
4種類の語幹に、それぞれ活用語尾が付いて活用形を成す。活用形ごとに、結びつく語幹と活用語尾が決まっている。その組み合わせは下表の通りである。 志戸桶方言の活用形分類語例基本語幹連用語幹派生語幹音便語幹語幹活用語尾語幹活用語尾語幹活用語尾語幹活用語尾志向形 未然形 条件形 命令形 禁止形 連用形 終止形1 終止形2 連体形 準体形 接続形 一類書くkakoː/a a ɪ ɪ u(na) kaki kakjui ɴ ɴ ○ katɕi 取るturoː/a a i i ※ tui tujui ɴ ɴ ○ tuti 二類見るmiroː/a a i i ※ mii mijui ɴ ɴ ○ mitɕi 蹴るçɪroː/a a i i ※ çɪɪ çɪjui ɴ ɴ ○ çɪti 三類落ちるkʔaɴtiroː/a a i i ※ kʔaɴti kʔaɴtijui ɴ ɴ ○ kʔaɴtiti 受けるʔukɪroː/a a i i ※ ʔukɪ ʔukɪjui ɴ ɴ ○ ʔukɪti 四類居るwuroː/a a i i ※ wui wui ɴ ɴ/iɴ ○ wuti wujui ɴ ※基本語幹の末尾がrになる動詞では、禁止形はrがɴに変わる。例えばtuɴna(取るな)、miɴna(見るな)など。 上記以外の活用をする動詞として、suɴ(する)、kjuːɴ(来る)がある。 未然形には、ɴ(否定)、suɴ(-せる)、riɴ(-れる)、ba(-ば)が付く。例えば、kakaɴ(書かない)、waraːwariɴ(笑われる)など。 連用形には、tui busa(取りたい)、kaki jassaɴ(書きやすい)、kaki ɴnja ʔikjuɴ(書きに行く)のような用法がある。 連体形は、表に示したkakjuɴ(書く)、mijuɴ(見る)、ʔukɪjuɴ(受ける)などのほかに、kakiːɴ、miːɴ、ʔukɪiɴのような形式も現れる。 準体形には、mɪ(か。尋ね)やsu(の。準体助詞)が付く。例えばda ŋa tuju mɪ(君が取るか)、ssa tuju su na(草を取るのか)など。 接続形は、「書いて」「見て」のような意味を表すほか、「書いた」「した」のような過去の意味を表す場合がある。また、接続形にwuɴが付いて「-ている」、ʔaɴが付いて「-た」「-てある」の意味を表す派生形式が生じている。それぞれの活用形の一部を表に示す。 連用形終止形1終止形2連体形書いているkatɕiui katɕuːi katɕuːɴ katɕiuɴ 書いたkatɕai katɕai katɕaɴ katɕaɴ 書いてあるkatɕiai katɕeːi katɕeːɴ katɕeːɴ
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活用形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 09:10 UTC 版)
朝鮮語の活用は用言(動詞・形容詞)と叙述格助詞(名詞述語文を作るコピュラ。日本の朝鮮語学では指定詞などと呼ばれる)にある。活用によってできた語形を活用形と呼び、活用形は文が言い切れる形か、そうでないかで終結形と非終結形に分けられている(日本の6活用形のような語幹直後の音声的な形態によっては細分されない。文法的意味を表す部分までを含めて語形と考えている)。非終結形は節を構成したり連用接続したりするのであるが、その機能によりさらに連結形と転成形に分けられる。連結形は並列節や従属節をつくって主節につなげたり、補助用言に連なる形を分類し、転成形は名詞節や修飾節を作る形を分類している。また活用形は語の意味を表す独立形態素である語幹と文法的関係を表す拘束形態素の語尾によって構成されており、語尾は語を完成させる語末語尾と語末語尾を後続させなければ語を完成できない先語末語尾に分類される。なお文法的意味や語形態は語尾や補助用言を分類することによって説明される。 もし日本の活用形をこのような分類に入れるならば、終止形と命令形は終結形、仮定形は連結形、連体形は転成形、連用形は連結形か転成形に分類されることになるだろう。 また学校文法では語幹に-다{-da}をつけた語形態を、活用形とは区別される基本形としており、ほとんどの国語辞典がこれに従って項目を立てている。
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活用形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:53 UTC 版)
