石垣の積み方
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石垣の積み方(いしがきのつみかた)では、主に戦国時代以降の日本の寺院、城郭の建築技術である石垣の工法と種類について解説する。
- ^ a b c d e f g h 三浦正幸『城のつくり方図典』小学館、2005年。
- ^ a b c d e f 西ヶ谷恭弘編、阿部和彦ほか著『城郭の見方・調べ方ハンドブック』東京堂出版、2008年。
- ^ 田附楠人『兵庫県 JR西日本播但線に於ける「人造石」に関する調査研究』道具学会道具学論集第12号、2005年。
- ^ 山本廣次 1986年「日本土木史研究発表会論文集6巻・東海のコンクリートの歴史」
- ^ 阪神・淡路大震災で800ガル以上、東日本大震災で2000ガル以上とみられている。
- ^ ハザマ、関西大学/実物大石垣で震動実験/伝統的技法に想定以上の耐震性:日刊建設工業新聞(2008年11月19日)
- ^ 実物大の石垣で初の振動実験、中越沖地震規模では変状見られず:ケンプラッツ土木(2008年11月25日)
- ^ 地震後に石垣はどう変形するか!ハザマと関西大学が評価手法を開発:ケンプラッツ建設IT(2008年3月18日)
- ^ ハザマと関西大、城郭石垣の地震時の安定性を実物大模型実験で検証:日経BP(2008年11月19日)
- ^ 「実物大石垣の大型震動実験を実施」
- ^ 歩道沿い石垣採用 コンクリ強度 上回る
- ^ 城郭における全国唯一の球面石垣~鳥取とっとり城跡じょうあと天球てんきゅう丸まる『巻まき石垣いしがき』~
- ^ 城郭における全国唯一の球面石垣~鳥取城跡天球丸『巻石垣』~
- ^ 史跡鳥取城跡天球丸「巻石垣」の復元について
- ^ 鳥取城(因幡国/鳥取県) 天球丸巻石垣
- 1 石垣の積み方とは
- 2 石垣の積み方の概要
- 3 脚注
石垣の積み方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 16:44 UTC 版)
近世城郭の石垣には、切り込みハギ、打ち込みハギ、野面積の3通りがある。ハギは「接」とも書き、「石と石を接合させる方法」という意味である。これら3つの分類は江戸時代中期の儒学者、荻生徂徠が1727年(享保十二年)に著した軍学書『鈐録』において使用されたのが始まりとされる。 野面積み 自然石や、粗割り石を加工せずにそのまま積み上げる方法で、見た目は雑な感じになる。自然石や粗割り石は形やサイズがそろわないので、間詰め石という小さめの石を間に入れて隙間をなくしたり、かみ合わせを調整する。穴太衆など専門集団が存在した。 打ち込みハギ 粗割り石の接合部を加工・調整して隙間ができにくいように積み上げる方法。ただし、隙間を完全になくすことはできないので、野面積みと同様、間詰め石を入れることが多い。 切り込みハギ 石を四角く加工してブロックのように積み上げる方法で、見た目は非常に整然とする。隙間をなくすため、板のように薄く加工した間詰め石を入れることもある。 詳細は「石垣の積み方」を参照
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