いし‐おとし【石落(と)し】
石落とし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/01 23:52 UTC 版)
石落とし(いしおとし)は、日本の城に設置された防御用開口部のこと。下方に開口し、おもに真下方向にいる標的を攻撃する用途で使われる。「塵落とし」(ちりおとし)ともいう。ヨーロッパの城においても、同様の装備がある。
- ^ 加藤理文編『別冊歴史読本 城の見方・歩き方』新人物往来社 2002年
- ^ 三浦正幸監修 広島大学文化財学研究室編『すぐわかる 日本の城』東京美術 2009年
- ^ 西ヶ谷恭弘編著『城郭の見方・調べ方ハンドブック』東京堂出版 2008年
- ^ a b c マルコム・ヒスロップ Dr. Malcolm Hislop 著 『歴史的古城を読み解く』(桑平幸子訳) ISBN 978-4-88282-912-6
- ^ 1397年に木造の張り出し歩廊を指す語として「足場」が使用されていたのは確認されている、13世紀後半には「トーナメント観戦客用の高座」の使用が確認されている
- ^ 紅山雪夫.ヨーロッパものしり紀行 城と中世都市編.P117.
- ^ a b J・E・カウフマン、H・W・カウフマン共著 中島智章訳『中世ヨーロッパの城塞』マール社 2012年
石落とし
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/07 15:45 UTC 版)
石落としは攻城戦に攻城軍が接近した場合に、門・櫓・天守などに設けてある隙間から直下の敵に向けて攻撃を行う防御施設。石落としの幅は8寸とされ、福知山城では大天守の虎口の上、大・小天守の2階の隅に設置されており、1階が1ヵ所、2階が9ヵ所、計10ヵ所になる。2階の石落としは1階の張り出した屋根で隠されている。
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