各語幹に様々な接辞が付いて活用形が構成される。以下に那覇方言の各活用形の語形と用法を述べる。 未然形 基本語幹+a。単独で意志・勧誘を表す(これを志向形とも言う)。また、N(否定)、riiN(可能・受身)、raN(不可能)、suN(使役)、simiiN(使役)、a・wa(仮定条件)などの接辞が付く。(例)kaka(書こう)、mataN(待たない)、cikariiN(聞こえる)、ʔwiigasuN(泳がせる)、ʔikaa(行けば)、kakawa(書けば)。 条件形1 基本語幹+ee。単独で条件を表す。未然形を使った仮定条件と違って既定条件を表し、文脈によって「〜なら」とも「〜ので」とも訳せる。 命令形1 基本語幹+i。単独で命令を表す。 命令形2 基本語幹+ee。同じく命令を表す。 連体形1 基本語幹+u。na(な。禁止)、ka(まで)、kazirii(まで・かぎり)などが付く。 連用形 連用語幹+i。ただし第2-2種動詞ではiが付かない(iiiを避けるため)。ga(〜しに)、ciroo(〜しそう)、uusuN(〜できる)、busaN(〜したい)、miseeN(〜しなさる)などが付く。 丁寧形 連用語幹+(j)abiiN/ibiiN。第1種動詞では連用語幹+abiiN、第2種動詞と第2-2種動詞では頭語幹+jabiiN、第3種動詞では頭語幹+jabiiNまたは頭語幹+ibiiNとなる。日本語の「〜ます」にあたる。 終止形(現在形) 派生語幹+N。終止形(現在形)は、未来や、特定の時間に限定されない行為を表すほかに、現在のことを表す点が日本語と異なる。すなわち、日本語で「新聞を読んでいる」と言うところを、現在形で表す。沖縄語の現在形は元々「をり」を含んでいる形であり、西日本方言で進行アスペクトを表す「連用形+よる(をり)」との関係が考えられる。 なお、第2種動詞の終止形語尾をiNではなくjuNとしている辞書等もある。iNはjuNの慣用形だが、20世紀後半にはjuNは高齢層で稀に聞かれるだけとなり、ほぼiNに統一された。かつての首里方言ではjuN・iN並存だった。 連体形2 派生語幹+ru。後に名詞が続くほか、baa(〜時)、hazi(〜はず)などの語が付く。また、強調の助詞ru(ぞ)に呼応して係り結びをつくる。 未然形2(ga係り結び形) 派生語幹+ra。疑問の助詞ga(か)に呼応して係り結びをつくる。 条件形2 派生語幹+raa。「〜なら」という条件を表す。 準連体形 派生語幹のみの形。si(の=準体言)、siga(〜のだが)、sa(よ)、gutu(理由)、ga(疑問)、mi・i(たずね)などが付く。 過去進行形 派生語幹+taN。過去における動作の進行を表す。「〜していた」。 過去進行中止形 派生語幹+ti。疑問の助詞iが付いて、過去における動作進行に対する疑問を表す。「〜していたか」。 過去進行推量形 派生語幹+teeN。過去における確実な動作進行の推量を表す。「〜していただろう」。 接続形 音便語幹+i。「〜して」の意味を表す。 過去形 音便語幹+aN。過去を表す。「〜した」。 完了形(確証過去形) 音便語幹+eeN。ある動作・行為の結果が現在残っていて、過去に確かにそれが行なわれたことを表す。「(今までに)きっと〜している」「〜したに違いない」「〜してある」などと訳される。 継続形 音便語幹+ooN。動作の結果あるいは継続進行を表す。「〜している」などと訳される。 過去進行形、過去進行推量形、過去形、完了形、継続形は、それ自体がさらに活用をする。これらの活用形語尾のNは終止形語尾であり、この部分を付け替えることで連体形、係結形、条件形、準連体形などに変わる。例えば過去(終止)形kacaN(書いた)は、過去連体形kacaru(書いた…)、過去条件形kacaraa(書いたなら)のように変化する。
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活用形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 08:05 UTC 版)
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活用形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 08:05 UTC 版)
秋田方言では基本形しかないと考えることもできるが、ここでは便宜的に共通語の各活用形に相当する秋田方言の形を「高い」を例にして説明する。
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