切妻屋根とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 建設 > 家屋 > 屋根 > 切妻屋根の意味・解説 

きりづま‐やね【切妻屋根】

読み方:きりづまやね

大棟(おおむね)から両側に葺(ふ)きおろす形式屋根古代には真屋(まや)と称され寄せ棟屋根よりも格が上とされた。→寄せ棟造り

切妻屋根の画像

切妻屋根(きりづま やね)

二つ傾斜面からなる屋根で、単純な屋根であるので雨漏りの心配も少なく住宅では切妻屋根が多い。平面長手方向に棟をもってくるのが一般的であるが、短手方向に棟をもってくると大屋根となる。


切妻屋根

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/06 03:38 UTC 版)

切妻屋根

切妻屋根きりづまやね: gable roof)は、屋根形状の一種。最も単純な形式の屋根である[1]。単に切妻とも称される。

特徴

シンプルな形状だがに強く、世界的にみられる[1]

屋根の最頂部のから地上に向かい、2つの傾斜面がを伏せたような山形の形状をしており、片流れの屋根にするよりも建物の高さを低く抑えた安定した外観となる[1]

建築物の平面形状が四角形の場合は2面だけで屋根が構成されるため、ローコストで雨漏りの心配が少ない形状といえる[2][3]。また、豪雪地帯においては、屋根の上に雪が積もりにくいため、雪の重量による倒壊の危険が小さいという利点も併せ持つ[2]

応用

差し掛け屋根
切妻屋根は軒を深くとると中心への採光が難しくなるため、切妻の2面の屋根をずらした形状の差し掛け屋根が用いられる[1]。棟をずらして高低を付け、採光のためのハイサイドライトを設置する[4]
越屋根
切妻屋根の棟の上部にさらに小さな小屋を設け、そこから採光や換気を行えるようにした屋根[4]
招き屋根
立地に合わせて気積を最大限に得られるよう、切妻屋根の葺きの長さに違いを設けて非対称にした屋根[4]

参考文献

  • 建築知識編 編『最もくわしい屋根・小屋組の図鑑』エクスナレッジ、2017年。ISBN 9784767822907 

出典

  1. ^ a b c d 建築知識編 2017, p. 10.
  2. ^ a b バカンスにぴったり! 景色を独り占めできるガラスのコテージ Pouch[リンク切れ]
  3. ^ 屋根は種類で費用が変わる!形による特徴とローコスト設計について 注文HOUSE
  4. ^ a b c 建築知識編 2017, p. 11.

関連項目

外部リンク


「切妻屋根」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



切妻屋根と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「切妻屋根」の関連用語

切妻屋根のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



切妻屋根のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
愛知県陶器瓦工業組合愛知県陶器瓦工業組合
Copyright (C) 2025 愛知県陶器瓦工業組合 All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの切妻屋根 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS