扁額
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/12/31 01:11 UTC 版)
扁額(へんがく、満洲語:ᡳᠯᡝᡨᡠ᠋ᠯᡝᡥᡝᠨ, iletulehen)は、建物の内外や門・鳥居などの高い位置に掲出される額(がく)、看板であり、書かれている文字はその建物や寺社名であることが多いが、建物にかける創立者の思いなどを記すことがある。扁額は神社、寺院、城門、茶室などの伝統建築のみでなく、学校、体育館、トンネルなどの近代建築においても掲げられる[1] [2]。特に神社に掲げられている額を「神額」(または「社額」)、寺院に掲げられている額を「寺額」(または「山号額」)という。扁額の文字は著名人が揮毫することがあり、扁額そのものが書跡としての文化財の扱いを受けることがある[3]。扁額は奉納したものが掲げられることがあり、特に区別して奉納額ということもある[4]。
扁額は中国に由来し[5]、日本、ベトナム、韓国などでも見られる。清朝では、複数の言語が表記されたものも作られた。図案(意匠)としては神職であった氏族や家(いえ)が家紋として用いることがあるほか、小出氏の使用した紋として有名である。
著名な扁額
扁額のために著名になり、あるいは通称がついた建造物がある。
- 首里城の城門の1つである守礼門は、古来の名称は「首里門」、愛称は「上の綾門」(いいのあやじょう)である[6]が、扁額に「守禮之邦」とあることから、門自体がこのように通称される。
- 筥崎宮の楼門は、扁額に「敵国降伏」とあることから「伏敵門」とも通称される[7]。この扁額の切手については筥崎宮#筥崎宮の勅額切手を参照。
脚注
- ^ “疏水に点在する石の額〈扁額〉とは?”. 琵琶湖疏水. 京阪電気鉄道. 2025年12月31日閲覧。
- ^ 村田幸雄 (2018年). “トンネル扁額で巡る大阪の鉄道史” (PDF). なにわなんでも大阪検定. 大阪商工会議所. 2025年12月31日閲覧。
- ^ 小牧市指定有形文化財・小牧小学校の扁額 (身体健康精神活溌)
- ^ 天照御祖神社奉納額三面 俳句扁額・和歌扁額・狂歌扁額
- ^ 扁額作り 台東区ホームページ
- ^ 首里城・正殿への道・守礼門(国立沖縄公園公式サイト)
- ^ 境内のご案内 筥崎宮(箱崎宮)
関連項目
外部リンク
扁額
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 06:09 UTC 版)
熱海側の坑門上部には、開通時の鉄道大臣内田信也揮毫の銅製「丹那隧道」扁額が中央にあり、左に2578、右に2594という数字も掲げられている。2つの数字は着工と開通の年の皇紀を表す。
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