京間とは? わかりやすく解説

きょう‐ま〔キヤウ‐〕【京間】

読み方:きょうま

近畿地方で主に行われた建築における柱間(はしらま)の基準寸法柱間の6尺5寸(約1.97メートル)を1間(けん)とする。大間(おおま)。

日本住宅で、畳の大きさを6尺3寸(約1.90メートル)と3尺1寸5分(約0.95メートル)を基準とする造り方。→田舎間(いなかま)


きょうま 京間

関西方面行われている木造建築間取りにおける基準寸法取り方。 1間を6尺3寸(=約1.909m:中京間)または6尺5寸(=1.970m:本京間) とする柱割基準とするものと、畳の寸法を6尺3寸×31.5寸と固定し、 畳割によって柱心寸法変化するものとがある。 京間に対して関東行われている間取りを「江戸間」 あるいは「田舎間」と呼ぶ。

京間

読み方:キョウマ(kyouma)

関西地方尺度


京間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/05 10:09 UTC 版)

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京間(きょうま)とは、建築における寸法基準の1つ。1間=6尺5寸(曲尺)、もしくは畳の寸法を6尺3寸×3尺1寸5分としたもの。京都を中心とした西日本で広く用いられた。

由来は定かではないが、室町時代までは様々な寸法が用いられており、統一性は無かった。桃山時代の頃に畳や建具の互換性を確保するために考え出されたと言われており、慶長13年(1608年)、江戸幕府の作事方・平内正信によって書かれた『匠明』が「京間」の語の初出とされている。

建築資材の規格化に伴い、次第に普及していったが、関東地方では慶安年間に江戸間(田舎間[1])が、次いで[要出典]東海地方では中京間が考案され、地域によって規格の差異が生じた。更に、戦後に入り、鉄筋コンクリート構造集合住宅で畳が用いられるようになると団地間が登場し、畳の寸法は多様化した。

参考文献

注釈

  1. ^ 当時は文化の中心は関西(とくに王都である京都)にあり、政権所在地とはいえ関東地方の中でも新興地の江戸は京都から見て「田舎」とされていた。したがって、この「田舎間」と言う言葉は主に関西で用いられており、全国的には「江戸間」が使用されている。

関連項目


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