親称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 08:17 UTC 版)
親称(しんしょう)は、二人称代名詞を相手との距離感や上下関係で使い分ける言語において、主に親しい相手や目下・同格の相手に対して使う二人称代名詞を言う。西欧の言語では、主に親しい人や同年代の人、子供、キリスト教における神などに対して用いられる[1]。一方で、日本語では敬語の起源において、敬うべき遠い存在である神に対して、逆に敬語を用いてきた[2]。
- ^ 苅部恒徳「親称の"Thou"と敬称の"You" : 英語における2人称代名詞の歴史について」『新潟大学英文学会誌』第28巻、新潟大学英文学会、1999年8月、1-15頁、NAID 110000299961。
- ^ 尾鼻靖子、YasukoObana「現代日本語における敬語の起源の形跡」『言語と文化』第21号、2018年3月、45-60頁、NAID 120006462552。
- ^ a b 正宗美根子「日本語におけるウチ ソトの使い分けと呼称について」『北陸大学紀要』第20巻、1996年、141-146頁、NAID 110006556383。
- ^ 藤巻謙一 『改訂版まるごとエスペラント文法』日本エスペラント協会、2012年、123頁。ISBN 978-4-88887-072-6。
- 1 親称とは
- 2 親称の概要
親称と同じ種類の言葉
- >> 「親称」を含む用語の索引
- 親称のページへのリンク