江戸城とは?

江戸城

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 01:10 UTC 版)

江戸城(えどじょう)は、武蔵国豊嶋郡江戸(現在の東京都千代田区千代田)にあった日本の城である。江城(こうじょう)および千代田城(ちよだじょう)が別名として知られているが、江戸時代に広く一般に用いられたのは「江城」であったという。




注釈

  1. ^ ただし、歴史学者・山田邦明は、江戸城のあった地域は古代には荏原郡桜田の一部で、豊島郡江戸とは別の地域であり、江戸氏の館は当時の江戸の中心であった平川(日本橋川の前身)の流域にあったとする。山田は館の所在地を現在の水道橋付近に推定する[4][5]
  2. ^ 今の梅林坂に当たる。社は江戸時代に城外の平河門外、次いで麹町に移されて平河天満宮となった。
  3. ^ このため旧暦の8月1日(八朔)は、江戸時代を通じて祝われることになる。なお、家康の家臣である松平家忠の日記(『家忠日記』)によれば、実際の入城日は7月18日であったという[6]
  4. ^ 従来、徳川家康入部前の江戸が寂れていて寒村のようであったとされてきたが、実際には荒川や入間川などの関東平野一帯の河川物流と東京湾の湾内物流の結節点としてある程度は栄えていたとされる。また、なんらかの戦略的・経済的な価値がなければ、徳川氏もそこを本拠に選ばなかったはずである。また、柴裕之は小田原攻め中に秀吉が江戸城に自らの御座所を設ける構想を示したとする文書(『富岡文書』)の存在を指摘し、秀吉が関東・奥羽統治の拠点として江戸城を高く評価していたとする指摘をしている[7]
  5. ^ この石船を運ぶ際、暴風雨によって数百隻の船が沈んだとされる。
  6. ^ 改易されるまでは里見氏の屋敷も残っていた。
  7. ^ なお宮上案に従えば、三代の天守は壁面・瓦の材質・破風の配置などを除けば、基本的に同じ規模・構造をしていた。
  8. ^ 多大な支出ばかりが嵩んでいた幕府財政の「近年中のさらなる悪化・破綻が予想された」ためとの説がある。
  9. ^ その名残として、天守曲輪に当たる御休息(数寄屋、富士見)多聞櫓の北側から石室(西側二重櫓跡)までの本丸の石垣は現在も他より一段高くなっている。
  10. ^ 7重・9重には「何段にも重なる」という意味もあるので、5重の可能性が高い。
  11. ^ ただし金澤案は『愚子見記』の、三浦案は『愚子見記』『当代記』双方の記述内容に矛盾する。
  12. ^ 後に二ノ丸東照宮として移転。また、『津軽家古図』には最上階上々段に東照宮があったと記載されている。
  13. ^ 櫓の数や規模は時期により異なるので、これは一例である。
  14. ^ 御殿の門なども含んだ数。主要な門57棟の内、櫓門は45棟。更に枡形を構成しているのはおよそ39棟。
  15. ^ 現在の同心番所は門の中に移転している。

出典

  1. ^ 竹内 2003 [要ページ番号]。※異説あり。
  2. ^ 伴 1974 [要ページ番号]
  3. ^ 小学館日本大百科全書(ニッポニカ)』、講談社『日本の城がわかる事典』. “江戸城”. コトバンク. 2019年10月12日閲覧。
  4. ^ 山田 2003 [要ページ番号]
  5. ^ 山田 2014 [要ページ番号]
  6. ^ 柴 2017, p. 191.
  7. ^ 柴 2017, p. 193.
  8. ^ 江戸城天守 天高く 高さ58.63メートル、攻撃装置ない太平の象徴」『東京新聞 朝刊』中日新聞東京本社、2015年11月4日。2015年12月19日閲覧。オリジナルの2015-12-09時点におけるアーカイブ。
  9. ^ 中江 2010, p. 159.
  10. ^ 第36回「江戸城にお能を見に行く!」展「千代田之御表」”. 公式ウェブサイト. 東京都立図書館. 2009年11月24日閲覧。
  11. ^ 明治天皇の住まい「皇城」図発見”. ロイター (2019年8月21日). 2019年8月21日閲覧。 [リンク切れ]
  12. ^ a b 学研 1995 [出典無効]
  13. ^ 盛況・好評裡に終了!「江戸城寛永度天守『復元図』完成報告会」 江戸城再建を目指す会 2010年6月17日。[リンク切れ]
  14. ^ 江戸城御本丸御天守1/100建地割”. 公式ウェブサイト. 東京都立図書館. 2019年10月12日閲覧。
  15. ^ 読売新聞 2017年2月9日 1面掲載。
  16. ^ NHK NEWS WEB 徳川家康が築城の江戸城 当時の構造描いた絵図 発見 [リンク切れ]


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