二類(乙類)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/04 16:29 UTC 版)
一類に欠けた「春はあけぼの」から「あぢきなきもの」までが一類の上巻(「心ちよげなるもの」以降)と合本になっているため、上巻のみが中・下巻と比して分量が厚くなっているのが特徴。一類に欠けた「受領は」(大系174段)の段を有するのを始め、能因本や類纂形態の堺本を参酌して本文を校合した形跡が認められる。 弥富破摩雄氏旧蔵本 大東急記念文庫所蔵。新編日本古典文学全集(松尾聰・永井和子校註、1997年刊)で一類に欠けた部分の底本。 尊経閣文庫所蔵本 前田家所蔵(類纂形態の前田本とは別)。元は三巻であったものを五巻に改綴している。新潮日本古典集成で一類に欠けた部分の底本。 内閣文庫所蔵本 新日本古典文学大系(渡辺実校註、1991年刊)で一類に欠けた部分の底本。 勧修寺家旧蔵本 伊達家旧蔵本 刈谷市中央図書館所蔵本 古梓堂文庫所蔵本 中邨秋香氏旧蔵本
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