こやとは? わかりやすく解説

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こ‐や【小屋】

読み方:こや

小さくて粗末な建物。仮に建てた簡単な造り小さな建物。「掘っ建て—」

雑物家畜入れておく簡単な建物。「物置—」「うさぎ—」

《もと仮設粗末な建物であったころから芝居見世物などの興行をするための建物。「—を掛ける」「見せ物—」

平安時代京都大路設けられた、衛府役人などが夜回りにあたるときの詰め所

江戸時代城中または藩主藩邸にあった下級藩士住居

家の天井屋根の間の部分


こや【昆陽】

読み方:こや

兵庫県伊丹市内の古い地名行基築造したと伝え昆陽池また、その創建伝え昆陽寺がある。[歌枕

「あしのかくれてすめば難波女の—は夏こそ涼しかりけれ」〈曽丹集


こ‐や【蚕屋】

読み方:こや

を飼うための家や部屋蚕室飼い屋。《 春》


こや

  1. こやてか」の略にて頭部を云ふ。転じて夫(をつと)を云ふ。
  2. 劇場映画館等。「こやかん」ともいう。②「こやてか」の略で「頭部」をいう。転じて夫のことをいう。

こや

  1. 夫。〔第二類 人物風俗

こや


ごや

読み方:こや

  1. 汽車又ハ電車内掏摸。〔第三類 犯罪行為
  2. 汽車電車内掏摸犯を云ふ。

小屋

読み方:こや

  1. 芝居をする建物即ち今で云へば劇場のこと。〔歌舞伎
  2. 劇場のこと。小屋掛けをして芝居演じたことから始つた。
  3. 劇場映画館。〔掏摸
  4. 劇場演芸場芝居小屋省略。〔盗〕
  5. 興行に使う建造物総称で、昔仮設小屋で芝居をしたのに始まる。

分類 掏摸歌舞伎、盗/犯罪芸能

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古屋

名字 読み方
古屋こや(ふるや)
小屋こや
名字辞典では、珍しい名字を中心に扱っているため、一般的な名字の読み方とは異なる場合がございます。

木屋

読み方
木屋こや

古矢

読み方
古矢こや

小屋

読み方
小屋こや

呉屋

読み方
呉屋こや

古屋

読み方
古屋こや

桂川てや

(こや から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/20 03:45 UTC 版)

桂川 てや(かつらがわ てや、文政12年〈1829年〉 - 天保15年5月10日1844年6月25日〉)は、江戸幕府11代将軍徳川家斉御台所であった広大院御中﨟。「蘭学の家」として知られる桂川家の出身。書籍によってはこやと記されることもある。

生涯

桂川家6代目当主である奥医師桂川甫賢の長女[1]

天保11年(1840年)、12歳で女中見習いとして大奥に入り、次いで呉服の間(裁縫方)となる[1]。大奥入りは大奥御年寄・花町の強い勧めであり、花町の部屋子となっている。

天保12年(1841年)には御台所・広大院付きの御中﨟となる[1]。大奥入りから1年余りでの出世は異例のものであった[1]

天保15年5月10日1844年6月25日[1]江戸城本丸の大奥長局から出火した火事は、奥女中数百人が焼死する大惨事となった。この際に花町が取り残され、てやは花町を救出するために火中に引き返して焼死した[2]。享年16。

姪の今泉みねが聞き伝えた話によれば、先に助け出された広大院の「花町は無事か、見てまいれ」との命を受け、てやは炎上中の局に戻ったが花町は見つからず、さりとて主人に「お見えになりませぬ」と復命するわけにもいかず、手燭を持ったまま火中に入っていったという[3]

その死に様から後に「大奥女中の鑑」と讃えられ、このことは天璋院にも伝わったという。将軍家からは異例ながら「恵光院殿」という高位の戒名を送られた[4]

この火災では、てやに仕える侍女2人もまた焼死している[5]。てやと侍女2人は、芝二本榎上行寺の桂川家墓地に葬られ、大小3つの墓石は今泉みねによる『名ごりの夢』口述時点(1930年代)にも存在していた[5]。上行寺が第二次世界大戦後神奈川県伊勢原市に移転したのに伴い、てやの墓地も同所に移転している[4]

家族

兄に桂川甫周(7代目)、弟に桂川甫策(8代目)、藤沢次謙(幕府陸軍副総裁)がいる。

姪(甫周の娘)に、『名ごりの夢』を口述した今泉みねがいる。みねが生まれたのは安政2年(1855年)であるが、てやの話を周囲からよく聴かされており、てやを「御殿のおばさま」と呼びならわしていた。『名ごりの夢』には、生前のてやの様子や、てやの死について聞き伝えられたことが語られ、また甫賢夫妻が当時を書き残した「堕涙日記」の一部が引用されている。かねてより長患いをしていた甫賢は、てやの死により力を落とし、半年後に亡くなった[6]

脚注

  1. ^ a b c d e 「関係人物略伝」『名ごりの夢―蘭医桂川家に生れて』(平凡社東洋文庫)p.252
  2. ^ 桂川てや”. デジタル版 日本人名大辞典+Plus(コトバンク所収). 2014年4月3日閲覧。
  3. ^ 「御殿のおばさま」『名ごりの夢―蘭医桂川家に生れて』(平凡社東洋文庫)pp.66-67
  4. ^ a b 大奥の秘密 ~“出世の花道”を生きた女たち~”. 歴史秘話ヒストリア. 日本放送協会. 2014年4月3日閲覧。
  5. ^ a b 「御殿のおばさま」『名ごりの夢―蘭医桂川家に生れて』(平凡社東洋文庫)pp.67-68
  6. ^ 「御殿のおばさま」『名ごりの夢―蘭医桂川家に生れて』(平凡社東洋文庫)p.68

桂川てや が登場する作品

  • 穂高健一『妻女たちの幕末』―大奥の最高権力者 姉小路の実像―(南々社、2023年)

参考文献

外部リンク


こや

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 03:44 UTC 版)

名詞

こや 

  1. 小さな家。
  2. 家畜などを入れておく小さな建物
  3. 芝居などを催すための建物
  4. 平安時代の、衛府役人詰め所
  5. 江戸時代の、城中藩士の家にあった下級藩士住居
  6. 天井屋根

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